暗号資産(仮想通貨)市場は持ち直しました。16日午前11時50分時点でビットコイン(BTC)は8万2080ドルで期間0.13%高、イーサリアム(ETH)は2441ドルで0.25%高、リップル(XRP)は1.34ドルで0.01%高です。
15日夜は米PPIの上振れでBTCが一時7万9000ドル台まで売られましたが、米株が切り返すと買い戻しが入り、3銘柄とも15日0時の水準近くまで戻しています。
ビットコイン、AI株の売り一服で8万2000ドル台まで反発|インフレ悪化で一時8万ドル割れ
ビットコイン、9月18日以来の安値から反発

BTC/USDT 1時間足チャート
ビットコインは15日11時25分に8万226ドルまで下げたあと、夜まで8万1000ドル前後で推移しました。21時30分に米PPIが発表されると直後に8万563ドルまで下げ、22時台後半には8万ドルを割り込みました。22時55分には7万9800ドルと、9月18日以来の安値をつけています。
その後は一転して買いが入り、16日0時すぎに8万2000ドル台を回復しました。2時15分には8万2634ドルをつけ、安値からの上げ幅は3%を超えています。足元も8万2000ドル台を保っています。
イーサリアム、戻りの勢いが際立つ

ETH/USDT 1時間足チャート
イーサリアムは15日11時25分に2318ドルまで下げ、22時55分にも2324ドルまで売られました。その後は買いが続き、16日7時には2467ドルまで値を伸ばしました。
24時間の上げ幅は3%近くと、BTCのおよそ3倍です。15日の下げを取り戻し、2400ドル台半ばで推移しています。
リップル、1.35ドルまで上げる

XRP/USDT 1時間足チャート
リップル(XRP)も15日22時55分に1.28ドルと、9月17日以来の安値をつけました。その後は米株の切り返しとともに買われ、16日4時20分には1.35ドルをつけています。
安値からの上げ幅は5%近くに達しました。24時間ではBTCを上回る上げとなり、足元は1.34ドル前後で推移しています。
PPI上振れの売りを、米株の反転が打ち消す
米労働統計局が15日21時30分に発表した9月のPPIは、前月比1.3%上昇と予想の0.5%を大きく上回りました。利上げへの警戒が強まるなか、22時30分に米株の取引が始まるとAI関連株を中心に売りが出て、BTCも株とともに下げ幅を広げました。
その後は米株が切り返し、ナスダック総合指数はマイナス圏からプラスに転じ、ダウ平均は1.08%高と約1カ月ぶりの高値で引けました。BTCの安値はナスダック100先物と同じ22時55分で、22時30分から16日1時までの相関は0.73でした。戻りの途中では売り方の買い戻しも加わり、BTCの上げ幅は先物の2倍強に広がっています。
ウォーシュFRB議長の講演で利上げの行方を見極め
本日12時30分からのウォーシュFRB議長の講演が注目されます。CPIとPPIの上振れが続いたあとの発言で、利上げに前向きな姿勢が示されれば売りが出やすく、慎重な姿勢がうかがえれば買い戻しが続きやすくなります。21時30分には9月の米輸入物価指数が発表されます。
BTCは8万2634ドルを上抜けられるか、ETHは2467ドル、XRPは1.35ドルを超えられるかが焦点です。
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