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ビットコイン、8万4000ドル台まで反発|CPIを前にドル指数が約1年半ぶり高値から低下

2026年10月14日 08:36  Arai Yu

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ビットコイン(BTC)は10月14日午前8時時点で8万3526ドルと、前日同時刻から1.67%高です。24時間高値は13日17時20分の8万4168ドル、24時間安値は13日9時50分の8万1034ドルでした。

BTCは韓国株の急落とともに8万1034ドルまで下げたあと、ドル指数が約1年半ぶりの高値から下がり、米10年債利回りも低下するなかで反発しました。ドル高一服を受けて17時20分には8万4000ドル台の8万4168ドルをつけましたが、その後は8万4000ドル付近で上値を抑えられています。

本日21時30分には、9月の米CPI(消費者物価指数)が発表されます。

値動きの振り返り

BTC/USDT 30分足チャート

BTCは13日8時台から下げが続き、韓国株の取引が始まった9時台に出来高1066BTCを伴って、9時50分に24時間安値8万1034ドルをつけました。10時台に8万2442ドルまで約1000ドル戻したあともじり高が続き、15時台に8万3775ドルまで上げています。

16時台に出来高1018BTCで8万4060ドルまで上げ、17時20分に24時間高値8万4168ドルをつけました。17時台は出来高1165BTCと24時間で最も多く、8万3585ドルまで押し戻されています。その後は8万3000ドル台でもみ合い、2時台に8万2973ドルと一時8万3000ドルを割り込んだあと持ち直し、8時は8万3526ドルでした。

24時間の出来高は1万5326BTC、値幅は3.82%です。コインベース・プレミアムは-69.16ドルと大きなマイナスで、米国の投資家の買いは弱いとみられます。恐怖・貪欲指数は57「Greed」と、前日の69から下がりました。

相場を動かした背景

ドル指数が約1年半ぶり高値から低下、BTCは8万4168ドルまで反発

ドル指数は13日9時台に102.57と、2025年4月以来、約1年半ぶりの高値圏にありました。10時台に102.43まで下がり、同じ時間に米10年債利回りも5.223%から5.192%へ低下しています。BTCも10時台に約1000ドル反発しました。ドル指数は16時台にも102.25まで下がり、BTCは16〜17時台に出来高2183BTCを伴って8万4168ドルまで上げています。

CPIの発表を前にドル高は一服し、ドル指数は22時台に102.16まで下げました。米10年債利回りは日中に5.173%まで下がり、前営業日の5.242%を下回る5.217%で引けています。ドル高と金利高の一服が、暗号資産の買い戻しにつながったとみられます。ただ、ドル高一服による反発は、8万4000ドル台に乗せたところで止まりました。

ビットコイン(BTC)テクニカル分析

週足では、12日9時に始まった今週の足が始値8万3773ドル、高値8万4352ドル、安値8万1034ドルで未確定です。価格8万3526ドルは20週線7万1649ドル、50週線7万6613ドル、200週線6万6854ドルを上回り、100週線8万9745ドルだけが上方にあります。RSIは59.1、MACDのヒストグラムは2380.1と先週の確定値2679.8から減り、2週続けて縮んでいます。

日足チャート

日足では、価格が20日線8万4003ドルを下回り、50日線8万1137ドル、100日線7万3324ドル、200日線7万2168ドルを上回っています。RSIは53.1です。MACDラインは670.3とシグナル1166.3を下回っていますが、ヒストグラムは12日の足で確定した-577.2から、9時に確定する13日の足では-496.0とマイナス幅が縮んでいます。

ボリンジャーバンドは8万1640〜8万6365ドルで、幅は5.63%です。13日の足は8万1034ドルまで下げてバンド下限を一時下回ったあと、8時時点では8万3526ドルまで戻し、長い下ヒゲを残した陽線です。高値は11日の8万4199ドル、12日の8万4352ドル、13日の8万4168ドルと、3日続けて8万4000ドル台前半で止まっています。

50日線と200日線の差は8969ドルで、ゴールデンクロスの状態が続いています。上値メドは20日線8万4003ドルから12日の高値8万4352ドル、その上はバンド上限8万6365ドルで、下値メドはバンド下限8万1640ドルと50日線8万1137ドルです。20日線と重なる8万4000ドル前後を上抜けるかどうかが日足の焦点です。

4時間足チャート

4時間足では、価格が20期間8万3285ドル、50期間8万3480ドル、200期間8万2257ドルを上回り、100期間8万3975ドルを下回っています。100期間線が50期間線と20期間線の上にある下落の配列が残るなか、価格は100期間線に迫っています。RSIは52.3と中立圏です。

13日17時からの足は高値8万4168ドルまで上げたあと8万3360ドルで引け、出来高3192BTCと直近の4本で最大の上ヒゲの陰線になりました。MACDはライン16.3がシグナル-36.4を上回り、ヒストグラムは-21.8から40.3とプラスに転じ、直近は52.8です。

