イーサリアム(ETH)の財務企業Bitmine(ビットマイン)は4月9日、NYSE Americanからニューヨーク証券取引所(NYSE)への上場変更を完了し、同時に自社株買いプログラムの上限を40億ドルへ引き上げたと発表しました。従来の枠は10億ドルで、4倍へ拡大しました。
暗号資産(仮想通貨)イーサリアムの大規模保有を軸にした財務戦略を進める企業が、より上位の市場区分への移行と大規模な株主還元策を同時に打ち出しました。
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自社株買いは10億ドルから40億ドルへ増額
BitmineのNYSE上場は、4月6日に承認され、4月8日のNYSE American取引終了後に切り替えられました。NYSEでの売買開始は4月9日です。ティッカーは引き続き「BMNR」を使います。
NYSEへの上場変更は、単なる取引市場の移動ではありません。NYSEは財務面やコーポレートガバナンス面で一定の基準を満たすことが求められ、上場企業の信頼性を測る一つの目安として扱われます。暗号資産関連企業にとっては、事業の成長性だけでなく、資本市場からの評価や機関投資家の受け止め方にも影響しやすい節目です。
同社は今回の発表で、自社株買いプログラムの上限を40億ドルに拡大したことも明らかにしました。2025年に承認していた10億ドル枠から大幅に積み増した形で、Fundstratの集計では2026年に公表された自社株買いの中でも大規模なものとされています。日本円換算では約6000億円規模に相当し、暗号資産関連企業としては異例の大きさです。
Tom Lee会長は、自社株買いの拡大について「株主へのコミットメント」であり、株価が本質価値を下回る場合には普通株の買い戻しを増やす位置づけだと説明しました。企業が自社株を買い戻すと、市場に出回る株数が減るため、1株当たり価値の押し上げにつながりやすいです。
今回の増額は、手元資本の使い道として成長投資だけでなく、株主還元を明確に前面へ出した判断です。
参考元:prnewswire
画像:shutterstock
