2026年5月22日午前のメタプラネット(3350)は、前日比13円高(+4.22%)の321円で推移しています。前日21日に小幅高(+0.98%、終値308円)で引けた流れを受け、22日寄付き後にビットコインが7万6000ドルの節目を2度死守し7万7700ドル台まで戻したことが連れ高材料となりました。
EV mNAVが0.95倍まで切り下がっていたディスカウント水準も買い戻しを促し、出来高は11時半時点で1451万株となっています。
当日の値動き

21日は始値307円、高値314円、安値303円、終値308円と狭いレンジで方向感に乏しい展開でした。出来高は2657万株と落ち着き、決算後の調整局面で底固めを続けた格好です。22日は寄付き312円で始まり、ビットコインの反発を確認しながら上値を切り上げ、11時26分に高値322円を付けました。前場時点で売買代金は46億円と前日同時間帯を上回っており、買い意欲の戻りがうかがえます。
メタプラネット(3350)テクニカル分析

メタプラネット(3350)日足チャート
日足では4月下旬から続いた下落基調のなかで5月後半に300円前後でのもみ合いを形成しており、22日の上昇は短期サポートからの反発局面にあたります。
25日移動平均線(およそ326円)が上値レジスタンスとして意識されており、ここを明確に上抜けできるかが短期トレンド転換の分水嶺となりそうです。MACDはゼロライン下で下落幅が縮小しており、短期ダイバージェンスの兆しが見られます。

メタプラネット(3350)1時間足チャート
1時間足では、寄付き直後の312円から段階的に上値を切り上げる買い優勢の展開となりました。9〜10時台にかけて短期EMAを上抜けし、312円付近のサポートを確認しながら高値322円へ進行しています。直近の上値抵抗は5月19日に付けた327円付近で、ここを明確に上抜ければ次の節目330円台が視野に入ります。下値支持は本日始値312円が当面の目安です。
メタプラネットのビットコイン損益とmNAV
メタプラネットの保有量は4万177BTC、取得総額は6234億円、平均取得単価は1551万5602円です。22日午前時点のBitcoin NAVは4959億円、未実現損益は-1275億円(-20.5%)と含み損が続いていますが、ビットコイン反発によりNAV側も底入れの兆しが出始めています。
EV mNAVは0.95倍と1倍を下回り、企業価値(4725億円)が保有BTC価値(4959億円)を下回るディスカウント状態にあり、22日の買い戻しはこの歪みの是正を意識した動きとみられます。
負債残高473億円、優先株残高236億円とレバレッジ比率は9.5%にとどまり、財務面の余裕は維持されています。
今後の株価の焦点
短期的には、下値サポートとして本日始値312円、上値レジスタンスとしては25日移動平均線が位置する326円および5月19日高値327円が意識されます。
ビットコインが7万7000ドル台を維持しPCEデフレーターを波乱なく通過できれば、1株あたりNAV387.44円(希薄化前)への鞘寄せ余地が広がるため、mNAVディスカウント解消の動きが続くかが焦点となります。
一方でBTCが再び7万6000ドル割れを試す場面では、含み損拡大懸念から戻り売り圧力が強まりやすく、決算後の上値の重さを再確認する展開にも警戒が必要です。
