米経済指標の内容や機関投資家の動向が意識される中、2月12日午前の市場では金とビットコインの値動きに差が出ています。
2月12日午前の取引で、金(XAU)とビットコイン(BTC)は前日からの流れを引き継ぎつつ、異なる水準で推移しています。
金5000ドル・ビットコイン7万ドルの下落後の重要ライン|米指標前の価格動向
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金は一時5085ドルまで上昇、5000ドル台維持

金(XAU)/ USD 1時間足チャート
金(XAU)は、2月11日に5025ドルから5088ドルのレンジで推移し、一時5085ドルまで上昇しました。
5000ドルを上回る水準を維持したまま高値を試した後、12日午前時点で5053ドルとなっています。
前日の高値圏からは押し戻されていますが、引き続き5000ドル台を維持しています。
米指標悪化と地政学要因が金を押し上げ
2月11日に公表された米小売売上高の停滞と雇用開口数の減少を受け、同日に金は5080ドル台まで上昇しました。
あわせて、中国の新年需要が続いていること、ウクライナ戦争および中東情勢の緊張が継続していることが確認されています。
他にも、中央銀行による金購入やFedの独立性を巡る懸念も価格を支える要因と考えられます。
ビットコインは6万7000ドル台、7万ドル届かず

BTC/USDT 1時間足チャート
一方、ビットコインは2月12日午前時点で6万7000ドル台後半で推移しています。
前日にいったん6万8314ドル付近まで戻す場面があったものの、7万ドルを回復できないまま水準を切り下げ、直近では6万6000ドル台から6万8000ドル台のレンジでの取引が続いています。
過去の変動局面では6万ドル近辺まで下押しする場面も確認されています。
利下げ観測後退とレバ取引解消が下押し
2月11日にはCoinbaseプレミアムがマイナス167ドルを記録し、米国時間帯に現物需要の弱さが確認され、同期間、ETFからの資金流出も観測され、流動性は低下しています。
あわせて、米小売売上高の停滞や雇用開口数の減少を受けて金融政策見通しが揺らぎ、市場では3月利下げ期待の後退が意識されました。
こうした中、デリバティブ市場ではレバレッジをかけた買いポジションの解消が進み、今回の下落は借入を伴う取引の縮小が重なった局面とみられています。
金は米指標で上昇、BTCは7万ドル届かず
同じ時間帯において、金は2月11日に公表された米小売売上高の停滞や雇用開口数の減少を受けて5080ドル台まで上昇し、12日午前も5000ドル台を維持しています。
一方、ビットコインはCoinbaseプレミアムがマイナス167ドルを記録し、ETFからの資金流出とポジション整理が確認される中で、7万ドルを回復できず6万7000ドル台での推移となっています。
金は5000ドル維持が確認点、ビットコインは6万6000ドル維持が焦点
足元では、金については、5000ドルの水準を維持するかどうかが直近の確認点です。
2月11日に上昇した背景となった米経済指標の内容や、中国の新年需要、ウクライナおよび中東情勢の推移に変化があるかどうかが市場で確認されています。
ビットコインについては6万6000ドル近辺の水準を維持できるかどうか、そして7万ドルを再び試す動きが出るかが確認点となります。
あわせて、ETFの資金流出入の動向と、デリバティブ市場で進んでいるポジション整理が継続するかどうかが注視されています。
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