こんにちは、コインパートナーです。11月25日週のビットコイン(BTC/USDT)相場分析と展望をお伝えしていきたいと思います。
先週のビットコイン(BTC/USDT)は11月21日に一時81,000ドル付近まで急落しました。月初には110,000ドル付近で推移していたことを考えると、わずか3週間で約30%もの下落を見せたことになります。この急落の背景には、10月下旬のFRBのタカ派転換があります。パウエル議長が「12月利下げは既定路線ではない」と発言したことで、利下げ期待が後退しリスク資産であるビットコインから資金が流出しました。
しかし11月21日、ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁が「近い将来にさらなる政策調整の余地がある」とハト派発言をしたことで、市場センチメントが一変。 12月の利下げ確率は約68%まで上昇し、 ビットコインは81,000ドル付近から反発を見せ、現在は現在87,000〜88,000ドル付近で推移しています。
テクニカル的には日足RSIが30付近と売られすぎ水準に位置しており、短期的な反発が期待できる局面です。ただし、中期的なトレンドは依然として下降トレンドにあるため、戻り売りを基本戦略として考えていく必要があります。
今週は11月26日(水)に米国 PCEデフレータ(10月)が発表予定であり、FRBの利下げ判断に影響を与える重要指標として注目が集まっています。また、11月27日(木)は米国の感謝祭(サンクスギビング)で市場が休場となるため、取引量の低下による価格変動の拡大にも警戒が必要です。
ビットコインテクニカル分析
BTC/USDT4時間足チャート

BTC/USDT日足チャート

テクニカル分析
BTC/USDT 日足チャート
日足チャートでは、10月の高値126,000ドルから明確な下降トレンドが形成されています。200日移動平均線は106,000ドル付近、50日移動平均線は100,000ドル付近に位置しており、現在価格はいずれのMAも下回っている状態です。これはテクニカル的に弱気シグナルであり、戻り売りの優位性を示唆しています。RSIは30と売られすぎ水準に位置しており一時的な反発が見込めますが、短長期MAが覆い被さる形での下落は続くと見ています。
今週の注目すべきラインは81,000ドルのサポートラインです。先週の急落時にこのラインで一旦反発を見せましたが、このサポートを割り込むと75,000ドル付近までの下落が視野に入ってきます。75,000ドルは今年4月の安値74,400ドルに近い水準であり、ここまで下落すると本格的な調整局面入りとなる可能性があります。
BTC/USDT 4時間足チャート
4時間足では、25MAが上向きに転じてきておりRSIは50を超えていることから一時的な反発上昇が続く可能性を示唆しています。また、下落の並行チャネルを一時的に下回り81,000ドルをつけた後に並行チャネル内に戻す動きが見られます。チャネル中央ラインの90,000ドル付近までの反発は見込めますが、9万ドル台では売り圧力が強まることが予想されます。
ロング戦略を本格的に検討するためには、最低でも100,000ドルの回復が必要です。100,000ドルを明確に上抜けし、定着が確認できてからロングを検討しても遅くはありません。
今週の注目指標
11月25日(火)22:30
米国 生産者物価指数(PPI)(10月)
PPIは前月比0.3%の予想(前回-0.1%)です。PPIはCPIに先行する傾向があり、インフレ動向を占う上で重要な指標です。予想を上回るインフレが示されれば利下げ期待後退でビットコインには逆風となります。
11月26日(水)22:30
米国 PCEデフレータ(10月)
PCEデフレータはFRBが最も重視するインフレ指標です。9月のPCEはコアで2.91%となっており、FRBの目標である2%を上回る水準で推移しています。 今回の結果がインフレ鈍化を示せば12月FOMCでの利下げ期待がさらに高まり、ビットコインにとってはプラス材料となります。逆に予想を上回るインフレが示された場合、現在68%まで上昇している利下げ確率が後退し、さらなる下落リスクがあります。
11月27日(木)
米国 感謝祭(サンクスギビング)休場
米国市場が休場となるため、機関投資家の取引が減少し薄商いとなります。流動性が低下する中では、少ない注文でも価格が大きく動く可能性があり、急激な価格変動には注意が必要です。
今週の注目の注文ポイントについて解説します。
- エントリー95,000USDT売り注文
- 部分利益89,000USDTで部分利確
- 利益確定85,500USDTでぜn利確
- 損切り100,000USDT上定着で損切り
- エントリー82,000USDT買い注文
- 利益確定90,000USDTで利確
- 損切り80,000USDT下定着で損切り
相場一言アドバイス
FRBの金融政策とビットコインの関係を理解しよう
今回の相場で改めて浮き彫りになったのは、ビットコインとFRBの金融政策との密接な関係です。ハト派的なFRB(利下げ方向)は流動性を高め、ビットコインやアルトコインの価格を押し上げる傾向があります。一方、利下げが見送られると、ボラティリティが高まり市場が不安定になりやすくなります。
なぜこのような関係があるのでしょうか?利下げが行われると、債券などの安全資産の利回りが低下するため、投資家はより高いリターンを求めてビットコインのようなリスク資産に資金を振り向けます。また、金利低下はドル安を招きやすく、ドル建てのビットコインは相対的に魅力が増します。
実際、2020年3月にFRBが政策金利をほぼゼロに引き下げ、大規模な量的緩和を実施した際、ビットコインは1万ドル以下から2021年に過去最高値を更新するまで大きく上昇しました。
今週発表されるPCEデフレータの結果は、12月FOMCでの利下げ判断に直結します。インフレが予想通りに鈍化すれば利下げ期待が高まりビットコインにはプラス、逆にインフレが根強ければ利下げ見送りでさらなる下落リスクとなります。
テクニカル分析だけでなく、こうしたマクロ経済の動向にも目を配ることで、より精度の高いトレード判断が可能になります。FOMC関連のニュースには常にアンテナを張っておきましょう。
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