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ビットコイン、8万4000ドル台で横ばい|米金利19年ぶり高水準でもBTCは下げ止まりか

2026年9月25日 08:42  Arai Yu

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ビットコイン(BTC)は9月25日午前8時時点で8万4277ドルと、前日から0.34%安の8万4000ドル台で横ばいです。24時間高値は9月24日23時台の8万4942ドル、24時間安値は24日18時台の8万2875ドルです。

米金利は上昇が続き、10年債利回りは一時5.2251%と19年ぶりの高水準、30年債は2004年6月以来の水準をつけました。BTCは24日17時台から8万2875ドルまで売られたあと23時台に戻し、前日とほぼ同じ水準で8時を迎えています。

本日17時にはDeribitで四半期オプション満期を迎えます。この四半期満期の建玉は17万908BTC、想定元本は144億ドルです。

値動きの振り返り

BTCは24日17時20分から下げ足を速めました。17時45分の5分足で出来高350BTC、18時30分の5分足では682BTCを伴って24時間安値8万2875ドルをつけています。前日の記事で下値メドとした8万3500ドルを割り込みました。

戻りは米国時間に入ってからです。21時台から水準を切り上げ、23時台に24時間高値8万4942ドルをつけました。この1時間の出来高は2183BTCと24時間で最大ですが、2番目に多い18時台の1740BTCの1.25倍にとどまり、突出した時間帯はありません。以降は8万4000ドル台前半で推移し、8時時点は8万4277ドルです。

24時間の値幅は2.44%、出来高は1万8633BTCと前日の2万2561BTCから減りました。イーサリアム(ETH)は0.18%安、XRPは2.08%高、ソラナ(SOL)は1.26%高と、アルトコインが相対的に強い動きです。

相場を動かした背景

金利は上昇が続いたが、BTCは下げ止まり

米金利は24日も上昇が続きました。30年債利回りは一時5.5016%と2004年6月以来の水準をつけ、10年債も一時5.2251%と19年ぶりの高水準です。終値は10年債が5.18%、30年債が5.47%、2年債が4.87%でした。フィラデルフィア連銀のポールソン総裁とNY連銀のウィリアムズ総裁が、インフレ抑制には追加の利上げが必要になる可能性に言及しています。ウィリアムズ総裁の発言は17時10分で、BTCが下げ始めた時刻と重なりました。CMEフェドウォッチの10月利上げ確率は、23日夜の66%から約70%へ上がっています。

需給面でも買い手の弱さが出ました。7年債入札は応札倍率が過去12か月の平均を下回り、市場では前日の5年債ほどではないものの軟調と受け止められています。米財務省の買い戻しオペは、最大60億ドルの枠に対して応札が104億6800万ドル、落札は40億7800万ドルでした。金利上昇の副作用も広がっています。30年固定の住宅ローン金利は7.12%と前週の6.97%から上昇し、2024年4月以来の高さです。円は一時1ドル159.04円まで下落しました。

それでもBTCは8万2875ドルで下げ止まりました。21時30分の新規失業保険申請件数が19万7000件と予想の20万1000件を下回り、23時の新築住宅販売も68万4000件と予想の62万件を上回るなか、23時台に8万4942ドルへ戻し、24時間では0.34%安の横ばいで8万4000ドル台を保ちました。米株はS&P500が0.02%安、ナスダックが0.01%高と小動きです。米国とイランが段階的な停戦の道を探っているとの報道で原油は上げ幅を縮めましたが、金利は高止まりしたままです。

ビットコイン(BTC)テクニカル分析

週足では、価格8万4277ドルが20週線7万0357ドル、50週線7万8207ドル、200週線6万5838ドルを上回り、100週線8万9595ドルだけが上方にあります。今週の足は始値8万1178ドル、高値8万7396ドル、安値8万0850ドルで、上下にヒゲを残したまま週末を迎えます。RSIは61.4、MACDのヒストグラムは+2773.5です。

日足チャート

日足では、価格が20日線7万9762ドル、50日線7万4951ドル、100日線6万9124ドル、200日線7万0886ドルをすべて上回っています。MACDラインは2476.4でシグナル1985.3の上にありますが、ヒストグラムは+491.1と2日続けて縮小しました。RSIは65.1です。

ボリンジャーバンドは7万3203〜8万6321ドルで、価格は中心線7万9762ドルより上に位置します。安値は23日の8万3500ドル、24日の8万2875ドルと切り下がる一方、終値ベースでは8万4277ドルと8万4398ドルでほぼ変わらず、下ヒゲを残す日足が2本続きました。

50日線と200日線の差は4064ドルへ広がり、上昇の並びは保たれています。上値メドはバンド上限8万6321ドル、下値メドは20日線7万9762ドルです。

4時間足チャート

4時間足では、価格が20期間8万5270ドルを下回る一方、50期間8万1984ドル、100期間7万9731ドル、200期間7万9240ドルは下方にあります。短期の平均線だけが価格の上に出た並びが続いています。RSIは52.3、バンドは8万3227〜8万7313ドルです。

24日17時からの足は、始値8万4524ドル、安値8万2875ドル、終値8万3495ドルで出来高4841BTC。続く21時からの足は高値8万4942ドル、終値8万4418ドルで、長い下ヒゲを残しました。MACDのヒストグラムは-369.2で、マイナス幅は2本続けて縮小しています。

