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ビットコイン・イーサリアム・リップル横ばい|PPI鈍化で仮想通貨はリスクオン継続

2026年7月16日 12:47  Arai Yu

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暗号資産(仮想通貨)市場は7月15日から16日午前にかけて、リスクオンが続くなかで銘柄ごとの強弱が分かれました。15日夜発表の6月米生産者物価指数(PPI)が予想を下回り、前日のCPIに続いて物価の鈍化を確認しました。

イーサリアムは1900ドルを突破して独歩高となる一方、ビットコインは6万5000ドルを維持できず、ほぼ横ばいです。

ビットコイン、6万5000ドルまで上昇|PPI下振れがショート踏み上げ誘発

ビットコイン、一時6万5000ドル回復

BTC/USDT 1時間足チャート

ビットコインは7月15日夜のPPI発表後に買われ、16日未明には一時6万5385ドルまで上昇して6万5000ドルを回復しました。しかしこの水準を保てず、その後は上げ幅を消して現在は6万4567ドルと、24時間ではほぼ横ばいです。

前日も高値6万4964ドルで上値を抑えられており、物価指標の追い風が続いても、上値の重さが2日続けて確認された形です。現物ETFのフローも流入と流出が一進一退で、買いの持続力を欠いています。6万5000ドルの回復が引き続き上値のカギです。

イーサリアム、1900ドルを突破し独歩高が続く

ETH/USDT 4時間足チャート

イーサリアムはPPI後の買いを一段と伸ばし、16日未明に一時1931ドルをつけて1900ドルを突破しました。現在は1923ドルと24時間で約3%高で、上げ幅を保ったまま買いが続いています。

現物ETFは8週間続いた流出が先週流入に転じ、14日も約5800万ドルが流入しました。モルガン・スタンレーがステーキング付きETFの届け出を更新するなど、機関の関心も戻りつつあります。1900ドルを固められるかが目先の目安です。

リップル、1.10ドル台を維持も出遅れ

XRP/USDT 1時間足チャート

リップル(XRP)も小幅に上昇しました。16日未明に一時1.1252ドルまで上げ、現在は1.12ドルと24時間で約1.5%高です。1.10ドル台は維持したものの、イーサリアムのような固有の買い材料はなく、上げ幅は3銘柄で最も控えめです。

資金の偏りはイーサリアムに向かっており、アルト全体の全面高には至っていません。まずはこの日の高値を再び上抜けるかが目安です。

PPIも予想外の低下、追加利上げ観測が一段と後退

きっかけは、15日夜に発表された6月の米PPIです。前月比マイナス0.3%と予想外の低下となり、前日のCPIと合わせてインフレの落ち着きを裏付けました。追加利上げの観測は一段と後退し、7月末のFOMCは据え置きが確実視されています。

ただし低下はガソリンなどエネルギー主導で、サービス価格は根強く、9月の利上げ観測は残ったままです。この追い風でもビットコインは上げを消し、イーサリアムだけが上げ幅を保ちました。ETF資金の回帰という需給の差が表れています。

FOMCと中東情勢、3銘柄の注目ライン

物価指標を通過し、当面の焦点は7月28-29日のFOMCと中東情勢です。利上げ見送りはほぼ織り込まれていますが、ウォーシュFRB議長はタカ派姿勢を崩していません。ホルムズ海峡を巡る緊迫と原油高が続けば、9月の利上げ観測が一段と強まりかねません。

注目ラインは、ビットコインが6万5000ドルの回復、イーサリアムが1900ドルの維持、リップルが1.12ドル台の定着です。

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