こんにちは、コインパートナーです。5月18日週のビットコイン(BTC/USDT)相場分析と展望をお伝えしていきたいと思います。
先週のビットコイン(BTC/USDT)は、8万2000ドル付近から大きく下落し、一時7万7000ドル付近まで急落する展開となりました。日足では200日移動平均線(200MA)付近まで押し込まれた形となっており、ここが強力なサポートとして機能するかが最大の焦点です。一方で、4時間足では200MAを明確に下抜けており、テクニカル的な弱さが際立っています。
日足と4時間足でテクニカルシグナルが異なる「方向感の分かれる」局面であり、エントリーは慎重に行いたいところです。今週は5月21日(水)にFOMC議事録(パウエル前議長最後の会合分)の公表が予定されており、先週就任したばかりのケビン・ウォーシュ新議長の下で金融政策がどう変わるのか、市場の注目が集まっています。議事録の内容次第で大きな価格変動が発生する可能性があるため、ポジション管理には十分注意しましょう。
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ビットコインテクニカル分析
BTC/USDT日足チャート
日足チャートでは、ビットコインは200日移動平均線(200MA)付近まで下落し、綺麗に押し目を作る形となっています。200MAは長期トレンドの方向性を示す重要な指標であり、ここでしっかりサポートされるかどうかが今週最大の注目ポイントです。
注目すべきは、現在の価格帯(7万7000ドル付近)に短期MAが密集している点です。複数のMAが集まるゾーンは強力なサポート・レジスタンスとして機能しやすく、ここから反発できれば8万ドル〜8万2000ドル付近への回帰が期待できます。
一方で、200MAを明確に下抜けた場合は、次のサポートとなる7万6000ドル付近の水平ラインが意識されます。さらにその下には6万5000ドル付近の強力なサポートが控えていますが、まずは200MA付近での反応を見極めることが最優先です。
BTC/USDT4時間足チャート
4時間足では、200MAを下抜けて推移しており、中期的なテクニカルの弱さが顕著です。200MAの下抜けは、トレンド転換のシグナルとして非常に重要であり、この動きが「騙し」で終わるかどうかが今後の展開を左右します。
上昇並行チャネルの中で推移しているものの、チャネル内での位置は下半分にまで押し込まれています。200MAを回復できずにこのまま下落が継続した場合、チャネル下限の7万4000ドル付近までの下落が視野に入ります。
4時間足RSIは35〜38付近と、売られすぎゾーンに接近しています。短期的な反発が起きやすい水準ではありますが、200MA下抜けの事実は重く、反発しても200MA(7万8500ドル付近)がレジスタンスに転換する可能性が高いと見ています。
総合的に見ると、日足では200MA付近でのサポートが期待される一方で、4時間足では200MA下抜けにより弱気シグナルが点灯しています。日足と4時間足で方向感が異なるため、明確な方向性が出るまではエントリーを慎重に行う必要があります。
今週の注目指標
今週はパウエル前議長最後のFOMC議事録公表が最大の注目イベントです。また、ケビン・ウォーシュ新FRB議長の就任により、今後の金融政策の方向性に市場の関心が高まっています。
5月21日(水)3:00(日本時間)
FOMC議事録(4月28-29日会合分)
今回公表されるFOMC議事録は、パウエル前議長が主導した最後のFOMC会合の記録です。4月の会合ではFF金利の誘導目標を3.50〜3.75%に据え置く決定がなされましたが、注目は3名のFOMCメンバーが反対票を投じたという異例の事態です。反対メンバーは声明文中の「次の動きは利下げ」と示唆する文言に異議を唱えたとされており、議事録でその議論の詳細が明らかになります。
ケビン・ウォーシュ新議長は5月13日に上院で54対45の僅差で承認され、5月15日に正式就任しました。ウォーシュ氏は利下げに前向きとされる一方、4月の卸売物価指数(PPI)が前年比6%上昇するなどインフレ圧力が根強く、利下げの余地は限定的との見方もあります。議事録の内容がタカ派的であればビットコインには売り圧力、ハト派的であれば買い材料となる可能性があります。
5月22日(木)21:30(日本時間)
新規失業保険申請件数
前回は22万2000件でしたが、今回の市場予想は21万8000件と改善が見込まれています。労働市場の堅調さが確認されれば、FRBが利下げを急ぐ必要がないとの見方が強まり、ドル高・ビットコイン安の圧力となる可能性があります。
今週の理想の注文ポイント
今週は日足と4時間足でテクニカルシグナルが異なるため、方向性が明確になるまでは無理なエントリーを避け、確認してからのポジション構築が有効です。特にFOMC議事録公表前後は急激な値動きに警戒が必要です。
- エントリー:4時間足200MA付近(7万8500ドル〜7万9000ドル)への反発後、上抜け失敗を確認して売り
- 利益確定:7万4000ドル付近で利確
- 損切り:8万ドルを明確に上抜けで損切り
- エントリー:日足200MA付近(7万6000ドル〜7万7000ドル)での反発を確認後、押し目買い
- 利益確定:直近高値超え8万4000ドル付近で利確
- 損切り:7万5000ドルを明確に下抜けで損切り
相場一言アドバイス
日足と4時間足の矛盾をどう読み解くか
今週のように日足では押し目買いポイントに見えるのに、4時間足では弱気シグナルが出ているケースは珍しくありません。このような場合、上位足(日足)のトレンドを優先しつつ、下位足(4時間足)でエントリータイミングを計るのが教科書的なアプローチです。具体的には、4時間足で200MAを再度上抜けるタイミングを待ってからロングを検討するのが、リスクを抑えた戦略となります。逆に日足200MAを割り込んだ場合は、4時間足の弱気シグナルが正しかったことになりますので、素直にショート方向で検討しましょう。
新FRB議長就任と市場への影響
5月15日にケビン・ウォーシュ氏が第17代FRB議長に就任しました。トランプ大統領は利下げを強く求めていますが、インフレ率が依然として2%目標を大きく上回る中、ウォーシュ新議長がすぐに利下げに踏み切ることは困難と見られています。6月16〜17日に予定されているウォーシュ議長初のFOMC会合まで、市場は新体制の方針を読み解こうと神経質な展開が続く可能性があります。ビットコインにとっては、利下げ期待が膨らめば上昇要因、利上げ観測が強まれば下落要因となるため、FRB関連のニュースには引き続き注意が必要です。
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