2026年3月30日、メタプラネット(3350)の株価は、前営業日比5円安の299円で前場の取引を終えました。
中東情勢の緊迫化に伴う原油高や、景気悪化とインフレが同時に進むこと(スタグフレーション)への懸念を背景に、日経平均株価が一時2800円超下落する歴史的な急落を記録しました。
この市場全体のリスクオフムードに加え、ビットコイン(BTC)価格が1カ月ぶりの低水準に沈んだ複合的な要因が、同社の株価を強く圧迫する展開となりました。
当日の値動き

前週末を挟んだ週明け30日の取引は、地合いの悪化を受けて前営業日終値を下回る292円で寄り付きました。寄り付き直後から売りが先行し、午前中には一時287円まで下落する場面が見られました。
その後は日経平均の下げ渋りやビットコイン価格の底堅さもあり、押し目買いが入り301円まで反発しましたが、上値は重く299円で前場の取引を終えています。
出来高は前場のみで1708万2800株と、前営業日1日分の1561万2600株を上回る活発な商いとなりました。
メタプラネット(3350)テクニカル分析

メタプラネット(3350)日足チャート
日足チャートを確認すると、昨年12月末の高値をピークに下落トレンドが継続しています。
直近では3月初旬に300円を割り込んだ後、400円付近まで反発する動きを見せましたが、再び押し戻される展開となっています。
移動平均線は下向きで推移しており、上値の重さが意識される形状です。
MACDなどのオシレーター系指標も弱気シグナルを示しており、本格的なトレンド転換には時間を要する可能性があります。

メタプラネット(3350)1時間足チャート
1時間足チャートでは、寄り付きの窓開け下落後に形成された287円付近が目先の強いサポートラインとして機能しています。
一方で、300円台に乗せた直後に売り圧力が強まる傾向が見られ、300円〜305円のゾーンがレジスタンスとして上値を抑え込んでいます。
短期的な反発局面では、このレジスタンス帯を明確に上抜けできるかが焦点となります。
メタプラネットのビットコイン損益とmNAV
メタプラネットのビットコイン保有量は現在3万5102 BTCとなっており、平均取得コストは1BTCあたり10万7607ドルです。
現在のBTC価格水準に基づくBTC NAV(純資産価値)は約23.5億ドルに達しています。未実現損益は約-14.2億ドルとなっているものの、mNAVは0.93倍です。
これは、現在の株価が同社の保有するビットコインの純資産価値を下回る「ディスカウント状態」にあることを示しています。
今後の株価の焦点
今後の株価は、下値サポートとして機能している287円〜290円の維持が最重要課題となります。上値については、心理的節目の300円および前営業日終値の304円を回復できるかが注目されます。
マクロ環境では、中東情勢の行方や原油価格の動向、それに伴うスタグフレーション懸念が引き続き市場全体の重しとなる可能性があります。
また、ビットコイン価格の反発や、今夏に提供開始が予定されている「メタプラネットカード」などの個別材料が、株価の底上げに寄与するかどうかが焦点となります。
