暗号資産(仮想通貨)市場は9月28日から29日昼にかけて続落しました。29日午後0時26分時点でビットコイン(BTC)は8万3178ドルで期間1.61%安、イーサリアム(ETH)は2667ドルで0.80%安、XRPは1.49ドルで1.77%安です。
米長期金利が2007年以来の高水準まで上がり、戻りが続きません。29日未明には米国とイランの制裁緩和報道で一時買い戻されましたが、否定が出ると再び売られました。
ビットコイン、8万2000ドル台まで下落|10月利上げを左右する米雇用統計に警戒
BTC、8万2560ドルまで安値を広げる

BTC/USDT 1時間足チャート
ビットコインは28日夜の米国市場の取引時間に下げ幅を広げ、23時50分に8万2563ドルと期間の安値をつけました。29日1時台からは買い戻しが入り、2時に8万4381ドルまで戻しています。ただ4時台から再び売られ、昼は8万3000ドル前後です。
4時間足では20期間移動平均の8万4018ドルを1.0%下回っています。200期間移動平均はまだ4.1%下にあり、上昇の形そのものは残っています。
イーサリアム、安値割らずに持ちこたえる

ETH/USDT 1時間足チャート
イーサリアムは28日夜の米国時間の下げでも、同日午後につけた2636ドルを割り込みませんでした。BTCとXRPが安値を更新したのとは対照的です。29日2時には2721ドルまで上げ、一時2700ドル台を取り戻しました。この上げでは先物の建玉が増えており、新たな買いが入っています。
現在値は2667ドルで、4時間足では20期間移動平均の2686ドルを0.7%下回っています。
リップル、1.47ドルまで下値を切り下げる

XRP/USDT 1時間足チャート
リップル(XRP)は29日10時30分に1.47ドルまで下げ、28日の安値をわずかに下回りました。未明の反発では1.52ドルまで戻したものの、BTCより早く押し戻されています。
期間の下げ幅は1.77%と3銘柄で最大です。4時間足では20期間移動平均の1.52ドルを2.3%下回っており、3銘柄で最も離れています。
2007年以来の米金利、反発は報道頼み
28日の米国市場では原油高を受けて金利が上がり、米10年債利回りは23時台に5.27%と2007年6月以来の水準をつけました。10月の追加利上げ確率は前週末の64%から68%へ上昇しています。S&P500種は0.77%安、金も3.5%安と、利回りを生まない資産だけでなく株も売られました。
29日1時17分には、トランプ大統領がイランへの制裁緩和に前向きだとの報道で原油が急落し、BTCは0.7%、XRPは1.8%上げています。しかし4時25分にイラン側が報道を否定すると買いは続かず、金利の重しが残りました。
米雇用統計が今週の山場
今週の山場は10月2日21時30分の9月米雇用統計です。前回8月分は雇用者数が予想の3倍近い16万2000人増となり、発表直後の5分間でBTCは1.8%下げました。この上振れが9月の利上げを後押ししたとされ、今回も強ければ68%まで上がった10月の追加利上げ観測がさらに固まります。予想は8万4000人増への減速で、下振れれば金利が落ち着き、買い戻しが入りやすくなります。
その前に29日23時にJOLTS求人件数(予想724万件)と消費者信頼感指数、30日21時30分に8月のPCE物価指数が出ます。目先はBTCが8万2563ドル、ETHが2636ドル、XRPが1.47ドルの安値を守れるかが焦点です。
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