メタプラネット(3350)の株価は9月30日午後2時時点で281円と、前日比変わらずで推移しています。寄り付きは286円と高く始まったものの9時8分に277円まで下げ、後場に284円まで戻したあと、前日と同じ水準に落ち着きました。
株価の上下を決めたのは、BTC(ビットコイン)安と日本株高の綱引きです。BTCは前日に続き米長期金利の上昇に押され、29日の大引け時点から0.8%安となりました。一方、東京では日経平均が2%近く上げ、リミックスポイントやgumiなど関連株も1%台から3%台の上昇と、ビットコイン安の重しを打ち消しています。
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当日の値動き

メタプラネット(3350)の株価チャート
寄り付き直後に288円まで買われましたが、最初の10分足らずで277円まで押し戻され、前場は278円で終えました。後場は日経平均が上げ幅を広げたのと同じ時間帯に買いが入り、13時台に284円まで上げています。
会社側では、独立社外取締役が29日付の株主向け書簡で、9月11日に決めた第10回新株予約権の見直しの経緯を説明しました。見直しで潜在株式は3億1946万株から1億8819万株へ約41%減り、完全希薄化後の1株あたりBTCは約8.8%改善するとしています。30日朝にゲロヴィッチCEOがXで告知したものの、株価への反応は限られています。
メタプラネット(3350)テクニカル分析

メタプラネット(3350)日足チャート
日足では、25日移動平均の280.7円をわずかに上回っています。29日と30日の安値はともに24日の休場明けに空けた窓(18日高値251円〜24日安値278円)の中に入りましたが、株価は窓の上に戻しています。3カ月では35.7%上昇しており、PBRは1.11倍です。

メタプラネット(3350)1時間足チャート
1時間足では、277円が9時台、11時台、後場の寄り付きの3回にわたって下げを止めました。13時台は284円で何度も押し返されており、277円と284円の間が目先の値幅です。
メタプラネットのビットコイン損益とmNAV
BTC価格は29日前引け時点の1304万円台から1308万円台へ戻し、Bitcoin NAV(評価額)は5625億円となりました。未実現損益はマイナス968億円(マイナス14.7%)と、同時点のマイナス982億円(マイナス14.9%)から14億円縮んでいます。
1株あたりNAV(希薄化前)は412.28円で、株価281円はその0.68倍です。企業価値ベースのmNAV(EV mNAV)は0.85倍で、企業価値がBitcoin NAVを下回る差は864億円と、29日前引け時点の901億円から縮まりました。
今後の株価の焦点
株価は25日移動平均の280円台で踏みとどまっており、ここを保てるかが目先の分かれ目です。メタプラネット自身の材料では、7〜9月期にビットコインを買い増したかの開示が手掛かりになります。1〜3月期と4〜6月期の分は、いずれも翌月2日に開示されました。
米国では今夜21時30分に8月のPCE物価指数、10月2日21時30分に9月の雇用統計(予想9万人増)が発表され、米金利を通じてビットコインと株価の行方を左右します。
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