南ア中銀は、2023年末までに仮想通貨規制を導入する見込みであることを明らかにしている。

専門家二人は、規制内容が投資家を遠ざけるようなものでない限り、この規制が業界に歓迎され得るものになるという見解を示した。

金融商品としての仮想通貨

南アフリカ共和国の中央銀行である南アフリカ準備銀行(SARB)が仮想通貨規制の導入予定を明らかにしたことを受けて、税務コンサルティング企業Tax Consulting South Africaの法務マネージャーであるThomas Lobban氏と仮想通貨取引所RevixのGreg RodriguesCFOが声明を発表した。

二人の専門家は、南ア中央銀行が仮想通貨を金融商品として規制することについて、これが投資家の関心を失わせない内容である限りは歓迎されるとの考えを述べた。

SARBの仮想通貨規制は、Kuben Naidoo副総裁が説明するところによると、仮想通貨を金融資産と見なし、流入する資金を「メインストリーム」に持ち込むことだという。

我々の見方は変わり、今は(仮想通貨を)金融資産と見なし、金融資産として規制したいと考えている。多くの資金が流入しており、規制によってメインストリームに持ち込む必要がある。

仮想通貨は規制次第で簡単に流入・流出

Rodrigues氏は仮想通貨規制について、仮想通貨取引所Revixにとっては歓迎するものであるとしつつ、同時に真剣に受け止めなければならないものであるとの考えを示している。

仮想通貨はグローバルかつ非常に流動的であり、規制を歓迎する市場には流れ込み、そうでない市場からは簡単に流出する傾向がある。

Lobban氏とRodrigues氏は、規制がバランスの良いものになれば、急成長中の南アフリカにおける仮想通貨エコシステムの更なる成長を促し、多くの資金が同国に流入することになると期待を寄せている。

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