Ripio Credit Networkとは

Ripio Credit Network (RCN)とは、スマートコントラクトとブロックチェーンを利用したクレジット機能に透明性と信用をもたらすプロトコルで、システム内で使われる独自のトークンも同じ名前を持ちます。債権者や債務者がどこにいてもどのような通貨を使っていても利用でき、従来の仲買による手数料を必要としないため債務者と債権者の双方に利益があります。また共同署名人をおくことで債権者のリスクが著しく高い現在の債務システムに比べ債務不履行の際に回収する方法が増えます。Ripio Credit Networkは既存のどのシステムよりも優れた、新たなクレジットシステムの構築を目指しています!英語ですが、Ripio Credit Networkの仕組みを説明した動画があります。

 

コインパートナー独自のICOを選ぶ基準!

・トークンセールの座組は適切か。

(会社が持ちすぎてないか、キャップはあるかなどなど)

・買うための手続きが難しい

・上場時に買いと売りの注文どちらが多そうか

・上場後に価格が上がっていくロジックはあるか

上場直後に値が上がった!

ICOの人気が高い

Ripioのトークンセールは2017年10月17日~11月5日に行われ、121,300 ETH分のRCNトークンを売り切りました。ICOの中にはプレセールなどでボーナスを付与することで購入を促進させるものもありますが、Ripioには全トークンセール期間を通してボーナスがありませんでした。そのうえでプレセール・トークンセールの両方でハードキャップに到達できたのはRipioの人気を表したものでした。その結果、プレセールでRCNを入手できなかったトレーダーによる買いが増え上場直後には価格がありました。

実績がある

RipioはTim Draper, DCG, Pantera Capitalなど複数のVCから2013年から、最近では2017年の4月に出資を受けてきました。VCが出資するうえで様々な厳しい審査を行うわけですが(デューデリジェンス)それをいくつも突破しているということはその会社が信頼を置けることを表します。また、Ripioは TechCrunch Disrupt Battlefield New York 2016のファイナリストであり、その実績も人気の原因の一つでしょう。ホワイトペーパーも何頁にもわたって詳細に書かれているため、今後にも期待が膨らみます

 

長期的に価格が上がるかも!

計画がスケールしやすい!

Ripioはラテンアメリカをターゲットにしていますが、その多くが口座を持ちません。暗号資産(仮想通貨)が普及していけばよりこのシステムが受け入れやすいものとなり多大な人口をもとにプロジェクトは活発化するでしょう

またRipioは2013年から始まったプロジェクトであり、ホワイトペーパーがよく練られていて現実的なプロジェクトです。全世界で使える便利な機能であり今後スケールしていく可能性は大いにあります!!

Ripio Credit Networkのプロジェクト概要

プロジェクト概要

Ripio とはスペイン語で「砂利」を意味します。砂利が新たな道を作るように、Ripioがクレジット界に新たな道を作ろうという意味でつけられました。Ripio Credit Networkの目標は、65%以上の人々が口座を持っていないラテンアメリカにおいて、支払い方法としてクレジット機能を提供することです。

従来のクレジットシステムでは、債務者と債権者が貸し借りを行う上で厳しい審査や規制があったり、口座を持っていない人はいっさい参加ができないなど、様々な弊害がありました。インターネットの導入によりピアtoピアの貸し借りが可能になりコストの削減には至りましたが、それでもクレジット機能は債権者のリスクが高い不公平なものでした。Ripio Credit Networkを使えばブロックチェーンとスマートコントラクトを利用し世界中でクレジット機能を公平に行えます。

債務者と債権者を独自のRCNトークンでつなぐことにより、どこでもあらゆる通貨を借りることができるのです。

例えば、Aさんが1万円を借りたいとします。AさんはRipio Credit Networkのウォレットプロバイダーに1万円を借りるリクエストを送ります。ウォレットプロバイダーはブロックチェーン上にスマートコントラクトを記入しRipio Credit Network上にあげます。そのスマートコントラクトは①個人情報の認証 ②返済の現実性の評価 ③両替レートの確認 ④債権者と同じ地域の共同署名人による署名・評価 の4つの工程を通ります。一方で、債権者は貸すRCNトークンの額と貸す相手の条件を記入した貸注文を出します。その貸注文の中にAさんが条件を満たすものがあれば取引は成立します。債権者のRCNトークンはウォレットプロバイダーのもとに送られ、ウォレットプロバイダーがRCNトークンを日本円に両替し、Aさんは1万円を借りることができるのです。

従来の銀行を通したクレジット機能に比べ、手数料があまりかからないため、債権者にとっても債務者にとっても有益なシステムです。

 

債務者 –ウォレットプロバイダーを通してお金を借りるリクエストを行います。借りたお金は自分の国の通貨で受け取れます。返済は同じく自国の通貨で行い、借りたときと逆の手順を踏みます。

ウォレットプロバイダー – (i)ローンの具体的な内容を決める (ii) クレジットエクスチェンジを介して債権者からお金を預かる (iii) 預かったお金を債務者に送る スマートコントラクトを制作する役割があります。

スコアリングエージェント– 各債務者の評価を付けます。

オラクル–債務額が何RCN相当なのかを計算します。

ID認証者– 債務者の本人認証を行います。

共同署名者– 保証人としての役割を果たし、債務不履行の場合はお金の回収を行います。

クレジットエクスチェンジ –ウォレットプロバイダーが制作したスマートコントラクトをもとに債務者のリクエストと債権者の注文をマッチングします。

債権者 – クレジットエクスチェンジを介してお金を貸します。債権者は、債務不履行の際に共同署名人が負担する額を0~100%で設定します。設定額がでかいほど、共同署名者の利子の取り分が高くなります。また、返済の際はRCN

