メタプラネット(3350)は9月29日の前場を277円で終え、前日比4円安の1.42%安と2日続落しました。寄り付きは289円と高く始まったものの買いは続かず、10時40分に275円まで下げています。
下げが進んだのは、BTC(ビットコイン)が日本株と同時に売られた時間帯です。前夜のニューヨーク市場で米10年債利回りが一時5.27%を超えて2007年以来の水準に上がり、東京でも日経平均が570円安と全面安になるなか、BTCは9時34分からの約1時間で1.0%下げました。
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当日の値動き

メタプラネット(3350)の株価チャート
寄り前は成行の買いが売りを上回り、前日比8円高の289円で寄り付きましたが、最初の5分間で281円まで押し戻されました。9時台後半からはBTCの下げに合わせて水準を切り下げ、275円の安値をつけたあとは278円までの戻りにとどまっています。
背景には、米国とイランの協議が進まないなかでの原油高と米金利の上昇があります。トランプ米大統領は29日朝、イランへの制裁緩和に応じる用意があるとの報道を否定しました。
メタプラネット(3350)テクニカル分析

メタプラネット(3350)日足チャート
日足では、24日に上抜けた25日移動平均281.5円を再び下回りました。安値275円は、24日の休場明けに空けた窓(18日高値251円〜24日安値278円)に入っています。上値の関門は200日移動平均322.9円で、3カ月では38.5%上昇、PBRは1.10倍です。

メタプラネット(3350)1時間足チャート
1時間足では、9時台が寄り付きを高値とする大陰線となり、前日終値の281円を上値に変えました。10時台は275円まで下げて276円で終え、11時台は276〜278円で下げ止まっています。上値は281円、下値は当日安値の275円が目安です。
メタプラネットのビットコイン損益とmNAV
BTC価格が1304万円台まで下がり、Bitcoin NAV(評価額)は5611億円となりました。未実現損益はマイナス982億円(マイナス14.9%)と、28日午後のマイナス954億円(マイナス14.5%)から28億円拡大しています。
1株あたりNAV(希薄化前)は411.26円で、株価277円はその0.67倍です。企業価値ベースのmNAV(EV mNAV)は0.84倍で、企業価値はBitcoin NAVを901億円下回り、その差は28日午後の831億円から広がりました。
今後の株価の焦点
株価は窓の上端278円を下回り、窓の中に入りました。まずは当日安値の275円と5日移動平均の276円台を保てるかが目先の分かれ目で、上値は25日移動平均の281円台です。
今週は30日21時30分に米8月のPCE物価指数、10月2日21時30分に米9月の雇用統計が発表され、市場は10月の追加利上げを7割前後の確率で織り込んでいます。10月初めには第27回新株予約権の9月分の行使状況が開示される見込みで、行使がゼロだった8月から変わるかどうかも需給の手掛かりになります。
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