こんにちは、コインパートナーです。5月25日週のビットコイン(BTC/USDT)相場分析と展望をお伝えしていきたいと思います。
先週のビットコイン(BTC/USDT)は、CLARITY法案の上院銀行委員会通過を受けた上昇が一服し、その後はETFからの資金流出や中東情勢の緊迫化による原油高を背景に売り圧力が強まりました。一時7万4000ドル付近の日足チャネル下限まで下落する場面がありましたが、週末にかけては反発し、現在は7万7000ドル付近で推移しています。
テクニカル的には、日足の短期MAがサポートとして機能するかが今週最大の注目ポイントです。一方で長期MAは依然として下向きであり、中長期の下落トレンドは継続中です。4時間足ではMAが密集してレジスタンスを形成しており、上値が重い展開が予想されます。今週は5月28日(木)にPCE物価指数とGDP改定値の同時発表が控えており、インフレ懸念が高まる中で結果次第では大きな価格変動が予想されます。
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ビットコインテクニカル分析
BTC/USDT日足チャート
日足チャートでは、昨年10月の史上最高値12万6000ドルからの下降トレンドが継続しています。長期移動平均線(200日MA)は依然として下向きに推移しており、中長期的なトレンドは下落方向を示唆しています。
注目すべきは、日足の短期MAがサポートとして機能するかどうかという点です。現在価格の7万7000ドル付近はちょうど短期MAが位置する価格帯であり、ここで反発できれば一定の底堅さが確認できます。
また、日足チャートでは上昇の平行チャネルを形成しており、先週はチャネル下限である7万4000ドル付近まで下落した後に反発しています。このチャネル下限が機能している間は、直近のサポートとして意識されます。
ただし、7万4000ドルのチャネル下限を明確に割り込んだ場合は、大きな下落に警戒が必要です。次のサポートとして意識される6万5000ドル付近まで下落余地が広がるシナリオも視野に入ります。
BTC/USDT4時間足チャート
4時間足では、各MA(移動平均線)が下落方向に推移しており、短期的な下落トレンドが継続しています。4時間足だけを見ると、さらなる下落が想定される形状です。
特に注目すべきは、7万7000ドル〜7万8000ドル付近でMAが密集しており、強いレジスタンスゾーンを形成している点です。現在価格はまさにこのMA密集帯に位置しており、ここを明確に上抜けできるかが今週の焦点となります。
RSIは56付近で推移しており、やや買われ気味ですが過熱感はありません。現状ではロングは8万ドル超えを確認してからでも遅くはなく、MA密集帯を抜けるまではショート優勢の地合いが継続すると見ています。
今週の注目指標
今週は5月25日(月)が米国メモリアルデーで市場休場となるため、実質的な取引は26日(火)からスタートします。週後半にFRBが最も重視するインフレ指標であるPCE物価指数が発表されるため、結果次第で大きな価格変動が予想されます。
5月28日(木)21:30(日本時間)
米国GDP(2026年第1四半期・改定値)
速報値では年率2.0%成長が報告されていますが、改定値で下方修正された場合はスタグフレーション懸念が強まり、リスク資産全般に売り圧力がかかる可能性があります。特にQ1のPCE物価指数が前期比年率4.5%と急上昇しており、「成長鈍化+インフレ加速」の組み合わせが確認されると、ビットコインにとってもネガティブな展開が予想されます。
PCE物価指数(4月・個人消費支出)
FRBが最も重視するインフレ指標であるPCE物価指数は、前回3月分が前年同月比2.4%でした。しかし、4月以降は中東情勢の緊迫化によるエネルギー価格高騰の影響が本格化しており、今回は大幅な上振れが警戒されています。フィラデルフィア連銀の専門家調査では、Q2のPCEインフレは4.5%に達するとの予測が出ています。
PCEが予想以上に上振れした場合、6月16〜17日のFOMCでの利下げ期待が後退し、ビットコインにとっては下落圧力となります。逆に予想を下回れば、利下げ期待の高まりからリスク資産全般が買われる展開もあり得ます。今週最大の注目イベントと言えるでしょう。
今週のエントリーポイント
今週は4時間足のMA密集帯(7万7000ドル〜7万8000ドル)を上抜けるか、跳ね返されるかが最大のポイントです。8万ドルを明確に超えるまではショート優勢の地合いが継続すると見ており、安易なロングは避けるべき局面です。
- エントリー:7万8000ドル付近のMA密集帯で反落を確認後、売り注文
- 利益確定:7万4000ドルで利確
- 損切り:8万500ドル上抜け定着で損切り
- エントリー:8万ドルを明確に上抜けて定着を確認後、押し目(7万9000ドル付近)で買い注文
- 利益確定:8万3000ドルで部分利確
- 損切り:7万7000ドル下抜けで損切り
なお、5月28日(木)のPCE・GDP発表前後は大きなボラティリティが予想されます。発表前にはポジションを縮小するか、ストップロスを必ず設定しておくことを推奨します。
注目ニュース&相場一言アドバイス
MA密集帯とは?
MA密集帯とは、複数の移動平均線が狭い価格帯に集まっている状態を指します。このような局面では、各MAが同時にレジスタンスまたはサポートとして機能するため、通常の単一MAよりも強い価格の壁となります。今回の4時間足では7万7000ドル〜7万8000ドル付近にMAが集中しており、ここを突破するには相当な買い圧力が必要です。逆にここを超えれば、一気に上方向への加速が見込めます。
チャネル下限の重要性
日足で形成されている下降並行チャネルの下限(7万4000ドル付近)は、テクニカル分析において非常に重要なサポートラインです。チャネル内で推移している限りは「想定内の下落」ですが、下限を割り込むと「チャネルブレイク」となり、下落が加速する可能性があります。先週この下限で反発したことで、現時点ではチャネルの信頼性が維持されていますが、今後再度テストした際に割れるかどうかは要警戒です。
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