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ソニー銀行、音楽権利に投資する米ドル建てデジタル証券を発表|7月29日に募集開始

2026年7月13日 21:05  Arai Yu

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ソニー銀行は7月13日、音楽カタログ資産への投資パートナーシップ向け資金を調達する米ドル建てデジタル証券の募集取扱を7月29日に始めると発表しました。募集総額は1,000万米ドルで、商品名は「米ドル建投資パートナーシップファイナンスデジタル証券(2026年第1号)」です。1口1,000米ドルから申し込め、運用期間は1年です。個人投資家が音楽権利ビジネスにひもづく資金調達商品へアクセスできる案件として位置付けられます。

正式名称は「米ドル建実績配当型合同運用指定金銭信託受益権」です。商品は三井住友信託銀行が組成・発行し、ソニー銀行が募集を取り扱います。申込は1口以上100口までで、対象はソニー銀行の預金口座を持つ国内在住の個人に限られます。年齢条件は18歳以上75歳未満で、資産運用の目的として元本割れリスクを一定程度許容する層を想定しています。

調達した資金は、三井住友信託銀行が組成する信託を通じてソニー銀行向けの米ドル建て貸付金などで運用され、その先でGICと米Sony Music Groupが設立した音楽カタログ投資パートナーシップに活用されます。投資家が拠出した米ドルが、銀行貸付と信託の仕組みを介して音楽資産投資に結び付く構成です。

個人が1,000米ドルから参加できる音楽カタログ投資の仕組み

この商品は、権利そのものを直接売買する形ではなく、信託受益権をデジタル証券として扱う仕組みを採ります。権利管理の基盤にはSecuritize Japanのプライベート型ブロックチェーンを使います。ブロックチェーンは暗号資産(仮想通貨)で知られる技術ですが、今回のようなデジタル証券では、発行や移転、保有情報の管理を効率化する裏側の台帳として使われます。

個人投資家にとっての特徴は、未上場の実物資産やオルタナティブ資産に近いテーマへ、銀行経由で小口から参加できる点にあります。最低申込額は1,000米ドルに設定され、販売窓口はソニー銀行が担います。デジタル証券という形式を取りながらも、利用者接点は銀行口座を軸にした設計で、暗号資産の自己管理やウォレット操作を前提としていません。

ソニー銀行は1月30日に、この音楽カタログ投資パートナーシップへの参画を公表していました。5月12日には、パートナーシップがRecognition Music Groupの保有する4万5,000曲超の音楽カタログ取得で合意したことも明らかにしています。今回の商品は、その枠組みに個人マネーを接続する資金調達手段として具体化したものです。

国内では不動産や社債型を中心にデジタル証券の事例が増えてきましたが、音楽カタログを投資先とする個人向け商品は珍しい部類に入ります。ソニーグループの音楽事業との接点を持ちながら、信託、銀行、ブロックチェーン基盤を組み合わせて販売する構図が鮮明になりました。

参考元:公式
画像:Shutterstock

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