SBIホールディングスとスターテイルグループ(Startale Group)は16日、Open Standardに参加し、SBI新生信託銀行が発行する円建てステーブルコインJPYSCと、米ドル建てステーブルコインOUSDの相互運用に向けた実証実験を検討すると発表した。円・ドル間のオンチェーン決済の効率化を目指す取り組みとなる。
今回の検討は、JPYSCとOUSDの接続を視野に、円建てと米ドル建てのステーブルコインをまたぐ利用を試すものだ。SBIホールディングスの北尾吉孝会長兼社長は「円建てと米ドル建てステーブルコインの自由な交換環境が不可欠だ」と述べ、相互運用に向けた実証実験の検討を重要な一歩と位置づけた。
スターテイルグループの渡辺創太CEOは「JPYSCとOUSD間の相互運用性を試験的に実施することは極めて重要だ」と述べた。円と米ドルについて「オンチェーンでシームレスに交換・利用可能にすることは、大きな機会をもたらす可能性がある」と説明した。
Open StandardはOUSDの普及と相互運用を進める連合で、参加企業は140社超にのぼる。創設パートナーにはコインベース、マスターカード、ショッピファイ(Shopify)、ストライプ、Visaが名を連ねる。
JPYSCは信託型の円建てステーブルコインで、3号電子決済手段にあたる。足元ではSBI VCトレードの口座内での利用に限られ、外部ウォレットへの出庫には対応していない。