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ビットコイン、8万1000ドル台まで上昇|クラリティ法案上院マークアップ通過観測でショートカバー優勢

2026年5月15日 08:59  Arai Yu

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ビットコイン(BTC)は2026年5月15日時点で8万1310ドル付近、24時間騰落率は+2.53%となっています。5/13に米現物BTC ETFから3か月ぶりの大規模流出が出て7万9000ドル台前半まで重くなったあと、米国時間5/14の上院銀行委員会でCLARITY法案のマークアップ採決が行われ、規制進展への期待からショートカバーを巻き込んで8万1000ドル台まで戻しています。

値動きの振り返り

BTC/USDT 30分足チャート

24時間安値は7万8725ドル付近で、その後8万1000ドル台後半まで戻し、基準時刻まで上値圏で推移しました。下値は7万8000ドル台後半〜7万9000ドルの価格帯で買い戻しが入り、上値は8万2000ドル付近で再び抑えられています。市場が意識した価格帯はロング清算ゾーンの7万8000ドル付近、ショート清算ゾーンの8万0400ドル付近です。

相場を動かした背景

CLARITY法案の上院銀行委員会マークアップ採決

反発の起点となったのは、14日の23:30に行われた上院銀行委員会でのクラリティ法案マークアップ採決です。5/12には最終草案が公表されており、BTCをデジタル商品として法的に位置付ける内容を含むことから、長年の規制不透明感を整理する材料として注目されてきました。

Polymarketは委員会通過確率を73%と評価しており、採決が近づくにつれて法案進展観測が広がると、BTCはNY午前帯の7万8000ドル台後半から8万1000ドル台へ戻し、24時間騰落率を+2.53%圏まで押し戻しました。

ビットコイン(BTC)テクニカル分析

日足チャート

日足では春先のラリーで6万6000ドルから8万2000ドルまで戻したあと、200日移動平均線にあたる8万2400ドル台を2週間で4回叩いても抜けられず、ダブルトップ気味の上値抑制が続いています。

長期MAを下抜けたままの戻り売り優勢の構造で、上値メドは8万2000ドル、8万2400ドル付近、下値メドは7万9000ドル、7万8000ドル、7万6000ドルとなります。

4時間足チャート

4時間足は8万1000ドル〜8万2000ドルから下落し、7万9600ドル付近のサポートを一時下抜けて7万8000ドル台後半まで突っ込んだあと、前回トップの7万9244ドルを明確に割らずに反発、5/14後半に8万1000ドル台を回復しました。当面は7万9000ドル維持が下値の目安、上値は8万0400ドル〜8万1500ドルの突破力が焦点です。

1時間足チャート

1時間足は5/14日中の下げを底入れしたあと緩やかに切り上げ、直近は8万0400ドル〜8万1300ドルでもみ合っています。サポートは8万0400ドル、7万9600ドル、7万9000ドル、レジスタンスは8万1500ドル、8万2000ドル。

短期トレーダーが特に見るべきラインは上値の8万1500ドルと下値の7万9600ドルで、上抜けはショート踏み上げ、下抜けはロング再投げの可能性につながりやすい水準です。

デリバティブ動向

OI・清算動向

BTC先物の未決済建玉(OI)は約617億ドル。5/13〜5/14早朝のロング解消で一時減少した後に再構築が進んでいます。24時間清算合計は約8643万ドルで、5/14序盤に7万8000ドル台後半までロングが踏まれたあと、反発局面では8万0400ドル付近のショートが巻き込まれる両サイド清算型の動きでした。

両サイドの厚い清算がいったん消化されたことで、レンジを抜けるまでは方向感が出にくくなる可能性があります。

注目清算ライン

注目清算ラインは下方が7万8000ドル付近、上方が8万0400ドル付近です。8万0400ドルを上抜ければ残存ショートの巻き戻しで上昇が伸びやすく、7万9600ドル割れから7万8000ドルを下抜けるとロング再投げで深い押しにつながる可能性があります。

現在価格は両ゾーンの中央寄りに位置しており、初動を捉える姿勢が望ましい局面です。

ETF動向

米現物BTC ETFは5/13単日で約6億3500万ドルの純流出となり、1月29日以来の単日最大規模を記録しました。BlackRockのIBITが2億8469万ドルの流出で先導し、それ以外の銘柄でも合計3億5000万ドル規模が出ています。

5営業日累積では12.6億ドル規模、累計純流入は597.6億ドルから585.0億ドルへ後退しました。5/14分のフローは基準時刻時点で未取得ですが、流出ヘッドラインがBTCの上値の重さを主導していた構図は続いており、本日の発表数字で戻りの強弱が左右されやすい状況です。

本日のデイトレ注目材料

本日21:30に米5月NY連銀製造業景気指数が発表されます。下振れすれば景気減速懸念からリスクオフ要因となり得る指標です。

続いて22:15には米4月の鉱工業生産、設備稼働率、製造業生産があり、インフレと景気のバランスを巡る材料となります。5/16 2:00にはBaker Hughes米石油リグ稼働数の更新も控えます。短期テーマは、ETF流出が止まるか、Fedの利上げ思惑がどう動くか、CLARITY法案の本会議入りに向けた続報の有無の3点です。

上方向の焦点は8万1500ドル、8万2000ドル、日足200日想定の8万2400ドル付近で、抜ければショートカバーが加速しやすい水準。下方向は8万0400ドル、7万9600ドル、7万9000ドル、7万8000ドルが控え、当面は8万0400ドルと7万9600ドルのレンジ維持が押し目買いを試しやすい目安となります。短期トレーダーは上値の8万1500ドルと下値の7万9600ドルを基準にブレイク方向を見極めたいタイミングです。

まとめ

本日のBTCは、ETF流出の重しとCLARITY法案を巡る規制進展観測が綱引きする構図です。日足200日線手前の8万2000ドル〜8万2400ドルを上抜けるか、ロング清算ゾーンの7万8000ドル付近を試しに行くかが焦点で、米経済指標とCLARITY法案の続報がレンジブレイクの引き金になり得る一日となります。

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