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ビットコイン、価格7万1000ドル台を維持し底堅い推移|イラン停戦とショートスクイーズが主導

2026年4月9日 09:07  Arai Yu

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日本時間4月9日朝のビットコイン(BTC)は、前日からの力強い上昇を維持し、7万1108ドル付近で取引されています。直近24時間でBTC価格は一時7万1800ドルの高値を記録した後、わずかに調整しましたが、7万1000ドル台をしっかりと維持しており、底堅い動きを見せています。

この上昇の背景には、中東情勢の緊張緩和を示すイラン停戦報道に加え、心理的節目である7万ドルを突破したことによる大規模なショートスクイーズが挙げられます。

値動きの振り返り

BTC/USDT 30分足チャート

4月8日午前中、BTCは6万7000ドル台で膠着状態にありましたが、午後に入ると状況は一変しました。

イラン停戦のニュースが伝わると、市場はリスクオンムードに転換し、BTCは急騰。日本時間15時過ぎには、これまでレジスタンスとして意識されていた7万ドルの大台を突破しました。この勢いは続き、一時7万1800ドルまで上昇しましたが、その後は利益確定売りが優勢となり、一時的に下落したものの、現在は7万1000ドル台を維持して推移しています。

直近24時間の高値は7万1800ドル、安値は6万7200ドルでした。6万7000〜6万7500ドル、および7万ドル付近がサポートとして機能し、7万1500〜7万2000ドルが上値を抑える価格帯として意識されました。特に7万ドルは、今回の急騰でレジスタンスからサポートへと転換した重要なラインとして注目されます。

相場を動かした背景

7万ドル突破に伴うショートスクイーズ

今回のBTC価格の急騰は、心理的節目である7万ドルを上抜けたことで、大量のショートポジションが強制清算されたことが主要因と考えられます。

CoinGlassのデータによると、直近24時間で1.2億ドルを超えるショートポジションが清算されており、これが上昇にさらなる拍車をかけました。市場のレバレッジが調整される中で、このショートスクイーズが価格を押し上げる強力な燃料となった形です。

イラン停戦報道によるリスクオン

4月8日午後、中東情勢の緊張緩和を示唆するイラン停戦の合意が報じられました。これにより、地政学リスクが後退し、市場全体にリスクオンの雰囲気が広がりました。

BTCは、このような状況下で安全資産としての側面とリスク資産としての側面を併せ持つため、資金流入が加速し、価格上昇を後押ししました。

米CPI下振れとETF流入の相乗効果

4月8日に発表された米消費者物価指数(CPI)が前年比2.9%と市場予想を下回ったことで、インフレ鈍化とそれに伴う米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ期待が高まりました。

これに加え、米現物ビットコインETFにはブラックロックやフィデリティを中心に約5億ドルの純流入が記録されており、機関投資家からの継続的な需要がBTCの下値を支え、上昇トレンドを強化する要因となりました。

ビットコイン(BTC)テクニカル分析

日足チャート分析

日足チャートでは、BTCは主要な移動平均線を上回って推移しており、中長期的な上昇トレンドが継続していることを示唆しています。

MACDはゴールデンクロスを形成し、買いシグナルが点灯しています。ボリンジャーバンドは拡大傾向にあり、価格のボラティリティが高まっていることを示唆しています。上値の目処としては直近高値の7万2000ドル、下値の目処としては7万ドルが意識されます。

4時間足チャート分析

4時間足チャートでも、BTCはMA20、MA50、MA100、MA200の上に位置しており、中期的な上昇基調が明確です。

MACDは依然として上向きで、買い圧力が強いことを示しています。押し目買いのポイントとしては7万ドル付近、戻り売りのポイントとしては7万2000ドル付近が考えられます。

1時間足チャート分析

1時間足チャートでは、強い上昇トレンドを維持しています。各移動平均線が上向きに推移していて、一目均衡表の雲も上抜けており、強い買い圧力が示唆されます。

サポートラインは7万ドル、レジスタンスラインは7万2000ドルが意識されます。短期トレーダーは、本日7万ドルラインの維持と、7万2000ドルを突破できるかに注目すべきでしょう。

デリバティブ動向

OI・清算動向

直近24時間で、ビットコイン市場では1.2億ドルを超えるショートポジションが清算されました。これは、価格が7万ドルを突破した際に、多くのショートポジションが強制的に買い戻された結果であり、価格上昇を加速させる要因となりました。

未決済建玉(OI)は未取得ですが、清算状況から市場のレバレッジが一時的に高まり、その後調整されたことが示唆されます。短期トレードにおいては、急激な価格変動による清算リスクに注意が必要です。

注目清算ライン

注目すべき清算ラインの集中価格帯は未取得ですが、7万ドルを突破したことで、その付近に設定されていたショートポジションの清算が集中したと推測されます。

今後、7万ドルを下回る動きがあれば、ロングポジションの清算が誘発される可能性もあるため、この価格帯は引き続き警戒が必要です。

ETF動向

米現物ビットコインETFは、4月8日に約5億ドルの純流入を記録しました。これは、ブラックロックのIBITやフィデリティのFBTCといった主要ETFが牽引しており、機関投資家からの安定した需要がBTC価格を支える重要な要素となっています。

ETFへの資金流入は、市場の流動性を高め、価格の安定化にも寄与しています。

本日のデイトレ注目材料

本日(4月9日)のデイトレードにおいて注目すべき材料は以下の通りです。

重要経済指標

•日本時間09:30:日本 生産者物価指数(PPI)

•日本時間13:30:米国 新規失業保険申請件数

•日本時間21:30:米国 生産者物価指数(PPI)

要人発言・イベント

•日本時間23:00:欧州中央銀行(ECB)政策金利発表

短期市場テーマ

•地政学リスクの再燃の有無

•米国の経済指標発表後の市場の反応

•上方向の焦点価格: 7万2000ドル

•下方向の焦点価格: 7万ドル

まとめ

本日のビットコイン市場は、イラン停戦報道とそれに続く7万ドル突破によるショートスクイーズが主導し、7万1000ドル台を維持する力強い上昇を見せました。

米CPIの下振れやETFへの継続的な資金流入も相場を後押ししています。短期トレーダーは、7万1000ドル台の維持と、本日発表される日米の経済指標、ECBの政策金利発表に注目し、7万2000ドルを上抜けるか、あるいは7万ドルを割り込むかに警戒が必要です。

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