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ビットコイン・イーサリアム・リップル上値重い|ETH/BTC比率は年初来安値、ウォラー講演前で仮想通貨は警戒感

2026年5月22日 11:57  Arai Yu

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暗号資産(仮想通貨)市場は5月21日から22日朝にかけて、ビットコインが7万7000ドル台で底堅さを示す一方、イーサリアムとリップルは戻りに追随できず軟調な値動きとなりました。

ETH/BTC比率は年初来安値の0.027まで低下し、ビットコイン一強の構造がより鮮明化。本日予定されるウォラーFRB理事の経済見通し講演を控えた様子見ムードもあり、3銘柄ともに狭いレンジでの推移が続いています。

ビットコイン、7万7000ドル台で持ち直すも上値重い|FRB利下げ期待後退と本日ウォラー講演を警戒

ビットコイン、7万7000ドル台で底堅く 

BTC/USDT 1時間足チャート

ビットコインは5月18日に付けた直近安値7万6000ドル付近を再びテストすることなく切り返し、5月21日には7万7261ドル〜7万7401ドルの狭いレンジで推移しました。5月22日朝時点でも7万7500ドル前後で底堅さを維持しています。

米現物ビットコインETFの純流出が5月18日の6億4800万ドル規模から5月21日には7000万ドル規模まで急減し、売り圧力の一服が下値を支える格好です。BTCドミナンスは58〜60%台で高止まりしており、機関投資家のビットコイン選好が継続。一方で上値は8万ドル手前の節目が抵抗となっています。

イーサリアム、2116ドル前後で停滞

ETH/USDT 1時間足チャート

イーサリアムは2116ドル付近での膠着が続き、ビットコインの戻りに追随できない展開となりました。5月21日午前時点の現値は2116.35ドルで前日比-0.20%。最大の注目点はETH/BTC比率で、同日0.027まで低下し2026年に入ってからの最安値を更新しています。

イーサリアム現物ETFも流出基調が続いており、機関投資家の選好がビットコインに一段と集中している格好です。当面は2200ドル回復が反転の試金石となります。

リップル、1.37ドル台で軟調 

XRP/USDT 1時間足チャート

リップル(XRP)は1.377ドル付近で軟調な推移となり、24時間で-0.30%、週間ベースでは-6.20%と主要3銘柄の中でも下落幅が目立ちます。1.32〜1.45ドルのレンジ内で方向感を欠き、上値1.41〜1.48ドルのEMAクラスターを抜けられない状況が続いています。BTCの戻りにも追随できず、年初来でも下げが先行する展開となっています。

ETH/BTC安値更新が示すBTC一強構造

期間中の値動きの根底にあるのは、機関投資家のビットコインへの一極集中です。ETH/BTC比率の年初来安値更新とBTCドミナンス60%近辺での高止まりは、ビットコインスポットETFの先行と他暗号資産との流動性格差を反映しています。

これに加え、本日22日にはウォラーFRB理事がフランクフルトで経済見通しに関する講演を控えており、利下げ姿勢を巡る発言を見極めたい市場参加者の様子見姿勢が強まっています。デリバティブ市場でも新規ポジション構築が手控えられ、商いの細る展開が続いています。

次の焦点はウォラー講演とアルトの自律反発余地

市場が直近で確認するのは、本日のウォラー講演における物価・利下げ姿勢に関する文言です。あわせて6月16-17日に開催されるWarsh新議長下での初FOMCも控えており、金融政策スタンスの方向感が固まるまでは方向感の出にくい地合いが続く見通しです。

アルトの自律反発余地としては、ETHが2200ドル回復、XRPが1.41〜1.48ドルが目安。BTCは8万ドル奪回が本格的な戻り相場移行の試金石となります。

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