ビットコイン(BTC)は5月27日午前8時時点で7万5749ドル付近で推移しています。直近24時間では、5月26日夜に一時7万8080ドルまで上昇したものの、その後は売りに押され、27日朝には7万5678ドルまで下落しました。
短期的には、米現物ビットコインETFからの資金流出が市場の最大の関心事となっています。5月26日の米スポットBTC ETFは合計8350万ドルの純流出となり、前週から続く機関資金の引き上げが上値を抑える地合いが意識されています。
値動きの振り返り

BTC/USDT 30分足チャート
直近24時間の高値は7万8080ドル、安値は7万5678ドルで、値幅は約2400ドルとなりました。
ビットコインは26日8時時点の7万7116ドル付近から取引を開始し、同日夜にかけて7万8000ドル台まで上昇しました。しかし、7万8000ドル台では買いが続かず、27日未明から朝方にかけて下落基調に転じています。
特に27日朝には7万6000ドルを割り込み、7万5000ドル台後半まで下押ししました。直近24時間では約1.77%の下落となっており、市場は7万8000ドル台の戻り売りと、7万5000ドル台の下値支持を確認する展開となっています。
相場を動かした背景
米現物BTC ETFからの資金流出継続
最大の材料は、米現物ビットコインETFからの資金流出です。
5月26日の米現物ビットコインETFは合計8350万ドルの純流出となりました。前週にも米スポットBTC ETFでは12.6億ドル規模の流出が確認されており、機関投資家による買い需要の鈍化が意識されています。
ETFフローは、ビットコインの現物需要を測るうえで重要な指標です。流入が続く局面では価格の下支え材料となりやすい一方、流出が続く局面では戻り局面でも売りが出やすくなります。
今回も7万8000ドル台まで反発したあとに上値を維持できなかったことで、現物ETF経由の機関買いが弱いなかでは、上昇の持続力に欠けるとの見方が広がっています。
ビットコイン(BTC)テクニカル分析
日足チャート分析

日足では、価格が20日移動平均線の7万8603ドル、50日移動平均線の7万7091ドルを下回っています。
短期・中期の主要移動平均線を下回っているため、現時点では戻り売りが優勢な形です。上値メドはまず7万7000ドル台、次に26日夜の高値である7万8080ドル付近となります。
一方、下値では7万5000ドルが心理的な節目として意識されます。ここを明確に割り込むと、7万4000ドル台への下押しリスクが高まりやすい状況です。
4時間足チャート分析

4時間足では、7万8000ドル台まで上昇したあとに反落し、7万6000ドルを割り込む展開となっています。
20MAと50MAはいずれも7万6850ドル前後に位置しており、現在価格はこれを下回っています。短期的には7万6800ドルから7万7000ドル台が戻り売りの判断ラインとなります。
上方向では7万7000ドル回復、さらに7万8080ドル突破が焦点です。下方向では7万5600ドル台、7万5000ドルがサポートとして意識されます。
1時間足チャート分析

1時間足では、7万8000ドル台をつけたあとに下落トレンドへ転じています。
20MAは7万6559ドル、50MAは7万6983ドルで、現在価格はいずれも下回っています。短期トレーダーが見るべきラインは、上抜けトリガーとなる7万7000ドル、戻り売りが出やすい7万8000ドル、下値支持となる7万5000ドルの3本です。
7万6000ドル台を早期に回復できなければ、下方向への警戒感が残りやすい地合いです。
デリバティブ動向
OI・清算動向
26日の下落局面では、暗号資産市場全体で約3.5億ドルの清算が発生したと報じられています。
今回の値動きでは、7万8000ドル台まで上昇したあとに買いが続かず、ロングポジションの整理が進んだ可能性があります。特に7万6000ドル割れでは、短期ロングの損切りが下落を加速させたとみられます。
注目清算ライン

上方向では7万7000ドルから7万8000ドル台にかけて、ショート側の清算ラインが意識されやすい状況です。7万7000ドルを明確に上抜けると、短期ショートの買い戻しが入り、26日夜につけた7万8080ドルの再試行につながる可能性があります。
一方、下方向では直近安値の7万5678ドル、さらに心理的節目である7万5000ドルが重要なラインです。7万5000ドルを明確に割り込むと、ロングポジションの解消が進み、7万4000ドル台への下押しが意識されやすくなります。
短期トレーダーとしては、7万7000ドル回復による上方向のショート解消と、7万5000ドル割れによる下方向のロング清算の両サイドを警戒する必要があります。
このあとに「ETF動向」へ進むのが、参考記事に近い構成です。
ETF動向
米現物BTC ETFは5月中旬以降、流出基調が続いています。
5月26日は合計8350万ドルの純流出となり、前週から続く機関資金の引き上げが改めて確認されました。ビットコインが反発しても、ETF経由の現物買いが戻らない限り、上値追いの持続性は限定されやすいとみられます。
今週後半にかけては、ETFフローが流入に転じるか、それとも流出が継続するかが重要な判断材料となります。
本日のデイトレ注目材料
本日は、翌28日に予定される米PCE、GDP改定値、耐久財受注、個人所得・支出を前に、ポジション調整が入りやすい局面です。
米金利の高止まり観測が続くなか、リスク資産全体への資金流入が鈍れば、ビットコインにも下押し圧力がかかりやすくなります。
短期市場テーマとしては、ETF流出が止まる兆しが出るか、そして7万5000ドル台を維持できるかの2点が中心となります。
上方向の焦点は7万7000ドルで、ここを明確に上抜ければ7万8000ドル台の再試行が視野に入ります。下方向の焦点は7万5000ドルで、ここを割り込むと7万4000ドル台への下落リスクが意識されます。
まとめ
本日のBTC相場は、7万8000ドル台までの反発が一巡したあと、ETF流出継続を背景に7万5000ドル台まで押し戻された状態で日本時間の朝を迎えています。
米現物BTC ETFからの資金流出が続くなか、機関投資家需要の鈍化が上値を抑えています。週後半に米重要指標を控えることもあり、短期的には7万7000ドル回復か、7万5000ドル割れか、どちらのラインが先に崩れるかを見極める局面と言えそうです。
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