2026年3月27日(金)、メタプラネット(3350)の株価は、前日比-5円(-1.62%)となる304円で後場の取引を推移しています。
イラン情勢の緊迫化に伴う原油高や、四半期に一度のメジャーSQ算出が重なったことでビットコイン(BTC)価格が急落し、同社の株価も連れ安となる展開が続いています。
マクロ経済の不確実性が仮想通貨市場全体に波圧をかけ、同社株の重荷となっています。
当日の値動き

3月27日のメタプラネット株は、前日終値309円を下回る305円で寄り付きました。
朝方には一時302円まで下落する場面も見られましたが、その後は300円台前半でのもみ合いが続いており、日中高値は309円にとどまっています。
株価下落の主因は、保有資産であるビットコイン価格の大幅な下落です。
BTCはイランと米国の和平交渉難航による中東リスクの再燃や原油価格の上昇、さらにはデリバティブ市場のメジャーSQに向けたポジション整理の売りが重なり、一時約50万円幅の急落を見せました。
このBTCの軟調な値動きに引きずられる形で、メタプラネット株も売りが優勢な一日となっています。
メタプラネット(3350)テクニカル分析

メタプラネット(3350)日足チャート
日足チャートでは、3月16日の大型資金調達発表後に形成した上昇トレンドラインを割り込み、下落基調が鮮明になりつつあります。直近高値の341円から徐々に上値を切り下げる展開が続いており、27日の値動きで300円の心理的節目に接近しています。
日足MACDはマイナス圏での推移が続いており、下落圧力が優勢な地合いです。
日足中期HMA(ハル移動平均線)が位置する300円付近を下値サポートとして機能させることができるかが、トレンド転換を阻止するための重要な防衛ラインとなります。

メタプラネット(3350)1時間足チャート
1時間足チャートを見ると、前日午後からの下落モメンタムが27日も継続しています。
MACDはデッドクロスを形成したまま推移しており、反発の兆しは限定的です。
302円で一旦の下げ止まりを見せたものの、上値は309円付近で重く、戻り売りに押される展開となっています。
短期的には、1時間足の短期・中期HMAがいずれも下向きとなっており、300円〜310円の狭いレンジでの方向感を探る動きが続くとみられます。
メタプラネットのビットコイン損益とmNAV
同社の最新のビットコイン保有量は3万5102 BTCで、BTC NAV(純資産価値)は約3840億円となっています。
BTC価格が1090万円台まで下落した影響で、株価が純資産価値に対してどう評価されているかを示すmNAVは0.93倍まで低下しました。これは、市場が同社の株式を実質的なBTC保有価値以下のディスカウント水準で評価していることを意味します。
また、未実現損益は-1757億円に拡大しており、平均取得単価(約1594万円)と現在の市場価格との乖離が意識されやすい状況です。
一方で、BTC評価額に対する負債比率は0.12倍と極めて低い水準を維持しており、財務面の安定性は保たれています。
今後の株価の焦点
目先の下値サポートは心理的節目の300円、これを割り込んだ場合は年初来安値圏が意識される可能性があります。上値レジスタンスは前日終値の309円および310円台半ばとなります。
今後の最大の注目材料は、マクロ経済要因に左右されているビットコイン価格の底打ち時期です。中東の地政学リスクや原油価格の動向が落ち着き、メジャーSQ通過後にBTCが反発基調に転じれば、mNAV0.93倍という割安感が意識され、買い戻しが入る可能性があります。
一方で、マクロ環境の不透明感が長引きBTCの下落トレンドが継続する場合は、同社株も上値の重い展開が続くことが予想されます。
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