5月26日のメタプラネット(3350)は、寄り付き直後から売り優勢の展開となり、午前10時前後には290円台前半まで水準を切り下げました。前日終値306円に対して約5%安の急落となり、出来高も寄り付きから1時間程度で前場の通常水準を大きく上回るペースで膨らんでいます。
ビットコイン(BTC)が7万6000ドル台後半で頭打ちとなるなか、EV mNAV倍率1倍割れの常態化を背景としたディスカウント売りが主導した格好です。
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当日の値動き

寄り付きは305円とほぼ前日終値水準でのスタートとなりましたが、開始直後から戻り売りに押されて値を消す展開となりました。午前9時台後半にかけて300円の節目を下抜けると下げ足を速め、10時前後には安値289円目前まで売り込まれました。
10時時点の出来高はすでに前日水準に迫る勢いで、需給悪化を伴う実質的な売りであることを示唆しています。前日は始値315円・高値315円・安値305円・終値306円と寄り天気味の展開で、その流れを引き継いだ形と言えます。
メタプラネット(3350)テクニカル分析

メタプラネット(3350)日足チャート
日足ベースでは300円の心理的節目を明確に下抜けたことで、テクニカル的なサポート喪失が確認されました。5月中旬以降は300円台前半でのレンジ相場が続いていましたが、レンジ下限を割り込んだことで短期的には284円が次の下値目処として意識されます。
25日移動平均線・75日移動平均線はいずれも上向きの勢いを失っており、短期トレンドは弱含みに転換しつつあるとみられます。
メタプラネット(3350)1時間足チャート

1時間足では寄り付きの305円が当日の高値となり、その後は陰線が連続する典型的な下落トレンドを形成しました。300円の節目割れがブレイクのトリガーとなり、290円付近まで一気に水準を切り下げています。
上値メドは寄り付き水準の305円、当面のレジスタンスとして直近高値圏の313から316円が機能するとみられます。下値は289円を割り込めば285円前後まで調整余地が拡大する可能性があります。
メタプラネットのビットコイン損益とmNAV
メタプラネットのBTC保有量は4万177BTC、平均取得単価は1551万5602円、取得総額は6234億円です。本記事執筆時点のBTC価格7万6638ドルを当てはめると、Bitcoin NAVは概算で約4892億円となり、未実現損益は約1342億円のマイナスとなります。
EV mNAV倍率は0.91倍と1倍割れが続いており、1株あたりNAV388.66円に対して株価291円は約25%のディスカウント水準です。BTCトレジャリープレミアムの剥落が常態化しており、株価がNAVに連動して上昇しにくい構造が定着しつつあります。
今後の株価の焦点
短期的な下値サポートは289円から284円、上値レジスタンスは305円から316円となります。
BTC価格が7万6000ドル台後半で頭打ちとなっている現状では、株価のリバウンドにはBTC側の地合い改善が前提条件となります。会社固有材料としては、追加のBTC買い増し発表や優先株関連の進展、Q2に向けたビットコイン・インカム事業の収益動向が次の注目点です。mNAV割れが続く間は、自社株買いやNAV還元策など株主還元面での新たな打ち手の有無も焦点となります。
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