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メタプラネット、株価242円まで下落|CPI下振れでBTC6万5000ドルまで上昇するも逆行安

2026年7月15日 13:35  Arai Yu

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7月15日、メタプラネット(3350)の株価は始値253円と高く寄り付いた後に失速し、後場は242円前後と前日比−3円(−1.22%)で推移しています。前日夜に発表された米消費者物価指数(CPI)の下振れを受けてビットコイン(BTC)が6万4000ドルの節目を突破し6万5100ドルまで急伸したにもかかわらず、同社株はその追い風に乗れず逆行安となっています。

BTCは、これまで数週間にわたり上値を抑えてきた6万4000ドルの壁をようやく上抜けました。一方で、前日14日に+4.70%と大きく反発した後だけに、同社株は寄り付きの買いが続かず利益確定売りに押される展開です。日経平均が上昇する中でBTCの節目突破にも連動しきれず、株価がBTCに劣後する動きとなっています。

ビットコイン、6万5000ドルへ急反発|予想下回る6月CPIでリスクオン、地政学リスクを打ち消す

当日の値動き

14日は230円と安く寄り付いた後、前日の急落からの自律反発に買い戻しが加わり、高値248円まで上昇して終値245円(+4.70%)としっかりした反発で引けました。出来高は2573万株と膨らみ、下値の堅さが確認されました。夜間には米CPIの下振れを受けてBTCが6万4000ドルを突破し6万5100ドルまで水準を切り上げました。

15日はBTCの急伸を織り込んで253円と高く寄り付き、高値254円をつけましたが、上値では戻り待ちの売りに押され、安値239円まで下落しました。その後は242円前後で推移し、前場の出来高は約1018万株、PTSも241円と日中値に沿った水準です。BTCの節目突破という好材料にもかかわらず、高寄り後に上げ幅を失う弱さがみられました。

メタプラネット(3350)テクニカル分析

メタプラネット(3350)日足チャート

日足では7月1日の年初来安値192円から反発し、10日の高値262円から13日に急落した後、14日・15日は240円台での攻防となっています。15日は寄り付きで254円まで買われたものの上ヒゲを残して失速しており、10日高値262円が重い上値抵抗として意識されています。

3カ月リターンは−29.7%、1年リターンは−83.2%と長期の下降トレンドは継続しています。25日移動平均線近辺での推移が続いており、BTCが節目を突破しても株価が追随できていない点は、上値追いに慎重な地合いを示します。240円を維持できるか、あるいは急騰前の水準へ押し戻されるかが当面の焦点です。

メタプラネット(3350)1時間足チャート

1時間足では、15日寄り付きの253円を高値に上値を切り下げ、239円まで押される軟調な動きとなりました。BTCの上昇局面で高寄りした後に失速する典型的な「材料出尽くし」に近い形状です。

短期的には15日高値254円が上値レジスタンス、15日安値239円と14日安値229円がサポートとして意識されます。239円を維持できれば高値圏でのもみ合いにとどまる一方、割り込むと230円近辺までの調整が視野に入ります。

メタプラネットのビットコイン損益とmNAV

BTC保有量は4万3000BTC、平均取得単価は1533万1546円、取得総額は6593億円です。最新の買い増しは2026年6月30日付の2823BTCで、本日時点で新たな買い増し発表はありません。円建てBTC価格が1046万9291円まで上昇したことで、Bitcoin NAV(評価額)は4502億円、未実現損益は−2091億円(−31.7%)と前営業日(−2231億円・−33.8%)から含み損が縮小しました。

一方、企業価値ベースのmNAV(EV mNAV)は0.90倍と、株価がBTCの上昇に追随できなかったため小幅に低下しました。BTC価格の上昇でBitcoin NAVが膨らむ一方、株価下落で時価総額3088億円・企業価値4059億円が縮小し、両者の差であるディスカウントがむしろ再拡大した格好です。1株あたりNAV(希薄化前)は351.35円へ切り上がり、株価242円との乖離も広がりました。負債残高753億円と優先株残高236億円を合わせたレバレッジ比率は16.7%、BTCイールド(年初来)は+9.61%となっています。

今後の株価の焦点

短期的には15日安値239円と14日安値229円がサポート、15日高値254円と10日高値262円が上値レジスタンスとなります。239円を維持できれば高値圏でのもみ合いが続く一方、割り込むと230円近辺、さらに急騰前のレンジ上限だった229円を下回れば200円台前半までの調整が意識されます。

材料面では、BTCが突破した6万4000ドルを固められるかが最大の焦点です。米CPIの下振れで利下げ観測が強まったことは追い風ですが、短期的なショートスクイーズによる上昇の側面もあり、6万5000ドル台を維持できるかが試されます。米国の現物ETFフローや月末の米金融政策を巡る思惑も引き続き注目されます。

加えて、株価がBTCの上昇に追随できるかが焦点です。今回のようにBTCが節目を突破しても株価が逆行安となる場面が続けば、mNAVの1倍回復は遠のきます。BTC高が定着し株価が出遅れを取り戻すか、あるいは新たな買い増し材料が出るかが、ディスカウント縮小に向けた鍵となります。

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