上値メドは20期間8万5270ドル、下値メドはバンド下限8万3227ドル、その下が24時間安値8万2875ドルです。

1時間足チャート

1時間足では、価格が20時間線8万4049ドルと200時間線8万1898ドルを上回る一方、50時間線8万4852ドルと100時間線8万4770ドルを下回っています。一目均衡表では転換線8万4166ドル、基準線8万3909ドルがいずれも価格の下にあり、雲8万5055〜8万5448ドルは上方です。遅行スパンは26本前の8万4233ドルをわずかに上回りました。

MACDラインは-76.9でシグナル-181.0を上回り、ヒストグラムは+104.2とプラス圏です。RSIは49.4と中立圏にあります。ボリンジャーバンドは8万3288〜8万4810ドルで、幅は1.81%です。

サポートは20時間線8万4049ドル、基準線8万3909ドル、バンド下限8万3288ドル、24時間安値8万2875ドル。レジスタンスは100時間線8万4770ドル、50時間線8万4852ドル、バンド上限8万4810ドル、その上が雲下限8万5055ドルです。

デリバティブ動向

OI清算

先物の建玉は、Binanceで9万5789BTCです。24時間で2550BTCの減少となり、前日の8744BTC減に続いて2日続けて減りました。下げでポジションが整理されたあと、戻り局面でも建て直されていません。

資金調達率は確定値で24日9時が0.0001%、17時が0.0048%、25日1時が0.0014%です。ほぼゼロ近辺の推移が続いており、先物に買い持ちの偏りはほとんどありません。

清算ライン

ロング・ショート比率は1.219です。24日8時の1.162から上昇し、戻した23時台には1.275まで上がりました。上位トレーダーの建玉比は1.94で、前日の1.902から小幅に上昇しています。個人と上位層のどちらも、極端な偏りは見られません。

下値では基準線8万3909ドル、バンド下限8万3288ドル、24時間安値8万2875ドルが意識されます。上値では100時間線8万4770ドル、50時間線8万4852ドル、雲下限8万5055ドルです。建玉が軽いぶん、8万2875ドルを割り込んでも清算の連鎖は起きにくい状態です。

ETF

米現物BTC ETFの23日分は3億4690万ドルの純流入で確定しました。IBITが1億6630万ドル、FBTCが1億4320万ドルの流入です。17日から23日までの5営業日では26億5310万ドルが流入し、9月前半の流出局面から明確に転じています。24日分は暫定1430万ドルで、IBITとFBTCは未報告です。

オプションでは本日25日17時に四半期満期を迎えます。建玉は17万908BTC、想定元本は144億ドルで、プット・コール比率は0.84です。マックスペインは7万8000ドルと現在値を大きく下回り、建玉が最も多いのは7万ドルのコール7823BTCとプット7682BTCとなっています。

本日のデイトレ注目材料

本日25日の最大の材料は、17時のDeribit四半期満期です。144億ドル規模の建玉が精算されます。マックスペインが7万8000ドルと現在値より6000ドル以上低いため、満期に向けては上値が重くなりやすい一方、通過後は需給の重しが外れる面もあります。

指標では21時30分に米耐久財受注(予想は前月比-0.4%)、23時にミシガン大学消費者信頼感指数の確報値(予想47.6、前回51.7)が発表されます。FRB関係者の発言は18時15分にウィリアムズ総裁、22時20分にシュミッド総裁、26日3時にハマック総裁と続きます。

ワシントンでは米中首脳会談が続いており、暗号資産では資産のトークン化が相次ぎました。Ondoがブラックロックの戦略に基づくオンチェーンのポートフォリオトークンを発表し、ARKは13億ドルのベンチャーファンドをSecuritize経由でオンチェーン化しています。

上抜けシナリオでは、100時間線8万4770ドルと50時間線8万4852ドルを回復すれば雲下限8万5055ドル、その上が8万5448ドルです。下抜けシナリオでは、基準線8万3909ドルを割り込むとバンド下限8万3288ドル、さらに24時間安値8万2875ドルを試す展開になります。当日見るべきラインは、上値8万4852ドルと下値8万3288ドルです。

まとめ

25日のBTCは8万4277ドルと、前日から0.34%安の8万4000ドル台で横ばいでした。米金利は10年債利回りが一時5.2251%と19年ぶりの高水準、30年債も2004年6月以来の水準まで上昇し、そのなかでBTCは24日18時台に8万2875ドルまで売られたあと23時台に8万4942ドルまで戻しています。

追加利上げの観測は強まっています。ポールソン総裁とウィリアムズ総裁が追加利上げの可能性に言及し、10月の確率は66%から約70%へ上がりました。住宅ローン金利は7.12%と2024年4月以来の高さで、金利上昇の副作用も広がっています。それでもBTCは日足の20日線を大きく上回った水準を保ち、建玉は2日続けて減って先物の偏りも小さいままです。

短期の焦点は、17時の四半期満期を挟んで8万4852ドルを回復できるか、それとも8万3288ドルを割り込むかの分岐です。マックスペインは7万8000ドルで現在値から離れており、満期の前後で値動きが荒くなる可能性があります。

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