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メタプラネット、株価293円まで小幅反発|BTC反発も0.92倍のNAV割れが上値抑制

2026年6月1日 13:51  Arai Yu

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2026年6月1日のメタプラネット(3350)は、前日比2円高の293円で前場を引けました。前日終値の291円から小幅に反発した形です。週末にかけてビットコイン(BTC)が前日比+3.1%と反発し、同社株にとっては追い風の地合いとなりましたが、買いは続かず上値は重く推移しました。

背景には、株価が保有するビットコインの純資産価値を下回るEV mNAV0.92倍という「NAV割れ」状態があります。BTC高というポジティブ材料がありながらも、市場が同社をBTC保有価値以下に評価する構図が続いており、反発の勢いを削いでいます。

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当日の値動き

6月1日は294円で寄り付き、寄り直後に高値298円まで上昇しました。しかし買いは続かず、前場半ばには安値289円まで軟化し、引けにかけて293円まで持ち直しています。

値幅は289〜298円とわずか9円にとどまり、方向感を欠く展開でした。出来高は833万4400株、売買代金は24億5000万円、VWAPは293.96円。PTS(夜間取引)でも293.1円と前場終値並みで、様子見ムードが続いています。

直近は5月25日終値306円から5月29日終値291円へと水準を切り下げており、6月1日はその流れに対する小幅な自律反発と位置づけられます。

メタプラネット(3350)テクニカル分析

メタプラネット(3350)日足チャート

25日線乖離は−8.69%、75日線乖離は−9.90%と中期トレンドは下向きで、200日線乖離は−37.90%と長期下落基調が続きます。

一方、5日線乖離は+0.96%とプラス圏に浮上し、ごく短期では下げ止まりの兆しもうかがえます。本格的な反転には25日線(約320円水準)の回復が焦点となります。

メタプラネット(3350)1時間足チャート

寄り後に298円まで上昇したものの上ヒゲを残して伸び悩み、その後は289〜293円のレンジで推移しました。

寄り後高値298円が短期レジスタンス、前場安値289円がサポートとして意識されます。明確なブレイクには新たな材料が必要とみられます。

メタプラネットのビットコイン損益とmNAV

メタプラネットのBTC保有量は4万177BTC、平均取得単価は1551万5602円、取得総額は6234億円です。BTC価格1177万5272円に基づくBitcoin NAVは4731億円で、未実現損益は−1503億円(−24.1%)の含み損となっています。

企業価値(EV)4365億円に対しBitcoin NAVは4731億円で、EV mNAVは0.92倍と1倍を下回ります。これは株式市場が同社をBTC保有価値より低く評価する「NAV割れ」を意味し、BTC反発局面でも株価の戻りが鈍い一因です。

今後の株価の焦点

下値サポートは前場安値の289円、その下は280円の節目が意識されます。上値は寄り後高値298円、さらに300円の回復が反発継続のカギです。

最大の焦点はEV mNAVが1倍を回復しNAV割れを解消できるかで、そのためにはBTC価格の一段高か株価ディスカウントの縮小が必要とみられます。BTC円建て価格の動向と、追加のBTC買い増し開示の有無が当面の注目材料です。

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