暗号資産(仮想通貨)市場は、米消費者物価指数の発表を前に警戒感が広がり、上値の重い展開となりました。14日午後0時20分時点でビットコイン(BTC)は8万3730ドルで期間1.38%高、イーサリアム(ETH)は2512ドルで0.48%安、リップル(XRP)は1.37ドルで0.17%安です。
サウジアラムコへの攻撃で原油が上がり、物価の上振れへの警戒が強まっています。
ビットコイン、8万4000ドル台まで反発|CPIを前にドル指数が約1年半ぶり高値から低下
ビットコイン、8万4000ドル手前で推移

BTC/USDT 1時間足チャート
ビットコインは13日朝に8万1034ドルまで下げたあと持ち直し、17時10分には12日以来の高値となる8万4168ドルをつけました。ただ8万4000ドル台は保てず、21時すぎには8万3123ドルまで押し戻されています。
14日2時台には一時8万2973ドルと、8万3000ドルを割り込みました。その後は8万3000ドル台で値動きが細り、昼には8万3700ドル台まで持ち直しています。
イーサリアム、2500ドル前後でもみ合う

BTC/USDT 1時間足チャート
イーサリアムは13日朝に2409ドルまで下げたあと、14時20分には2539ドルまで戻しました。17時すぎからは売りに押され、20時台には2489ドルと2500ドルを割り込んでいます。
14日は2500ドル前後で一進一退が続いています。BTCが13日0時の水準を上回るなか、ETHは下回ったままで、戻りの鈍さが目立ちます。
リップル、1.37ドル前後で小動き

BTC/USDT 1時間足チャート
リップル(XRP)は13日朝に1.31ドルまで下げたあと、17時台には1.38ドルまで戻しました。その後は20時台に1.35ドルまで売られ、戻した分の半分近くを失っています。
14日は1.37ドル前後で推移しています。1.40ドルは12日夜に割り込んでから一度も回復していません。
中東の攻撃と利上げ観測が重荷に
イエメンの親イラン武装組織フーシ派が、サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコの本社施設を攻撃したと伝わりました。中東からの供給不安でWTI原油は13日まで4日続けて上がり、14日には1バレル95ドル台に乗せています。14日5時には、コリンズ・ボストン連銀総裁がエネルギー高や関税で物価が目標を上回り続けるおそれがあるとして、年内にもう少し利上げするのが適切だと述べました。
原油高は物価の上振れを通じて利上げ観測を強めるため、暗号資産には重荷になります。14日9〜12時のBTCは、S&P500先物との相関が0.62、原油とはマイナス0.30で、株と足並みをそろえて指標を待ちつつ、原油が上がる場面で上値を抑えられました。
今夜のCPIで利上げの行方を見極め
本日21時30分に9月の米消費者物価指数が発表され、前年比の予想は3.6%と前回の3.4%から伸びが高まる見込みです。上振れすれば利上げの見方が強まって売りが出やすく、予想を下回れば買いが入りやすくなります。
BTCは8万4000ドル台に定着できるか、8万2973ドルを守れるか、ETHは2500ドル台を保てるか、XRPは1.40ドルを取り戻せるかが焦点です。
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