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ビットコイン、米中間選挙後の株高で8万ドル台を回復|民主党が上下院を奪還、イラン停戦期待で原油急落

2026年11月5日 08:44  Arai Yu

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ビットコイン(BTC)は11月5日午前8時時点で8万725ドルと、前日同時刻から3.66%高です。24時間高値は5日0時20分の8万1196ドル、24時間安値は4日12時10分の7万5736ドルで、値幅は7.01%に広がりました。

米中間選挙で民主党が上下院を奪還し、開票が進んだ4日昼にBTCは7週ぶりの安値まで下げました。その後、米国市場で株高と原油安が進むと買い戻され、8万ドル台を回復しています。

本日は21時に英中銀の政策金利、22時30分に米新規失業保険申請件数が発表されます。6日22時30分には10月の米雇用統計が控えています。

値動きの振り返り

BTC/USDT 30分足チャート

BTCは4日8〜11時台に7万7984ドルから7万6154ドルへ下げ、12時台は出来高1767BTCを伴って12時10分に24時間安値7万5736ドルをつけました。50週線7万5653ドルの手前で下げ止まり、13時台から持ち直しています。

19〜20時台に7万8718ドルまで戻したあと、米国市場が開いた23時台は出来高1857BTCを伴って7万9666ドルまで上げました。0時台の出来高は3942BTCと24時間で最も多く、23時台の2.1倍です。0時20分に8万1196ドルをつけ、8万ドルを上抜けました。

1時台以降は7万9952〜8万962ドルで推移し、4時台と5時台はいずれも7万9900ドル台で下げ止まりました。8時は8万725ドルです。24時間の出来高は2万1973BTCと前日の約1.7倍で、ETHは6.24%高、XRPは2.40%高、SOLは2.65%高でした。

相場を動かした背景

米中間選挙で民主党が上下院を奪還、株高と原油安でビットコインは8万ドル台を回復

民主党は上院で7議席、下院で25議席を奪い、上下院を奪還したと報じられました。開票が進んだ4日昼にはナスダック100先物とともにBTCも売られ、12時10分に7週ぶりの安値7万5736ドルをつけています。ただ、投票の締め切り後の下げは、オプション市場が織り込んでいた約1.8%の範囲に近いとの指摘もありました。

23時30分に米国市場が開くと株が急伸し、ダウ平均は1569ドル高(3.03%高)、S&P500は1.58%高で引けました。イランのガリバフ国会議長が米国の有権者は「戦争にノーと言った」と投稿したと報じられ、WTI原油は96.71ドルから88.36ドルへ急落、米10年債利回りは4.89%に下がっています。BTCは株高に合わせて23時40分に7万9457ドル、0時20分に8万1196ドルまで上げ、民主党の勝利を受けた株高とともに8万ドル台を回復しました。0時発表のISM非製造業景況指数は54.5と予想の54.8をわずかに下回りました。

一方、半導体株指数は3.13%安で、AIデータセンターへの規制強化を懸念した売りが出たと報じられました。暗号資産では、法案を後押ししてきた業界の政治資金団体が支援した候補がオハイオ州で敗れ、クラリティ法案には逆風との見方が出ています。トランプ関連のTRUMPトークンは17%安と報じられた一方、ストラテジーは5.09%高、コインベースは4.16%高でした。

ビットコイン(BTC)テクニカル分析

週足では、9時に確定する今週の足が始値7万8354ドル、高値8万1196ドル、安値7万5736ドルで、8万725ドルと陽線で推移しています。安値は50週線7万5653ドルの手前で止まりました。価格は20週線7万3920ドル、50週線、200週線6万7790ドルを上回り、100週線8万9162ドルが上方にあります。RSIは55.0、MACDのヒストグラムは前週の確定値1279.3から1029.6へ縮んでいます。

日足チャート

日足では、価格が20日線8万331ドルを回復し、100日線7万6878ドルと200日線7万3232ドルを上回っています。50日線8万2068ドルは上方にあります。RSIは51.4です。MACDラインは-1060.7でシグナル-909.4を下回っていますが、ヒストグラムは3日の足で確定した-424.9から、9時に確定する4日の足では-151.3とマイナス幅が大きく縮んでいます。

ボリンジャーバンドは7万6323〜8万4340ドルで、幅は9.98%です。4日の足は安値7万5736ドルでバンド下限を一時下回りましたが、8万1196ドルまで戻し、長い下ヒゲを伴う陽線となっています。直近の安値は30日の7万6326ドル、3日の7万6389ドル、4日の7万5736ドルです。

50日線と200日線の差は8836ドルで、ゴールデンクロスの状態が続いています。上値メドは50日線8万2068ドル、その上はバンド上限8万4340ドルで、下値メドは20日線8万331ドル、その下は100日線7万6878ドルです。

4時間足チャート

4時間足では、価格が20期間線7万7999ドル、50期間線7万8634ドル、100期間線8万44ドルを上回り、200期間線8万1670ドルを下回っています。50期間線は200期間線を3036ドル下回り、デッドクロスの状態は続いています。RSIは67.3です。

