本日6月18日(木)午前3時に、米連邦公開市場委員会(FOMC)の政策金利が発表されます。あわせて午前3時30分からは、5月に就任したケビン・ウォルシュ新議長による初の記者会見が予定されています。
FOMCは米国の金融政策を決定する最重要会合として位置づけられており、その結果は株式市場や為替市場を通じてビットコイン価格にも大きな影響を与えやすい材料とされています。今回は政策金利の据え置きがほぼ確実視されている一方、新議長の初陣という点と、同時に公表される経済見通し(ドットプロット)に市場の関心が集まっています。
BTC、6万5000ドル台へ下落|FOMC結果前にリスク回避、建玉を圧縮し様子見強まる
FOMC(6月)の予想
| 日付 | 重要度 | 時刻 | イベント | 前回 | 予想 |
|---|---|---|---|---|---|
| 6/18(木) | ★★★ | 3:00 |
政策金利発表 FOMC声明 FOMC経済見通し FOMC記者会見(3:30) |
3.75% | 3.75% |
FOMC・ドットプロットとは
FOMCは、米国の中央銀行にあたるFRB(連邦準備制度理事会)が金融政策の方針を決定する会合です。政策金利の引き上げ・引き下げ・据え置きを通じて、景気やインフレのコントロールを図ります。
今回特に注目されているのが、声明と同時に公表される「ドットプロット(金利見通し分布図)」です。これはFOMCメンバー一人ひとりが、今後の適切な政策金利水準をどう見ているかを点で示したもので、年内の利下げ・利上げに対する委員会全体の姿勢を読み取る材料となります。市場では政策金利そのものの据え置きをほぼ織り込んでいるため、今回はこのドットプロットがどちらに傾くかが、発表後の値動きを左右する最大の焦点となっています。
加えて、今回はケビン・ウォルシュ新議長にとって初めてのFOMCとなります。新議長がインフレと雇用のバランスをどう語るか、会見でのトーンにも市場の注目が集まっています。
ビットコインへの影響
ハト派的な内容だった場合
ドットプロットが年内の利下げを示唆する、あるいはウォルシュ議長の会見が緩和的なトーンとなった場合、金利低下・ドル安への期待が高まります。
リスク資産への資金流入が意識され、ビットコインには上昇圧力がかかりやすくなります。
注目ライン:直近で上値抵抗として意識される6万7000ドルを上抜ければ、6万8500ドル、さらに7万ドルの大台回復が視野に入ってきます。
タカ派的な内容だった場合
ドットプロットが利上げ方向を示す、あるいは会見で根強いインフレ警戒が強調された場合、利下げ期待が一段と後退します。
金利上昇・ドル高を通じて、ビットコインには下押し圧力がかかりやすくなります。
注目ライン:6万4000ドル付近のサポートが意識され、ここを明確に割り込むと、6万ドル台前半への再下落リスクが高まります。
発表前に注目したいビットコインの現状とは
足元のビットコインは、FOMCを前に6万5000ドル台後半で様子見ムードが強まっています。
直近では、暗号資産(仮想通貨)市場にとって追い風となる材料も出てきています。米国とイランの紛争が収束に向かい原油価格が下落したことでインフレ圧力が和らぎつつあるほか、長く続いたビットコインETFからの資金流出が反転し、6月13日には約4週間ぶりの大きさとなる純流入を記録しました。さらに大口投資家による取引所からの資金引き出しも観測されており、売り圧力の後退を示すサインとして受け止められています。
こうした地合いの改善を背景に、市場は今回のFOMCを下値固めから上昇へ転じる契機として注目しています。ただし結果がタカ派的な内容となれば、足元の楽観が一転して調整を招く可能性もあるため、発表前後の値動きには十分な注意が必要です。
参考元:investing
画像:shutterstock
