日本企業による仮想通貨への大型投資が相次いでいます。
東証上場のメタプラネットはビットコイン保有量がついに1万BTCに達し、リミックスポイントも1,000BTC超えを果たしました。
本記事では、両社の投資内容と背景を整理・解説します。
メタプラネット:保有1万BTC突破
購入内容
6月16日、約169億円(1,112BTC)を追加購入し、累積保有量が1万BTCに到達しました。
平均取得価格・保有総額
平均取得単価は約1,391万5,230円、購入総額は約1,391億円です。
資金調達
2025年6月16日にEVO FUNDを引受先として2億1,000万ドル(約280億円)相当のゼロクーポン債を発行し、全額ビットコイン購入資金に充当しました。
株価への影響
発表後、株価は年初来高値1,895円を記録し、21.94%上昇しました。
戦略と目標
「555ミリオン計画」で21万BTCの保有を目指すと発表しました。
これはビットコイン総供給量2,100万枚の1%に相当します。
YIELD報告
第2四半期の「BTCイールド」は87.2%、第1四半期は95.6%です。
下図はメタプラネットの株価チャートです。
リミックスポイント:1,000BTC目標達成
購入経緯
6月12日に約2億円(56.87BTC)を購入し、目標の1,000BTCを突破したことを6月13日に発表しました。
保有状況
6月15日時点で1,051.56BTC保有。その他イーサリアム、ソラナ、XRP、DOGEも保有しています。
平均取得価格・保有総額
平均1,504万2,000円、購入総額は約167.55億円です。
資金調達
6月4日に発行した新株予約権の行使による調達資金が原資になります。
評価額
簿価153億円、時価171億円で評価益は17億6,000万円強です。
今後の見通し
市場動向を見つつ追加購入も視野に入れる姿勢です。
両者に共通する戦略的意味合い
資産分散・インフレヘッジ志向
キャッシュから暗号資産への転換によるリスクヘッジになります。
資金調達と株式発行の連携
新株予約権の発行→行使→仮想通貨購入というサイクルがあります。
日本企業としての市場先導
メタプラネットが10,000BTC、リミックスポイントが1,000BTCと規模感ある保有を披露しています。
まとめ
・メタプラネットの「1%クラブ」入り構想は非常に野心的です。
21万BTC到達には約2.9兆円の資金が必要と試算され、資金調達の成否が鍵になるでしょう。
・リミックスポイントは短期間で目標達成し、今後の追加購入も注目。仮想通貨レンディングやステーキングへ拡大すれば、投資効率向上も期待されます。
両社の動きは日本マーケット全体に「企業によるビットコイン保有」が普遍化する可能性を示唆。FOFA(financial on-chain foreign asset)戦略の一環として、他の上場企業も動き出すかもしれません。
| 企業名 | 保有量 | 購入額 | 平均単価 | 戦略 |
|---|---|---|---|---|
| メタプラネット | 10,000BTC | 約1,691億円 | 約1,392万円 | 21万BTC保有を目指す |
| リミックスポイント | 約1,051BTC | 約2億円購入 | 約1,504万円 | 1,000BTC超達成、追加購入も検討 |
特に日本企業にとっては、資産運用と投資の二軸で事業リスクをマネジメントする新フェーズの幕開けとも言えるでしょう。