4日21時からの足は7万8002ドルから8万1196ドルまで上げ、出来高7220BTCと直近4本で最も多い大陽線でした。続く1時からの足は7万9953ドルで下げ止まり、5時からの足は8万962ドルまで戻しています。MACDはライン353.1がシグナル-89.4を上回り、ヒストグラムは158.6、311.4、374.4、442.6と広がっています。

ボリンジャーバンドは7万5716〜8万283ドルで、幅は5.86%と広がり、価格はバンド上限の上にあります。上値メドは200期間線8万1670ドルで、下値メドは100期間線8万44ドル、その下は50期間線7万8634ドルです。

1時間足チャート

1時間足では、価格が20時間線7万9025ドル、50時間線7万7919ドル、100時間線7万7904ドル、200時間線7万8593ドルをすべて上回っています。一目均衡表では転換線7万9703ドルが基準線7万8466ドルを上回り、価格は雲7万7318〜7万7633ドルの上、遅行スパン8万725ドルも26本前の7万7860ドルを上回る三役好転の状態です。

MACDラインは779.6でシグナル647.1を上回っていますが、ヒストグラムは166.7、134.4、132.5と縮んでいます。RSIは73.3と高い水準にあります。ボリンジャーバンドは7万6620〜8万1429ドルで、幅は6.09%です。

サポートは7万9952ドル、転換線7万9703ドル、20時間線7万9025ドル、基準線7万8466ドルです。レジスタンスは8万962ドル、24時間高値8万1196ドル、バンド上限8万1429ドルです。

デリバティブ動向

OI清算

先物の建玉はBinanceで9万6039BTCと、24時間で2610BTC減りました。8万ドルを上抜けた0時台に1933BTC減っており、売り持ちの買い戻しを伴った上昇とみられます。資金調達率は0.0100%で変わっていません。

暗号資産全体の清算は24時間で10億887万ドルと前日の約5.8倍に膨らみ、売り持ちが5億7417万ドルと56.9%を占めました。直近12時間では6億2400万ドルのうち4億2636万ドルが売り持ちで、0時台の1時間には4億1500万ドルの清算が出たと報じられています。

清算ライン

ロング・ショート比率は4日13時の2.61から5日8時に1.398まで下がり、買い持ちへの偏りが大きく縮みました。一方、上位トレーダーの建玉比は1.738から1.927に上がっています。

上値では、8万1196ドルを上抜けると残った売り持ちの買い戻しが入りやすくなります。下値では、7万9952ドルを割り込むと、0時台以降に入った買い持ちの手じまいが出やすくなる可能性があります。1時間足のRSIは73.3と高く、買い戻しが一巡したあとの反落には注意が必要です。

ETF

米現物BTC ETFの11月3日分は1億1560万ドルの流出で確定し、IBITが9500万ドルの流出、BITBは2190万ドルの流入でした。10月30日からの3営業日の流出は合計11億5740万ドルで、上場以来の平均8010万ドルの流入とは逆の流れが続いています。4日分は主要銘柄が未報告です。コインベース・プレミアムは-85.86ドルです。ストラテジーの優先株STRCは5月以来となる100ドルを回復しました。

オプションは本日17時の満期が4730BTC、想定元本3.80億ドル、プット・コール比率は1.01で、マックスペインは7万8000ドルです。6日17時には3万3275BTC、想定元本26.75億ドルの満期を控え、プット・コール比率は0.33、マックスペインは7万9000ドルです。

本日のデイトレ注目材料

本日の焦点は、6日22時30分の10月の米雇用統計(予想6万5000人増、失業率4.2%)を前にした指標です。21時には英中銀が政策金利(予想4.00%)を発表し、22時30分には米新規失業保険申請件数(予想19万6000件)と7〜9月期の労働生産性の速報値が出ます。原油安で利上げ観測が和らぐかどうかが、金利を通じてBTCに影響する可能性があります。

民主党が上下院を握ったことで、暗号資産の法案と規制の行方は引き続き論点です。オプションは本日17時に4730BTC、6日17時に3万3275BTCの満期を迎え、6日分のマックスペインは7万9000ドルです。

上抜けシナリオでは、8万1196ドルを上抜ければ、4時間足の200期間線8万1670ドル、さらに日足の50日線8万2068ドルを試す展開です。下抜けシナリオでは、7万9952ドルを割り込むと、20時間線7万9025ドル、さらに4時間足の50期間線7万8634ドルが下値メドとなります。当日見るべきラインは、上値8万1196ドルと下値7万9952ドルです。

まとめ

5日のBTCは8万725ドルと、前日同時刻から3.66%高でした。米中間選挙で民主党が上下院を奪還すると7万5736ドルまで下げましたが、米国市場の株高と原油安を受けて0時20分に8万1196ドルまで上げ、8万ドル台を回復しました。

週足は50週線の手前で反発し、日足は20日線を回復してMACDのマイナス幅が大きく縮んでいます。一方、1時間足のRSIは73.3と高く、上昇は売り持ちの買い戻しを伴ったものでした。

短期の焦点は、8万1196ドルの上抜けか7万9952ドル割れかです。民主党の勝利を受けた株高が続くかに加え、6日の米雇用統計で利上げ観測がどう動くかが、8万ドル台を保てるかの分かれ目になる可能性があります。

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