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ビットコイン・イーサリアム・リップル下落|BTC5万8000ドル割れ、ETF最大流出が仮想通貨に重し

2026年7月1日 12:16  Arai Yu

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暗号資産(仮想通貨)市場は6月30日から7月1日午前にかけて下落し、6万ドルを挟んだ攻防が下放れとなりました。ビットコインは6月30日朝の6万400ドルを高値に水準を切り下げ、7月1日朝には5万8000ドルを割って一時5万7945ドルまで売られています。

24時間の下落率はビットコインが約1.6%と大きい一方、イーサリアムは約0.5%安、リップルは約0.6%安と下げが浅く、ビットコイン主導の下落となりました。

BTC、 6万ドル割れで5万8000ドル台まで下落|FRBタカ派と金利上昇で続落か

BTC、6万ドル攻防から下放れ、5万8000ドル割れの安値へ

BTC/USDT 1時間足チャート

ビットコインは6月30日朝に6万400ドルまで戻しましたが、買いが続かず、6月30日午後から下落を強めました。夜には5万9000ドルを割り込み、7月1日朝にかけて5万8000ドルも下抜けて、一時5万7945ドルまで売られています。

これは昨秋につけた安値ゾーンに近い水準で、6月25日の直近安値をわずかに下回った程度とみられます。現在は5万8800ドル台と24時間で約1.6%安です。6万ドルを回復できず水準を切り下げており、5万8000〜5万8500ドルを守れるかが目先の焦点です。

ETH、1551ドルまで下押し後に1580ドルへ

ETH/USDT 1時間足チャート

イーサリアムはビットコインより下げが浅く推移しました。6月30日朝に1626ドルを付けた後、6月30日夜に1551ドルまで下押ししましたが、その後は1580ドル前後へ持ち直しています。

現在は1580ドルと24時間で約0.5%安です。今回の下落はビットコイン固有の材料が主導したため、イーサリアムへの波及は限られました。1600ドルを回復できるかが次の節目です。

XRP、1.027ドルまで下げるも1.04ドル台を維持

XRP/USDT 1時間足チャート

リップルも崩れは限定的でした。6月30日朝に1.071ドルを付けた後、6月30日夜に1.027ドルまで下落しましたが、その後は1.04ドル台へ戻しています。

現在は1.041ドルと24時間で約0.6%安です。心理的節目の1ドルは維持しており、下値では押し目買いも入った形です。1.05ドルの回復が次の節目となります。

ETF最大流出とストラテジーの売却枠が、ビットコインの需給の重しに

今回の下放れの背景には、ビットコイン固有の需給悪化があります。米国の現物ビットコインETFは6月の純流出が約40.6億ドルと上場以来で最大となり、需給の重しとして意識されました。うちブラックロックのIBITが7割強を占め、年間の資金フローも初めてマイナスに転じたとされています。

加えて、下支え役だった米ストラテジーが6月29日、12.5億ドル規模のビットコイン売却枠を含む新たな資本方針を発表し、「積み立て一辺倒」からの転換で企業の買いの柱が後退したと受け止められています。

CryptoQuantなど一部の分析では、現物の買い手不在も指摘されています。いずれもビットコイン固有の材料であり、ビットコインが下落を主導し、イーサリアムやリップルが相対的に底堅い展開となりました。

今後の展望|イベント集中の週、3銘柄の注目ライン

7月1日は下期入りの初日で、当日は米ISM製造業指数やADP雇用報告、ウォーシュ新FRB議長のシントラでの講演が予定されています。翌7月2日には独立記念日(7月3日)の休場を控えて前倒しされた6月の米雇用統計が発表され、これを控えた様子見も上値を抑えています。

雇用が強ければ高金利の長期化観測が重しとなる一方、弱ければ利下げ観測の復活が支えとなりかねません。ETFの流出が7月入りで止まるかも焦点です。

注目ラインは、ビットコインが5万8000ドル台の維持と6万ドルの回復(割れれば5万5000ドル前後)、イーサリアムが1600ドルの回復と1550ドルの維持、リップルが1.05ドルの回復と1ドルの維持です。

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