ビットコイン(BTC)は10月7日午前8時時点で8万5535ドルと、前日同時刻から0.46%安の横ばいです。24時間高値は7日0時の8万6699ドル、24時間安値は6日15時20分の8万5136ドルでした。
S&P500とナスダック総合指数が最高値を更新するなか、BTCも0時に8万7000ドル目前の8万6699ドルまで上げましたが失速し、1時にかけて8万5721ドルまで押し戻されました。下げる途中の0〜1時台に建玉は1187BTC増えており、売り持ちが増えたとみられます。
8日3時には、9月の利上げを決めた会合のFOMC議事要旨が公表されます。
値動きの振り返り

BTC/USDT 30分足チャート
BTCは6日8〜14時台に8万5323〜8万6130ドルでじり安となり、15時20分に24時間安値8万5136ドルをつけました。16時台に出来高850BTCを伴って持ち直し、17時台に8万6068ドルまで戻しています。
22時台から再び上げ、23時台に出来高1008BTCを伴って8万6626ドル、0時に24時間高値8万6699ドルをつけました。0時台は出来高1185BTCと24時間で最も多く、1時にかけて8万5721ドルまで押し戻されています。4時台には8万5421ドルまで下げ、8時は8万5535ドルでした。
24時間の出来高は1万2562BTC、値幅は1.82%です。ETHは0.71%安、XRPは0.87%安、SOLは0.16%安でした。コインベース・プレミアムは-7.30ドルと前日の+1.39ドルから再びマイナスに転じ、恐怖・貪欲指数は73「Greed」でした。
相場を動かした背景
米株は最高値を更新、BTCは8万6699ドルで失速し売り持ちが増加
6日の米国市場では、S&P500が0.58%高と2カ月ぶりに最高値で引け、ナスダック総合指数も0.45%高と最高値を更新しました。原油安が進むなか、米10年債利回りは20時30分に5.252%まで下がり、10月の利上げ確率も21.8%と前日の24.1%から下がっています。BTCは22時台から上げ、株価指数が高値をつけた0時台に8万7000ドル目前の8万6699ドルまで上昇しました。
ただ、BTCは株高に追随できず、1時にかけて8万5721ドルまで押し戻されました。下げる途中の0時台に建玉は627BTC、1時台に560BTC増え、ロング・ショート比率は1時に0.923と24時間で最も低くなっています。上位トレーダーの建玉比も23時の1.701から3時に1.604へ下がっており、8日のFOMC議事要旨の公表を前に、価格が下がるなかで売り持ちが増えたとみられます。
日足の高値は9月21日の週の8万7396ドル、10月2日の8万7220ドル、5日の8万6999ドル、6日の8万6699ドルと切り下がっています。8万7000ドル前後では上値の重い動きが続いています。
ビットコイン(BTC)テクニカル分析
週足では、5日9時に始まった今週の足が始値8万6530ドル、高値8万6999ドル、安値8万4972ドルで未確定です。価格8万5535ドルは20週線7万1244ドル、50週線7万7188ドル、200週線6万6528ドルを上回り、100週線8万9826ドルだけが上方にあります。RSIは61.9、MACDのヒストグラムは2792.2と先週の確定値2916.1から減っています。
日足チャート

日足では、価格が20日線8万3857ドル、50日線7万9925ドル、100日線7万1824ドル、200日線7万1693ドルをすべて上回っています。RSIは63.3です。MACDラインは1932.3とシグナル2036.2を下回り、ヒストグラムは5日の足で確定した-69.9から、9時に確定する6日の足では-103.9とマイナス幅が広がっています。
ボリンジャーバンドは7万9192〜8万8522ドルで、幅は11.13%と前日の13.61%から縮みました。安値は9月28日の8万2563ドルから6日の8万5136ドルまで9本の足で毎日切り上がる一方、高値は切り下がっており、値幅の縮小が続いています。6日の足は始値8万5767ドル、高値8万6699ドルで、8時時点では8万5535ドルと上ヒゲを残した陰線です。
50日線と200日線の差は8231ドルで、ゴールデンクロスの状態が続いています。上値メドは8万7000ドル前後、その上はバンド上限8万8522ドルで、下値メドは20日線8万3857ドルです。8万7000ドル前後を上抜けるか、切り上がってきた安値を割り込むかが日足の焦点です。
4時間足チャート

