暗号資産(仮想通貨)市場は、5日夜につけた高値から反落しました。6日午後2時50分時点でビットコイン(BTC)は8万5556ドルで期間0.33%高、イーサリアム(ETH)は2701ドルで0.14%高、リップル(XRP)は1.50ドルで0.12%安です。
5日夜に米長期金利が上がると売りが出て、ナスダックが最高値を更新するなかで暗号資産は逆の動きとなりました。
ビットコイン、米インフレ懸念で8万5000ドル割れまで下落|ISM非製造業が約4年ぶり高水準
ビットコイン、一時8万5000ドル割れの下押し

BTC/USDT 1時間足チャート
ビットコインは5日23時のISM非製造業景況指数の発表後、23時10分に8万6725ドルまで上げました。ところが23時30分ごろから米10年債利回りの上昇とともに売られ、6日1時20分には8万4972ドルまで下げています。
利回りが下がり始めた3時30分ごろから持ち直し、昼過ぎも8万5000ドル台半ばで推移しています。日足の安値は9月28日を底に7日続けて切り上がっており、4時間足では20期間移動平均の8万5311ドルをわずかに上回っています。
イーサリアム、2680ドルで踏みとどまる

ETH/USDT 1時間足チャート
イーサリアムも23時10分に2730ドルまで上げたあと売られ、6日1時20分に2680ドルまで下げました。その後は2700ドルを挟んで推移しています。
5日朝につけた2740ドルの高値には届いておらず、4時間足では20期間移動平均の2699ドルとほぼ同じ水準です。
リップル、1.49ドル割れから持ち直す

XRP/USDT 1時間足チャート
リップル(XRP)は5日23時20分の1.52ドルから売られ、6日1時30分に1.49ドルを下回りました。その後は持ち直し、午後も1.50ドル前後で推移しています。
5日0時からの騰落は3銘柄の中で唯一マイナスで、24時間でも小幅安です。
株は最高値、暗号資産は金利上昇に押される
5日23時に発表された9月のISM非製造業景況指数は、仕入れ価格の指数が74.0に上がりました。物価上昇の圧力が強いとの見方から米10年債利回りが上がり、5.31%と2002年5月以来の高さで引けています。BTCが急落した23時30分ごろは、利回りが急に上がった時間と重なります。
一方、米国株はエヌビディアなどが買われ、ナスダックは1.05%高と最高値を更新しました。株は企業業績への期待で上げ、暗号資産は金利の上昇に押された形です。10月の利上げ確率は24%と低いままで、2年債利回りもほぼ横ばいでした。重しになったのは長期金利の上昇です。
FRB高官の発言とFOMC議事要旨が焦点
本日22時すぎにウィリアムズNY連銀総裁、23時45分にボウマンFRB副議長が講演し、8日3時には9月会合のFOMC議事要旨が公表されます。追加利上げに前向きな内容なら金利が上がりやすく、慎重な内容なら買い戻しが入りやすくなります。
BTCは8万7000ドルの上値と8万4972ドルの安値のどちらを抜けるか、ETHは2740ドル、XRPは1.53ドルの高値を再び試せるかが焦点です。
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