CMEグループは5月14日、暗号資産(仮想通貨)7銘柄で構成する「Nasdaq CME Crypto Index Futures」を2026年6月8日に開始すると発表しました。規制当局の最終承認が前提で、契約はマイクロとスタンダードの2種類で、いずれも現金決済です。
対象となる指数はBTC、ETH、SOL、XRP、ADA、LINK、XLMを時価総額加重で組み入れます。単一銘柄の先物ではなく、市場全体に近い値動きをまとめて取引できる商品として、機関投資家の暗号資産エクスポージャー拡大につながる可能性があります。
7銘柄をまとめて取引できる指数先物の仕組み
新たに始まる指数先物は、Nasdaq CME Crypto US Settlement Price Indexを参照し、現物の受け渡しを伴わない現金決済型として設計されました。取引単位の異なるマイクロ契約とスタンダード契約を用意し、小口から大口まで同じ指数にアクセスできる形にしています。
構成銘柄は、暗号資産市場で取引高の大きい7銘柄です。BTCとETHに加え、SOL、XRP、ADA、LINK、XLMを組み入れ、時価総額に応じて比率を調整します。これにより、1つの銘柄の値動きに賭ける商品ではなく、暗号資産市場の主要部分を束ねたバスケットとして機能します。
CMEが扱ってきた暗号資産先物は、これまでBTCやETHなど個別銘柄が中心でした。今回の商品は、時価総額加重型の暗号資産指数先物として初めての位置付けとなり、機関投資家にとっては個別銘柄を一つずつ組み合わせる手間を減らしながら、より広い市場へのエクスポージャーやヘッジを取りやすくします。
CMEの暗号資産商品グローバル責任者ジョバンニ・ビオシオ氏は、顧客に対し、規制された環境でコスト効率が高く利便性のある方法で暗号資産市場全体をヘッジ、または取得する手段を提供すると説明しました。Nasdaqのインデックス商品マネジメント責任者ショーン・ワッサーマン氏も、投資家参加の拡大に伴い、他の資産クラス並みのガバナンスと透明性を備えた市場全体のベンチマーク需要が高まっているとしています。
参考元:CoinDesk
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