リップルとストライプ傘下のプリヴィーは10月13日、XRP Ledger(XRPL)向けの組み込みウォレット導入で提携したと発表した。開発者はXRPやRLUSDを扱うウォレットをアプリ内に実装しやすくなり、暗号資産(仮想通貨)決済やAIエージェントによる商取引の開発が進む形となる。
今回の統合で、開発者はプリヴィーを通じてXRPLウォレットをプログラムで作成・管理し、XRP、RLUSD、そのほかXRPL上で発行された資産の取引に署名できるようになった。自前でウォレット基盤を構築しなくても、アプリ内にそのまま組み込める。
利用者側では、メールアドレスやソーシャルログインでウォレットを使え、外部の暗号資産ウォレットを別途接続する必要がない。秘密鍵とシードフレーズはエクスポートに対応する。
プリヴィーの共同創業者兼CEOで、ストライプの暗号資産・ステーブルコイン責任者を務めるアンリ・スターン(Henri Stern)氏は、「ステーブルコインは送金の在り方を変えており、XRPLは当初から決済向けに構築されてきた。グローバル決済からエージェントコマースまで、XRPL上で構築する開発者向けにプリヴィーのウォレットを提供できることをうれしく思う」と述べた。
リップルXの上級副社長マーカス・インファンガー(Markus Infanger)氏は、プリヴィーのウォレット基盤によって、フィンテック企業や開発者がXRPLを実際の製品に取り入れやすくなると説明した。対象には決済やステーブルコイン体験に加え、新しい形態のエージェントコマースも含まれるとしている。
リップルが示したXRPLの実績では、資金が入ったアカウントは800万超に達し、移動した価値は累計で1兆ドルを超えた。AIエージェントによる支払いは1300万件にのぼり、ネットワーク活動の約25%を占めるという。
参考元:Privy