5月25日のメタプラネット(3350)は、前週末比17円安(-5.26%)の306円まで下落しています。
週末を挟んだビットコイン(BTC)相場の弱含みに加え、EV mNAVが0.92倍と1倍を割り込んだ状態が続いていることで、市場が同社の企業価値をビットコインNAVを下回る水準で評価する構図が鮮明となっています。出来高は1993万株とセリング圧力が強まり、含み損は1296億円(-20.8%)まで拡大しました。
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当日の値動き

寄り付きは前週末比8円安の315円とギャップダウンでスタートし、そのまま日中高値となりました。その後は戻りを試す動きが乏しく、午前11時には日中安値305円を付けています。15時時点では306円付近で推移し、安値圏での揉み合いとなっています。
出来高は前場の段階で1993万株に達し、足元の平均的な売買代金を大きく上回るペースで売り注文が観測される展開です。
メタプラネット(3350)テクニカル分析

メタプラネット(3350)日足チャート
日足ベースでは、5月中旬の302円付近を底とした短期的なリバウンドが頭打ちとなり、再び下値を試す形となっています。25日移動平均線を明確に下抜けた状態が継続しており、ローソク足は陰線が優勢です。
MACDも0ライン下で再びデッドクロスに近い形状を描いており、短期的なモメンタムの悪化が示唆されます。下値メドは5月20日安値の302円が目先のサポートとして意識されます。

メタプラネット(3350)1時間足チャート
1時間足では、寄り付きの315円が当日の戻り高値となり、その後は階段状に切り下がる典型的な下落トレンドを形成しています。短期移動平均線が下向きに転じ、戻り売りに押される展開が続いています。
安値305円が当日の下値サポートとして機能していますが、ここを明確に割り込むと300円割れを試す展開となる可能性があり、引けにかけての攻防が焦点となります。
メタプラネットのビットコイン損益とmNAV
メタプラネットのBTC保有量は4万177BTC、平均取得単価は約1551万5602円、取得総額は6234億円となっています。執筆時点のBTC価格約7万7379ドルに対し、Bitcoin NAVは4938億円、未実現損益は-1296億円(-20.8%)と含み損が拡大しています。
一方、EV mNAVは0.92倍と1倍を下回り、企業価値(EV)4531億円がBitcoin NAV 4938億円を下回る逆転状態が続いています。1株あたりNAV(希薄化前)は385.79円で、現在の株価306円はNAVに対して約2割のディスカウントとなっています。
今後の株価の焦点
短期的には、5月20日安値の302円を維持できるかが目先の下値サポートとして注目されます。これを割り込めば300円の節目を試す展開となる一方、上値は315円付近の戻り高値、続いて323円のサヤ寄せが意識されます。
ファンダメンタルズ面では、BTC価格が7万7000ドル台で底値を固められるかどうかが株価の方向感を左右する見通しです。また、5月22日に開示された第三者割当に係る新株式譲渡報告書を踏まえ、追加調達と希薄化のペース、ならびにBTCインカム事業の進捗が中期的な評価ポイントとなります。
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