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イーサリアム財団、21271ETHをステーキング解除|資産運用と人事を見直しへ

2026年5月12日 16:23  Arai Yu

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イーサリアム財団は5月11日、21271ETHをステーキング解除したことが確認されました。金額は約78億円相当にのぼります。同じ日に、次期アップグレード『Glamsterdam』の開発用ネットワークが稼働段階に入ったことと、プロトコル開発部門の新たな共同責任者3人の就任も公表しました。

財団の資産移動と開発体制の見直しが同時に示された格好です。資金面と組織面の両方で、イーサリアムの中核開発を継続する準備が進んでいることを映す動きとなりました。

7万ETH達成後の資産移動が示す運用方針

今回のアンストーキングは、オンチェーン分析サービスの追跡で確認されました。対象は21271ETHで、直近の市場価格ベースでは約4,970万ドル、円換算で約78億円規模です。

イーサリアム財団はこの前までに70000ETHのステーキング目標を達成していました。そこから一部を引き出したことで、財団が保有ETHを単に眠らせるのではなく、運用と流動性のバランスを見ながら管理している実態が改めて浮かび上がりました。

ステーキング解除は、そのまま売却を意味するわけではありません。預けていたETHを再び動かせる状態に戻す手続きであり、財務運営では現金化、再配分、別の運用先への移動など複数の選択肢を持つための前段階にあたります。今回の時点で、財団がこのETHをどの用途に充てるかは公式には示していません。

暗号資産(仮想通貨)プロジェクトの財団にとって、保有トークンは開発資金の源泉であると同時に、市場との距離感を測る材料でもあります。とりわけイーサリアムのように長期の技術開発を続ける基盤では、どれだけ資産を保有しているかだけでなく、どの程度をステーキングし、どの程度を機動的に使える状態に置くかが運営の安定性に直結します。

Glamsterdamのdevnet稼働と200Mガスリミット合意

同日に公表されたプロトコル更新では、Glamsterdamの開発が具体的な実装段階に進んだことが示されました。ノルウェー・スバールバルで実施した相互運用テストでは、Glamsterdamのdevnetが複数クライアントで稼働しました。

この検証では、ePBSの安定動作が確認され、BALの最適化も進みました。EIP-8037のリプライシングも確定し、Glamsterdam後のネットワークでは200Mガスリミットを下限とする方向で合意しています。処理能力に関わる基準が具体化したことで、アップグレードの輪郭はかなり明瞭になってきました。

ガスリミットは、イーサリアムが1ブロックでどれだけの処理を詰め込めるかを左右する指標です。下限を200Mとする合意は、ネットワークの処理余地を広げる設計を前提に議論が進んでいることを意味します。一方で、こうした変更はクライアント実装や安全性検証と一体で進める必要があり、devnetのマルチクライアント稼働はその土台になります。

参考元:cryptonews
画像:shutterstock

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