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ビットコイン、価格一時7万2000ドルまで上昇|トランプ氏のイラン和平案報道で仮想通貨に買い加速

2026年3月26日 08:57  3月26日 08:58  Arai Yu

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2026年3月26日午前8時現在、ビットコイン(BTC)は7万1300ドル台で推移しています。直近24時間は、中東の地政学リスク緩和への期待からリスクオンの動きが強まり、一時7万2000ドルを突破する場面が見られました。

市場では、米国が主導するイラン和平案の行方と、それに伴う原油価格の下落が特に意識されています。

値動きの振り返り

BTC/USDT 30分足チャート

直近24時間の値動きを振り返ると、25日の日中は売りが優勢となり、午後には24時間安値となる6万9200ドル付近まで下落しました。しかし、この水準でサポートされると徐々に反発基調へと転じました。

その後、日本時間の25日午後8時半頃に中東情勢に関する報道が伝わると買いが加速し、24時間高値となる7万2026ドルを記録しました。ただし、7万2000ドル台での滞在時間は短く、上値を抑えられる形で現在は7万1000ドル台前半での推移が続いています。短期的に市場で意識されたのは、下値サポートとして機能した6万9000ドル台前半と、上値の重さが確認された7万2000ドルのラインです。

相場を動かした背景

トランプ米政権のイラン和平案報道

今回の相場上昇の主因となったのは、トランプ米政権がイランに対して提示したとされる「15項目の和平案」に関する報道です。パキスタンを仲介として、一時停戦やホルムズ海峡の安全な航行再開などが提案されたと伝わりました。

この報道を受けて、市場では地政学リスクが緩和するとの見方が広がり、リスク資産全般への資金流入が加速しました。ビットコインもこのリスクオンの波に乗り、一時7万2000ドルを突破する強い値動きを見せました。その後、イラン側がこの提案を否定したとの報道もあり上昇は一服しましたが、市場心理の改善には大きく寄与しました。

中東緊張緩和期待で原油急落

中東の緊張緩和への期待は、エネルギー市場にも波及しました。WTI原油価格が一時1バレル87ドル台まで急落するなど、エネルギー価格が下落しました。

原油安は世界的なインフレ懸念を後退させ、将来的な利下げ期待を支える要因となるため、ビットコインを含むリスク資産にとってさらなる追い風となりました。

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ビットコイン(BTC)テクニカル分析

日足チャート分析

日足の方向性としては、中立からやや弱気優勢の状況が続いています。25日の下落局面では、主要な移動平均線である50日移動平均線(SMA)が位置する6万9000ドル付近で反発を見せ、下値の堅さを確認しました。

一方で、上値は50日指数平滑移動平均線(EMA)が位置する7万2000ドル付近で繰り返し拒否されています。中長期的な上値メドは、現在形成中の対称三角形パターンの上限を突破した場合の9万2400ドル、下値メドは同パターンの下限である6万5000ドルとなります。

4時間足チャート分析

4時間足では、方向感の定まらないレンジ相場が形成されています。6万9000ドル台での反発は押し目買いの好機となりましたが、7万2000ドルでの失速は戻り売り圧力の強さを示しています。

中期的な上値メドは直近高値の7万2000ドル、下値メドはサポートとして機能した6万9200ドル付近となります。

1時間足チャート分析

1時間足の短期トレンドは、7万1000ドルから7万1500ドルの狭いレンジでの推移となっています。

短期トレーダーが当日見るべきラインは、明確なレジスタンスとなっている7万2000ドルと、直近のサポートである7万0000ドルおよび6万9200ドルです。このレンジをどちらにブレイクするかが本日の焦点となります。

デリバティブ動向

OI・清算動向

全取引所の未決済建玉(OI)は、1週間ぶりの高水準となる約1105億ドルまで増加しています。直近24時間の清算状況を見ると、合計約2億ドルの清算のうち、ショートポジションの清算が約1億4600万ドルとロングポジションの約2.6倍に達しました。

7万2000ドル付近での攻防の裏でショートポジションが積み上がっており、これが相場に不安定さをもたらしています。短期トレードにおいては、急な価格変動に警戒が必要です。

注目清算ライン

現在、注目すべき清算ラインは7万2000ドルの上方に集中しています。価格がこのラインに近づいた場合、ショートポジションの強制決済を巻き込んで急騰する「ショートスクイーズ」が起きやすい状況です。

トレーダーとしては、7万2000ドル突破時の突発的な上昇と、突破に失敗した場合の急反落の双方を警戒すべき局面です。

ETF動向

米国の現物ビットコインETFの単日フローは、3月24日に約7450万ドルから9020万ドルの純流出となりました。3日連続の流出から23日に一度は純流入に転じたものの、再び流出となっています。

ただし、3月全体で見れば依然として約25億ドルの純流入を維持しており、中長期的な機関投資家の需要が価格の下支えとして機能しています。

本日のデイトレ注目材料

本日予定されている重要経済指標として、21時30分に米国の新規失業保険申請件数と継続失業保険申請件数の発表が控えています。また、翌朝にかけて複数の米連邦準備制度理事会(FRB)高官による要人発言が予定されています。

短期市場テーマとしては、引き続きイラン情勢に関する報道と原油価格の動向が意識されるでしょう。

上方向の焦点価格は強固なレジスタンスである7万2000ドル、下方向の焦点価格は直近安値の6万9200ドルとなります。

まとめ

今日のビットコイン相場で短期的に注目すべきポイントは、7万2000ドルのレジスタンスラインを明確に突破できるかどうかです。地政学リスクの緩和期待が下値を支える一方で、デリバティブ市場ではレバレッジが蓄積しており、上下どちらにも大きく動く可能性を秘めています。

突発的なニュースによる急変動に注意しながら、慎重なリスク管理が求められる一日となりそうです。

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