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ジーキャッシュ、旧ウォレットの資金復旧が可能に|Sovrightが無料ツール「Argos」を公開

2026年7月1日 14:25  Arai Yu

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Zcash関連の新たな非営利組織Sovrightが、旧「ZecWallet Lite」に残されたZECを復旧できる無料ツール「Argos」を公開しました。対象は、旧ウォレットで生成された特定のshieldedアドレスに資金が残っているケースです。復旧には、利用者自身が当時のシードフレーズを保有していることが条件になります。

Zcash公式Xアカウントもこの公開を告知しました。これまで動かせなかった旧ウォレット資金に、再びアクセスできる道が開かれました。

旧ZecWallet Liteは、Zcashのプライバシー機能を使う利用者に広く使われてきたウォレットの一つです。一方で、特定のshieldedアドレスに残った資金については、ユーザーが助記詞を持っていても、そのままでは復旧が難しい状態が続いていました。

今回公開されたArgosは、その行き止まりを解消するための専用ツールです。Sovrightは、旧ZecWallet Liteに由来する一部のshielded資金について、シードフレーズ保有者が自力で復旧できるようにしたと案内しています。無料で提供される点も特徴です。

すべてのZcashウォレット残高が対象になるわけではありません。復旧できるのは、旧ZecWallet Liteで生成された特定のshieldedアドレスに残るZECに限られます。利用の前提も明確で、当時のシードフレーズを失っている場合は、この仕組みを使えません。

暗号資産(仮想通貨)のウォレットでは、シードフレーズが資産への最終的なアクセス権を握ります。今回のArgosも、その原則を崩すものではありません。第三者が資金を取り戻せるようにする救済策ではなく、あくまで正規の保有者が手元の助記詞を使って旧資金へ再接続するための手段です。

この点は、利用者保護の意味でも大きいです。ウォレット提供元の変更や旧ソフトの利用停止があっても、秘密鍵や助記詞を保持していれば資産管理を継続できるという、自己管理型ウォレットの基本が改めて示されました。

公開時期は2026年6月下旬ごろで、Zcash公式アカウントは「Until now. Sovright’s Argos ZEC recovery tool is live」としてツールの公開を伝えました。CoinGeckoのZEC関連ニュース欄でも、旧ZecWallet Liteに取り残された資金を回復するツールとして紹介されています。

Binance Squareに転載されたOdailyの記事では、Sovright執行董事会主席のMichelle Lai氏が、Argosは旧ZecWallet Lite利用者の資金復旧を支援するためのものだと説明しています。復旧可能額や対象ユーザー数、技術仕様の詳細は示されていませんが、今回の公開で明確になったのは、助記詞を持つ利用者に限って旧ウォレット資金へアクセスする具体的な手段が整ったことです。

参考元:binance

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