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Visa、ステーブルコイン決済網に5チェーン追加|ベースやポリゴンなど9ネットワークに拡大

2026年4月30日 15:40  Arai Yu

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米決済大手Visaは4月29日、ステーブルコイン決済パイロットにArc、Base、Canton、Polygon、Tempoの5ブロックチェーンを追加したと発表しました。対応ネットワークは既存のAvalanche、Ethereum、Solana、Stellarと合わせて9つに広がりました。

年間のステーブルコイン決済実行レートは70億ドルに達し、前四半期比で50%増となりました。カード会社がブロックチェーンを単独採用する段階から、複数チェーンを束ねる決済基盤へと軸足を移しつつあることを示す動きです。

Visa、用途別チェーンを束ねる決済網へ前進

今回加わった5チェーンは、それぞれ役割が異なります。ArcはCircleが開発するレイヤー1で、プログラマブルマネーと実世界の経済活動の接続を意識した設計です。BaseはCoinbase系の基盤として高速・低コスト決済を担い、Cantonは規制対応が求められる資本市場向けにプライバシー設定を備えます。PolygonとTempoも、送金や流動性移動の速さを前面に出しています。

Visaが示したのは、どのチェーンが勝つかを選ぶ立場ではなく、利用企業が用途に応じてネットワークを選び、その上でVisaが共通の決済レイヤーを提供する構図です。成長製品・戦略的提携部門を率いるRubail Birwadker氏は、パートナー企業がすでにマルチチェーン環境で構築を進めており、Visa側もその現実に合わせて選択肢を広げる必要があると説明しました。

この設計は、ブロックチェーンごとに分断されがちな決済処理を、既存の国際決済網の上で整理し直す試みともいえます。金融機関や決済事業者にとっては、特定チェーンへの依存を抑えながら、用途別に最適なネットワークを選びやすくなる点が大きいです。

Visaのパイロットは中南米、欧州、アジア太平洋、中央・東欧・中東・アフリカで展開しています。米国ではUSDCを使った銀行決済を支援し、50カ国超で130以上のステーブルコイン連動カードプログラムも動いています。暗号資産(仮想通貨)ウォレット内の資金を、カード決済の出口につなぐ仕組みがすでに広がっている形です。

参考元:theblock
画像:shutterstock

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