
Strategy社 BTC保有量の推移
米Strategy(ストラテジー)が、2025年12月下旬から続けてきた週次のビットコイン購入を先週は見送った可能性が高まっています。
3月23日を最後に新たな購入開示が確認されておらず、創業者で会長のMichael Saylor氏も3月29日に、次週の購入を示唆する恒例の「Orange Dot」付きチャートを投稿しませんでした。
同社はビットコインの継続的な買い増しで市場の関心を集めてきました。
購入そのものの有無は最新のSEC提出書類で正式に確認される段階ですが、これまでの行動パターンが崩れたことで、少なくとも足元では積極的な蓄積ペースに変化が生じているとの見方が出ています。
13週で9万BTC超を積み増し、直近の確認分は3月23日の1,031BTC
Strategyの公式購入ページによると、同社は2026年3月23日時点で76万2099BTCを保有しています。平均取得価格は1BTCあたり7万5694ドルです。
直近で確認されている購入は、3月23日に開示された1031BTCです。CoinDeskの3月23日付報道によると、取得額は約7660万ドルでした。この購入はForm 8-Kでも確認されており、少額ながら買い増しを継続していたことを示していました。
その後、3月29日時点では新たな購入発表は出ていません。Strategyはこれまで、週次の購入実績をSEC提出書類や公式ページで示してきたため、今回の空白は単なる数字の問題ではなく、同社の情報発信のリズムに変化が出たこととして受け止められています。
なぜ注目されたのか 「Orange Dot」不在とSTRC発信の変化
市場関係者が今回の動きを注視した背景には、Saylor氏の投稿パターンがあります。同氏は毎週日曜日、ビットコイン購入の前触れとして受け止められてきた「Orange Dot」付きのチャートをXに投稿することが多く、その後にStrategyの購入開示が続く流れが定着していました。
ところが3月29日には、その恒例投稿がありませんでした。代わりに同氏が発信したのは、永久優先株「STRC」に関する内容でした。投稿では、過去30日間の値動きの小ささと11.5%の配当利回りに触れており、ビットコイン買い増しではなく資本市場商品に話題が移っていた格好です。CoinDeskもこの点を、先週の購入見送りを示すシグナルとして報じました。
Strategy株は2024年11月の高値から約77%下落していると報じられています。同社は株式市場で資金を調達しながらビットコイン保有を積み上げてきただけに、買い増しのテンポや発信の変化は、暗号資産(仮想通貨)市場だけでなく同社株を追う投資家にとっても重要な材料となっています。
参考元:coindesk
画像:shutterstock
