暗号資産(仮想通貨)市場は、18日以降に大きく水準を上げたあと、23日から24日午後にかけて下落しました。24日午後1時時点でBTCは8万4315ドルで24時間3.01%安、ETHは2696ドルで2.69%安、XRPは1.51ドルで6.65%安です。
18日比ではビットコイン(BTC)が8.8%、XRPは14.7%高く、今回の下げは上げ幅の一部を戻した動きです。
ビットコイン、米長期金利の急上昇で8万3500ドルまで下落|10月の追加利上げ確率は約70%へ
ビットコイン、8万7000ドル台から反落

BTC/USDT 4時間足チャート
ビットコインは18日の7万7468ドルから、22日午前5時25分に8万7396ドルまで12.8%上げました。23日は午後1時35分の8万7279ドルで頭を打ち、23時5分から下げ足を速めています。24日午前1時の8万3500ドルが安値で、高値からは3.5%の調整です。
23時の出来高1006BTCと、直前3時間の平均の14倍でした。ここまでの上昇は現物ETFが支えており、21日には2026年最大の9億9900万ドル、4営業日で23億600万ドルが入っています。資金の流れ自体は途切れていません。
イーサリアム、2800ドル手前で頭打ち

ETH/USDT 4時間足チャート
イーサリアムは18日の2477ドルから、22日午前5時25分に2807ドルまで13.3%上げました。24日午前1時には2635ドルまで沈みました。
高値からの下げは4.0%とBTCよりやや深めですが、4時間足の200期間移動平均は7.7%下にあり、上昇基調は崩れていません。23時台の1時間の清算額は約6000万ドルとBTCに並びました。
リップル、25%高のあと値を消す

XRP/USDT 4時間足チャート
リップル(XRP)は3銘柄で最も大きく動きました。18日の1.32ドルから23日午後1時20分に1.6ドルまで25.5%上げ、24日午前5時25分に1.47ドルまで値を消しています。
固有の悪材料は見当たりません。先物の建玉は23日午後2時にかけて積み上がったあと、そこから12%が解消されました。資金調達率もマイナスへ転じており、持ち高はむしろ軽くなっています。
原油高で強まった利上げ観測
きっかけはインフレ懸念です。23日夜にイラン大統領が国連で米国に屈しないと述べ、同国高官もホルムズ海峡をめぐる交渉を否定しました。原油は上昇し、米WTIは1.81%高で引けています。22時45分の米PMI速報も総合58.4と2021年7月以来の高さで、投入コストの伸びは4年ぶりでした。10月の追加利上げ確率は約5割から約7割へ上がっています。
もっとも米国株はナスダック総合が1.13%安にとどまりました。23時からの25分間ではBTCの2.00%安に対しナスダック100先物が0.49%安です。差を作ったのはレバレッジで、この1時間の清算はロングが2億2300万ドル、ショートは735万ドルでした。新規の売りではなく持ち高の整理が下げを深くした形です。
今後の展望|インフレ期待と四半期満期
25日午後11時にミシガン大学消費者信頼感の確報が出ます。1年先のインフレ期待は4.0%から4.6%へ上がる予想で、上振れなら戻りを抑え、下振れなら金利が落ち着きます。同日は154億ドル規模の四半期満期も控えます。
3銘柄とも4時間足の200期間移動平均を6%以上上回り、上昇の形は保っています。当面の注目は20期間移動平均で、BTCの8万5000ドル、ETHの2720ドル、XRPの1.52ドルを回復できるかが分かれ目になります。
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