暗号資産(仮想通貨)市場は、7日午前に急落しました。7日午前11時40分時点でビットコイン(BTC)は8万3873ドルで期間2.07%安、イーサリアム(ETH)は2618ドルで3.21%安、リップル(XRP)は1.46ドルで2.56%安です。
11時前にBTCが8万5000ドルを割り込むと売りが一気に強まり、3銘柄とも15分ほどで2〜4%下げました。
ビットコイン、米株最高値も8万7000ドル目前で失速|FOMC議事要旨を前に売り持ちが増加
ビットコイン、一時8万4000ドル割れまで値を崩す

BTC/USDT 1時間足チャート
ビットコインは6日夕方から買いが入り、米国株が上げるなか7日0時に8万6699ドルまで上げました。その後は8万5000ドル台半ばでもみ合っていましたが、10時50分ごろから売りが強まり、11時前に8万5000ドルを下回っています。
11時10分には8万3577ドルと、10月1日以来の安値をつけました。9月28日から続いていた日足の安値の切り上がりも途切れ、いまは20日移動平均の8万3858ドル前後で推移しています。
イーサリアム、2600ドルを割り込む

ETH/USDT 1時間足チャート
イーサリアムも7日0時に2725ドルまで上げたあと伸び悩み、朝は2700ドルをわずかに下回る水準で推移していました。11時前から売りがかさみ、11時10分には2592ドルまで下げています。
6日0時からの下げは3銘柄で最も大きく、9月20日以来の安値です。20日移動平均の2678ドルも下回っています。
リップル、約2週間ぶりの安値まで売られる

XRP/USDT 1時間足チャート
リップル(XRP)は7日0時に1.52ドルまで上げましたが、朝には1.50ドルをわずかに下回っていました。11時前から下げ足を速め、11時には1.43ドルをつけています。
9月21日以来の安値で、その後は1.46ドル前後まで戻しています。20日移動平均の1.49ドルは下回ったままです。
株高でも買いが続かず、先物の手じまいが下げを広げる
6日の米国市場では、米10年債利回りが5.27%に下がり、S&P500とナスダックがそろって最高値を更新しました。ただ暗号資産は株高についていけず、BTCは0時の高値から押し戻されたまま東京時間を迎えています。7日未明にはFRB高官から追加利上げに含みを残す発言も出ていました。
7日の東京時間に入っても買いは戻らず、節目の8万5000ドルを割ると下げに弾みがつきました。下げの途中で先物の建玉が減っており、買い持ちの手じまいが重なったとみられます。同じ時間に米株先物や日経平均も下げましたが、下げ幅は0.5%未満でした。急落の15分ほど前には、米政府に関連するアドレスからBTC約833枚がコインベースに移されたとの報道が出ていました。
あす未明の議事要旨と米雇用指標に注目
8日3時には、利上げを決めた9月会合のFOMC議事要旨が公表されます。追加利上げを支持する意見が多ければ金利が上がって売りが出やすく、少なければ買い戻しが入りやすくなります。8日21時30分には新規失業保険申請件数が発表され、予想は20万件です。
BTCは8万5000ドルを取り戻せるか、この日の安値の8万3577ドルを守れるかが焦点です。ETHは2600ドル、XRPは1.50ドルを回復できるかを見ていきます。
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