ボリンジャーバンドは8万2305〜8万4265ドルで、幅は2.35%です。上値メドは100期間線8万3975ドル、その上はバンド上限8万4265ドルで、下値メドは20期間線8万3285ドル、その下はバンド下限8万2305ドルと200期間線8万2257ドルです。

1時間足チャート

1時間足では、価格が20時間線8万3453ドル、50時間線8万3266ドル、100時間線8万3135ドル、200時間線8万3484ドルをすべて上回っています。一目均衡表では転換線8万3411ドルが基準線8万2601ドルを上回り、価格は雲8万3093〜8万3332ドルの上にあります。遅行スパン8万3526ドルも26本前の8万3097ドルを上回り、三役好転の状態です。

MACDラインは82.6でシグナル74.5を上回り、ヒストグラムは-10.7から1.6、8.1とプラスに転じています。RSIは55.4です。ボリンジャーバンドは8万3076〜8万3829ドルで、幅は0.90%まで縮み、CPIを前に値動きが細っています。

サポートは200時間線8万3484ドル、転換線8万3411ドル、雲の上限8万3332ドル、雲の下限8万3093ドル、2時台の安値8万2973ドル、その下が基準線8万2601ドルです。レジスタンスはバンド上限8万3829ドル、23時台の高値8万3850ドル、4時間足の100期間線8万3975ドル、24時間高値8万4168ドル、その上が12日の高値8万4352ドルです。

デリバティブ動向

OI清算

先物の建玉はBinanceで9万3428BTCと、24時間で80BTC増えただけの横ばいでした。反発の途中の12時台に659BTC減っており、売り持ちの買い戻しが入ったとみられます。その後は13時台に829BTC、高値から押し戻された17時台に638BTC増えています。

暗号資産全体の清算は8時20分時点の24時間で5億20万ドルで、うち買い持ちが3億6714万ドルと73.4%を占めました。直近12時間では7027万ドルにとどまり、清算は13日朝の下げに集中しています。資金調達率は0.0035〜0.0083%と小幅なプラスです。

清算ライン

ロング・ショート比率は13日11時の1.56から20時の1.176まで下がり、8時は1.286です。上昇する途中で売り持ちの口座が増えたことになります。上位トレーダーの建玉比は13日8時の1.663から13時に1.552まで下がり、8時は1.561でした。

上値では、24時間高値8万4168ドルを上抜けると、反発の途中で増えた売り持ちの買い戻しにつながる可能性があります。下値では2時台の安値8万2973ドルと、買い持ちの清算が集中した24時間安値8万1034ドルが意識されます。

ETF

米現物BTC ETFの10月12日分は6540万ドルの流出で確定し、IBITからの流出でした。13日分は主要銘柄が未報告で、暫定では670万ドルの流入です。5〜9日の週は6億7890万ドルの流出で、10月は12日までの累計で4億5170万ドルの流出となっています。ストライブは13日、3311BTCを2億8000万ドルで購入したと発表しました。

オプションは本日17時の満期が1973BTC、想定元本1.64億ドルで、マックスペインは8万3000ドルです。16日17時の満期は1万6426BTC、想定元本13.67億ドル、プット・コール比率は1.40で、マックスペインは8万3000ドルです。

本日のデイトレ注目材料

本日の焦点は、21時30分に発表される9月の米CPIです。総合の予想は前月比0.6%上昇と8月の0.4%から加速し、前年比は3.6%と8月の3.4%から上がる見込みです。食品とエネルギーを除くコアは前月比0.2%と8月の0.3%から鈍り、前年比は2.5%の予想です。10月の利上げ確率は23%で、結果次第でドル指数と米金利が再び動く可能性があります。

FRB高官では、ウィリアムズNY連銀総裁が「あと1回の利上げが適切かもしれない」、コリンズ・ボストン連銀総裁が「年内にもう少し利上げするのが適切」と述べました。本日は18時40分にボウマンFRB副議長が講演し、15日3時には米地区連銀経済報告(ベージュブック)が公表されます。

上抜けシナリオでは、23時台の高値8万3850ドルを上抜ければ24時間高値8万4168ドル、その上は12日の高値8万4352ドルが視野に入ります。下抜けシナリオでは、雲の上限8万3332ドルを割り込むと雲の下限8万3093ドル、さらに2時台の安値8万2973ドルを試す展開です。当日見るべきラインは、上値8万3850ドルと下値8万3332ドルです。

まとめ

14日のBTCは8万3526ドルと、前日同時刻から1.67%高でした。韓国株の急落で8万1034ドルまで下げたあと、ドル指数が約1年半ぶりの高値から下がるドル高一服のなかで反発し、17時20分に8万4000ドル台の8万4168ドルをつけました。

日足では3日続けて8万4000ドル台前半で上値を抑えられ、20日線8万4003ドルが上値メドとして残っています。1時間足は三役好転となる一方、バンド幅は0.90%まで縮んでいます。

短期の焦点は、8万3850ドルの上抜けか8万3332ドル割れかです。21時30分のCPIがドル指数と米金利をどちらに動かすかが、8万4000ドル前後の上値を抜けるかどうかの分かれ目になる可能性があります。

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