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ビットコイン・イーサリアム・リップル上昇|6月CPIの鈍化で利上げ警戒が後退、仮想通貨はリスクオン

2026年7月15日 13:44  Arai Yu

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暗号資産(仮想通貨)市場は7月14日から15日午前にかけて急反発しました。14日夜発表の6月米消費者物価指数(CPI)が予想を下回る鈍化となり、警戒されていた追加利上げへの観測が後退したためです。

リスク選好が戻り、ビットコインは6万4000ドル台を取り戻し、イーサリアムは5%を超える独歩高です。前日の続落から一転、全面高となりました。

ビットコイン、6万5000ドルへ急反発|予想下回る6月CPIでリスクオン、地政学リスクを打ち消す

ビットコイン、CPI前の安値から6万4000ドル台へ切り返す

BTC/USDT 1時間足チャート

ビットコインは7月14日朝、CPIを前にした売りで6万1849ドルまで下げていました。しかし14日夜の6月CPIの鈍化を受けて急伸し、7月15日朝には一時6万4964ドルまで上昇しました。現在は6万4673ドルと24時間で約3.6%高です。追加利上げの警戒が薄れ、前日安値から切り返しました。

上昇はショートの買い戻しが主導しており、資金流入による戻りではありません。高値は節目の6万5000ドル手前にとどまり、定着にはなお確認が必要です。6万5000ドルの回復が焦点です。

イーサリアム、+5%超で独歩高、1800ドルを取り戻す

ETH/USDT 1時間足チャート

イーサリアムは3銘柄で最も大きく上昇し、独歩高となりました。7月14日朝の1756ドルから、7月15日朝には一時1889ドルまで上げ、現在は1872ドルと24時間で約5.1%高です。1800ドルの節目を上抜け、対ビットコインでも上昇しました。

イーサリアム固有の材料ではなく、値動きの大きい銘柄が買い戻される「高ベータの巻き戻し」が中心です。安値圏からの戻りで、1800ドルの定着が上値の目安です。

リップル、1.10ドルを回復

XRP/USDT 1時間足チャート

リップル(XRP)も反発しました。7月14日朝の1.0568ドルを安値に、15日未明から早朝にかけて一時1.1135ドルまで上昇し、現在は1.1012ドルと24時間で約3.6%高です。1.10ドルの節目を回復し、他の2銘柄と同様にCPI後のリスクオンに連動しました。

CPIの全面的な鈍化で追加利上げ観測が後退

急反発の引き金は、予想を下回った6月CPIです。ヘッドラインは前年比3.5%と予想の3.8%を下回り、5月の4.2%から鈍化しました。前月比はマイナス0.4%と2020年4月以来最大の下げで、コアも予想を下回りました。警戒されていたのは利下げでなく追加利上げで、鈍化を受けて7月の利上げ確率は急低下しました。

中東情勢はむしろ激化し原油は1カ月ぶり高値ですが、反発は地政学でなくCPIを好感したものです。市場心理はなお慎重で、売られ過ぎからの戻りの域を出ていません。

FOMCと中東情勢、3銘柄の注目ライン

CPI後に議会証言したウォーシュFRB議長は、高インフレを容認しないとタカ派姿勢を崩しませんでした。7月末のFOMCは据え置き優勢ですが、追加利上げの可能性はなお残ります。中東情勢の激化と原油高も、先行きのインフレ材料です。

注目ラインは、ビットコインが6万5000ドルの回復、イーサリアムが1800ドルの維持、リップルが1.10ドルの維持です。

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