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ビットコイン・イーサリアム・リップル下落|CPI上振れでBTC8万ドル割れ、仮想通貨市場は急落

2026年5月13日 11:50  Arai Yu

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5月12日からの暗号資産市場は、米4月消費者物価指数(CPI)発表を控えた様子見ムードのなかで始まりました。ビットコイン(BTC)は期間序盤に8万2000ドル付近まで切り返したものの、200日移動平均線に跳ね返される展開となり、上値の重さが意識されていました。

潮目が変わったのは5月12日21時30分発表のCPIです。総合・コア指数がそろって市場予想を上振れし、インフレ再加速懸念が浮上。米長期金利上昇とドル高を通じてリスクオフが広がり、BTC・ETH・XRPの主要3銘柄は同時に下落しました。

ビットコイン、一時7万9800ドル付近まで下落

BTC/USDT 1時間足チャート

BTCは期間序盤に8万2000ドル前後を試したものの、200日線に阻まれて反落。CPI発表直後には売りが加速し、一時7万9800ドル付近まで下押しされました。

その後はニューヨーク午後にかけて押し目買いが入り、5月13日午前時点で8万1000ドル台まで持ち直しています。上値は8万2000ドルの200日線、下値は8万ドルが当面の節目となります。

イーサリアム、2300ドル割れまで急落

ETH/USDT 1時間足チャート

ETHは期間序盤の2400ドル付近からじり安となり、CPI上振れを受けて主要アルトコインのなかでもとりわけ売りが膨らみました。サポートだった2300ドルを下抜け、2274ドル付近まで急落しています。

その後はBTCの反発に追随し、2290ドル台まで戻していますが、2300ドル回復は果たせていません。短期的には2300ドル奪回が分岐点として意識されます。

リップル、1.50ドルの壁に跳ね返され1.43ドル台まで下落

XRP/USDT 1時間足チャート

リップル(XRP)は期間序盤に1.49ドル近辺まで上昇し、節目の1.50ドルを試したものの跳ね返されました。CPI後はリスクオフの波及で1.43ドル台まで下押しされ、高値からの下落率は約3%に達しています。

足元では1.45ドル付近まで戻していますが、24時間ベースでは1%弱のマイナスです。上値は1.50ドル、下値は1.43ドルおよび1.40ドルが当面のサポートとなります。

米4月CPI上振れでFed利下げ後ずれ観測が再燃

期間序盤の市場は、5月15日に控えるFed議長交代と、後任候補Kevin Warsh氏のハト派寄りの姿勢を期待材料に底堅さを維持していました。BTCが8万2000ドルを試す動きも、この期待が下支えとなっていた面が大きいといえます。

しかし5月12日の米4月CPIは、総合が前年比3.8%(予想3.7%)、コアが同2.8%(予想2.7%)と揃って上振れ。前月比でも総合0.6%、コア0.4%と高めの伸びを示し、Fed利下げ後ずれ観測が一気に強まりました。米長期金利上昇とドル高を通じ、暗号資産への売り圧力が拡大する展開となりました。

13日のPPIと米中首脳会談が次の試金石

直近では、5月13日21時30分発表の米4月生産者物価指数(PPI)が次のインフレ確認材料となります。これに続きPPIも上振れすれば、利下げ後ずれ観測がさらに強まる可能性があります。また5月14日から15日には北京で米中首脳会談が予定されており、関税・通商を巡る発言にも注目が集まります。

価格面では、BTCは8万2000ドルの200日線突破、ETHは2300ドル奪回、XRPは1.50ドル突破がそれぞれ短期的な上昇継続のカギを握る展開となりそうです。

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