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ビットコイン・イーサリアム・リップル上昇|フーシ派参戦とトランプ発言で仮想通貨乱高下

2026年3月31日 13:25  Arai Yu

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3月30日から31日にかけての暗号資産市場は、イラン戦争の急激な拡大と、トランプ大統領による停戦交渉示唆という二つの地政学的な転換点に翻弄された2日間となりました。

フーシ派の参戦報道が市場に衝撃を与えた一方で、トランプ大統領の発言が繰り返し相場の下支えとなり、ビットコインは6万5000ドル台の急落から6万8000ドル台への反発という大きなレンジを描きました。

BTC・ETH・XRP上昇|イラン戦争長期化で仮想通貨市場は急落後に反発

中東情勢で急落も、トランプ発言で68000ドル回復

BTC/USDT 1時間足チャート

3月30日早朝、イラン支援勢力のフーシ派が戦闘に加わったとの報道に加え、米軍の空挺部隊や海兵隊が中東に到着したことが伝わると、地政学リスクへの警戒が強まり、ビットコインは一時6万5112ドルまで下落しました。

その後、トランプ米大統領がイランについて「より理性的な政権」との交渉に言及すると、市場心理はいったん持ち直し、ショートカバーを伴ってビットコインは6万8000ドル台まで上昇しました。

イーサリアム、BTC反発に連動、2000ドル台に戻す

ETH/USDT 1時間足チャート

イーサリアムも3月30日早朝に1960ドル台まで下落しましたが、BTCの反発に連動して回復し、トランプ発言後には2070ドル台まで値を戻しました。

3月31日午前にかけてはさらに上値を伸ばし、11時点では2074ドルで推移しています。

今回の局面ではBTCを上回るパフォーマンスを示しており、リスクオン局面での感応度の高さが改めて確認されました。

リップル、急落後は戻り鈍く1.33ドルで推移

XRP/USDT 1時間足チャート

リップルは3月30日早朝に1.20ドル付近まで急落し、3銘柄の中で最も大きな下落率を記録しました。その後1.35ドル付近まで回復しましたが、3月31日未明から再び売りが優勢となり、11時点では1.33ドルにとどまっています。

週間ベースでは主要3銘柄の中で最大の下落率となっており、地政学リスクが高まる局面での相対的な弱さが目立ちました。

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戦争拡大懸念と停戦期待が交錯、仮想通貨乱高下

今回の値動きの背景には、開戦から5週目に入ったイラン戦争の拡大懸念と、停戦交渉への期待が交錯したことがあります。

フーシ派の参戦で紛争が新たな局面に入り、ブレント原油は一時115ドル近くまで上昇。アルミニウム生産施設への攻撃も伝わり、エネルギー以外の産業コストにも波及するとの懸念が広がりました。

一方で、トランプ大統領が「新政権との交渉」や「大きな進展」に言及するたび、市場心理は改善し、BTCは短時間で大きく反応しました。

加えて、パウエルFRB議長がエネルギーショックを一時的と位置づけ、利上げの必要はないとの見方を示したことも、相場の下支え要因として意識されました。

FRBの2026年利上げ確率が25%から5%へ低下したことで、金融政策面の不確実性もやや後退しています。

BTC・ETH・XRP、重要節目を意識

BTCにとって直近の焦点は、6万8000ドルを終値で定着させられるかどうかです。
一方で、再び6万5000ドル近辺を割り込むようなら、6万4000ドル付近が次の下値メドとして意識されます。

ETHでは、まず2070ドル台を維持できるかが目先のポイントです。ここを保てれば2100ドル台の回復が視野に入りやすくなりますが、再び2000ドル近辺を割り込むと、3月30日に付けた1960ドル台の安値が改めて意識されそうです。

XRPは1.33ドル台を維持できるかが焦点です。一方で、1.30ドル近辺を再び割り込む場合には、3月30日早朝に付けた1.20ドル台への下押しリスクも警戒されます。

今後の注目材料としては、イラン停戦交渉の具体的な進展・決裂、4月3日の米雇用統計が挙げられます。原油価格が高止まりを続けるかどうかも、インフレ期待や金融政策見通しを通じて、仮想通貨市場全体の値動きに影響を与えそうです。