4時間足では、価格が20期間8万5578ドルをわずかに下回り、50期間8万4757ドル、100期間8万4512ドル、200期間8万1484ドルを上回っています。RSIは51.7と中立圏です。
6日21時からの足は高値8万6699ドルまで上げたあと安値の8万5721ドルで引け、出来高3383BTCと直近の4本で最大の上ヒゲの陰線になりました。MACDはライン251.4がシグナル316.0を下回り、ヒストグラムは-13.5から-29.3、-47.6、-64.7とマイナス幅が広がっています。
ボリンジャーバンドは8万4595〜8万6561ドルで、幅は2.30%と前日の3.02%から縮みました。上値メドは20期間線8万5578ドル、その上はバンド上限8万6561ドルで、下値メドは50期間線8万4757ドル、その下はバンド下限8万4595ドルです。
1時間足チャート

1時間足では、価格が20時間線8万5799ドルと50時間線8万5898ドルを下回り、100時間線8万5391ドルと200時間線8万4776ドルを上回っています。一目均衡表では転換線8万6060ドルと基準線8万5918ドルがそろって価格の上にあり、価格は雲8万5779〜8万5917ドルの下にあります。遅行スパン8万5535ドルも26本前の8万5784ドルを下回っています。
MACDラインは-51.3でシグナル2.7を下回り、ヒストグラムは-53.9です。RSIは44.4です。ボリンジャーバンドは8万5120〜8万6477ドルで、幅は1.58%と前日の1.51%からわずかに広がりました。
サポートは100時間線8万5391ドル、24時間安値8万5136ドル、バンド下限8万5120ドル、その下が4時間足の50期間線8万4757ドルです。レジスタンスは雲の下限8万5779ドル、20時間線8万5799ドル、50時間線と基準線、雲の上限が重なる8万5898〜8万5918ドル、転換線8万6060ドル、その上が24時間高値8万6699ドルです。
デリバティブ動向
OI清算
先物の建玉はBinanceで9万5372BTC、24時間で939BTC増えました。6日15時台に666BTC増え、17時台に588BTC減ったあと、失速した7日0時台に627BTC、1時台に560BTC増えています。3時台には592BTC減りました。
資金調達率は6日9時が-0.0025%、17時が-0.0016%とマイナスで推移し、7日1時は0.0022%でした。0〜1時台は価格が下がるなかで建玉が増えており、新たな売り持ちが入ったとみられます。
清算ライン

ロング・ショート比率は6日17時の1.119から7日1時に0.923まで下がり、8時は1.105です。上位トレーダーの建玉比も23時の1.701から3時に1.604まで下がり、8時は1.648でした。
上値では8万6699ドルを上抜けると、積み上がった売り持ちの買い戻しにつながる可能性があります。下値では24時間安値8万5136ドルと4時間足の50期間線8万4757ドルが意識されます。
ETF
米現物BTC ETFの10月5日分は8980万ドルの流出で確定しました。IBITは6990万ドルの流入でしたが、ARKBが8520万ドル、FBTCが7450万ドルの流出です。6日分は主要銘柄が未報告で、暫定では320万ドルの流出です。
オプションは本日17時の満期が2303BTC、想定元本1.97億ドルで、マックスペインは8万6000ドルです。9日17時の満期は2万1440BTC、想定元本18.32億ドル、プット・コール比率は1.13で、マックスペインは8万4000ドルです。
本日のデイトレ注目材料
本日の焦点は、8日3時に公表されるFOMC議事要旨です。9月の会合で決めた利上げのあと、追加利上げをめぐる議論が焦点になります。10月の利上げ確率は21.8%まで下がっており、議事要旨の内容次第で利上げ観測が再び動く可能性があります。
7〜8日にはシンガポールで暗号資産の大型カンファレンス「TOKEN2049」が開かれます。17時にはDeribitのオプション満期を迎え、23時30分には米国の原油在庫が発表されます。8日21時30分には新規失業保険申請件数の発表があります。
上抜けシナリオでは、雲の上限8万5917ドルを回復すれば転換線8万6060ドル、その上は24時間高値8万6699ドルが視野に入ります。下抜けシナリオでは、24時間安値8万5136ドルを割り込むと4時間足の50期間線8万4757ドル、さらにバンド下限8万4595ドルを試す展開です。当日見るべきラインは、上値8万5917ドルと下値8万5136ドルです。
まとめ
7日のBTCは8万5535ドルと、前日同時刻から0.46%安の横ばいでした。米株が最高値を更新するなか、0時に8万7000ドル目前の8万6699ドルまで上げたものの失速し、下げる途中で売り持ちが増えたとみられます。
日足では高値が切り下がる一方で安値は切り上がり、値幅が縮まっています。4時間足ではMACDがシグナルを下回り、1時間足では価格が雲の下にあります。
短期の焦点は、8万5917ドルの回復か8万5136ドル割れかです。8日3時のFOMC議事要旨が、縮まった値幅をどちらに抜けるかのきっかけになる可能性があります。
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