Ripple Primeは5月21日、機関投資家向け暗号資産(仮想通貨)取引所EDX Marketsとの正式統合を発表しました。これにより、機関投資家はRipple Primeのプライムブローカー基盤を通じて、EDX Marketsのスポット市場とperpetual futures市場にアクセスできるようになります。統合で決済・担保資産に採用されたのはXRPではなく、米ドル連動ステーブルコインのRLUSDです。
機関投資家向け取引を一元化
今回の統合では、複数の取引所や清算先を個別に管理するのではなく、Ripple Primeを窓口として売買と資本管理をまとめて扱える体制が整いました。機関投資家にとっては、取引の執行先が増えること自体よりも、資金や担保を分散させずに運用できる点に意味があります。
Ripple Primeのマイク・ヒギンズCEOは、機関投資家は取引会場を増やすことではなく、より賢いインフラを求めているとしたうえで、EDX Marketsの流動性をRipple Primeに取り込み、スポットとperpetual futuresにシームレスにアクセスできる一元的で資本効率の高い枠組みを提供すると説明しました。取引、担保、清算が別々の箱に分かれていた状態を縮める設計です。
EDX Marketsは、Citadel SecuritiesやFidelity Investmentsなどが支える機関投資家向け市場です。個人投資家向けの暗号資産取引所とは異なり、参加者の前提は価格変動の大きい資産をそのまま決済に使うことではなく、売買インフラを既存金融に近い形で整えることにあります。
決済と担保にRLUSDが採用されたことで、Rippleの機関向けサービスにおける役割分担はより明確になりました。表に立つのは価格変動を抑えたドル連動資産のRLUSDで、XRPは今回の統合では決済資産として使われません。
この判断は、EDX Marketsの出資者構成とも整合的です。Citadel SecuritiesやFidelity Investmentsのような保守的な金融機関は、担保や決済に大きく値動きする資産を持ち込みにくい傾向があります。日々の証拠金管理や清算では、価格が安定したドル建て資産のほうが扱いやすく、RLUSDが優先された形です。
参考元:bitcoin.com
画像:shutterstock
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