下院金融サービス委員会の議員たちが、ステーブルコイン法案の合意形成に関して「まだ達していない」ことを認めた。

8月の休会前に議会でステーブルコイン関連法案が成立する可能性は低いとみられる。

ステーブルコイン法案はいまだ合意に達していない

下院金融サービス委員会のマキシン・ウォーターズ議員(民主党)とパトリック・マクヘンリー議員(共和党)はこれまで、ステーブルコイン法案に関する超党派の合意形成に取り組んできた。

しかし両氏はこのほど、8月の休会前に法案に関して合意に達することができなかったことを明かした。事実上の「時間切れ」を認めたかたちだ。

我々は惜しいところまで来ている。まだそこに達してはいないが、近づいてはいる。

マクヘンリー議員は上記のように述べ、ウォーターズ議員も文書で次のように声明を出した。

有力メンバーであるイエレン長官と私は法案に関する合意に向けてかなり前進したが、残念ながらまだそこには到達していないため、8月の休会中も交渉を続けるつもりだ。責任あるイノベーションを可能にしながら消費者を保護する規制の枠組みを作るために、前に進み続けることが重要だ。

すでに規制法案の成立が9月までずれ込む可能性については報じられているが、今回の下院議員らの発言は、この可能性をより高めるものとなっている。

マクヘンリー議員は「(法案が)形骸化するのは避けたい」と述べ、法案の成立が遅れたとしても慎重に内容を詰めていく姿勢を見せている。

我々は、この法案、つまりこの法律を、確実に技術的に優れ、実行可能なものとしたい。通した途端に法案が形骸化するといった事態は避けたい。

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