トークンか自国の通貨化を選ぶことができます。

 

各役職になるにはそれぞれ別々のプロセスを必要とします。ウォレットプロバイダーなど、多くの役職は初期はRipioの運営が行いますが、時期にユーザーによって担わられるようになります。

 

開発状況

Ripio Credit Netwokは、2013年に BitPagos としてアルゼンチンで設立され,ラテンアメリカ初のビットコインによる支払いができるプラットフォームを生み出しました。商業用にビットコインによる決済サービスを確立したのち、一年を経て、ユーザーが何千ものサイトでビットコインを送る・受け取る・貯める・法定通貨で買う・売って法定通貨を得ることができ、オンラインで決済ができるデジタルウォレットを作るプロジェクトRupioを始めました。Ripioは 2016年にTechCrunch Disrupt Battlefield New York 2016のファイナリストとなりました。2017年には BitPagosはRipioと名前を変えました。6つのVCから$600万以上の融資を受け10万以上のユーザーを持ちラテンアメリカでは大きな知名度を持っています。

また、2017年10月~11月にはICOを行い121,300 ETH分のRCNトークンを売り切りました。

現在Android板のアプリがリリースされています。

GooglePlayでRepioのアプリをダウンロード!

 

トークン設計

  • プロジェクト名: Ripio Credit Network
  • トークン名: RCN
  • ホームページ: https://ripiocredit.network/
  • ホワイトペーパー: https://ripiocredit.network/wp/RCN%20Whitepaper%20ENG.pdf
  • ハードキャップ: 127,500 ETH (総発行量の51%にあたり、残りの15%がインセンティブに、34%が運営とパートナーに分配されます。)
  • レート: 1 ETH = 4,000 RCN
  • 時価総額: およそ$7400万
  • ERC20トークンである。
  • トークンセール開催期間:2017年10月17日~11月5日(ボーナスなし)

RCNトークンは 債権者が貸すお金 ②役職が仕事を行った時の報酬 として支払わられます。具体的に説明していきましょう。ID認証者は、債務者の本人認証を行うことでRCNトークンを得ることができます。スコアリングエージェントは、債務者の情報を提供したり評価付けを行ったときにRCNトークンを得ることができます。共同署名人は、債務者の保証人になることで利子の一部をRCNトークンで得ることができます。債務者がクレジットエクスチェンジの表示するスマートコントラクトを承諾すると、オラクルのレートの基づいて、債権者がリクエストした額相当のRCNがクレジットエクスチェンジを通じ債権者からウォレットプロバイダーに送られます。最後にウォレットプロバイダーがRCNトークンを債務者の現地の法定通貨に両替し債務者に渡されることで取引が完了します。

つまり、債権者とその他の役職はRCNトークンを利用する一方で、債権者は法定通貨のみに関与するのです。これにより、 Ripio Credit Networkで借りることはとても簡単になります。

 

類似ICO、暗号資産(仮想通貨)は?

似たようなICOとしてETHlendがあります。Ethlendも同様にスマートコントラクトとブロックチェーンを利用するクレジットシステムですが、債務者と債権者の間には一切の工程を含みません。共同署名者などが存在しない代わりにENSドメインが担保として存在し債務不履行のリスクを抑えています。ETHlendのプレセールはすでに終了していて、2017年11月からトークンセールが始まります。

詳しくはETHlendのホームページをご覧ください。

ETHlendのホームページをみる

 

今後のロードマップ

2017年12月

  • フルスケールで完成する
  • より高度なスマートコントラクト、RCNインターフェース、SDKの導入

2018年4月

  • Ripio Credit Networを実装する。

 

Ripio Credit Networkのプロジェクトメンバー

Ripio は12人で構成されます。2013年の発足当初はブロックチェーンの会社であり、ブロックチェーン開発において類まれた経験があります。

現CEOであるSebastian Serranoはかつてウエブ&モバイル開発をおこなうdevsArという会社のCEOでした。Ripioの主要メンバーの一部はその時の同僚です。

RipioのアドバイザーにはSergio Demian Lerner(RSKの創始者)や Juan Llanos、Jeff Stewartがいます。

市場でのRipio Credit Networkの評価

Twitter

日本においてもそれなりの知名度を有しているようで、上場に反応する声もありました。

また、イーサデルタとICOの時期がかぶっていてそれに関する声もありました。

Reddit

 上場をきっかけに多くの注目を集めているようで、多くのコメントが見られました。上場のスピードに期待を寄せる声がありました。

The RCN token was quickly listed on a number of exchanges. Bittrex, Binance, Huobi That is the highest speed ever. I think that the RCN token is a reliable token.
The possibility of receiving a huge loan is very high. It is a reliable token.

Source: Reddit

一方で、ICOの開始時刻がおくれたことなど、システム面で不安を覚える声も複数ありました。

This team is so unprofessional. 40 minutes after the token sale was suppose to begin and they still haven't post the contract address. I advice anyone thinking about participating to strongly reconsider that

Source: Reddit

 

Ripio Credit Networkのメリット

需要の多い市場に目をつけている

Ripioはまずアルゼンチン、次にラテンアメリカ、最終的に世界中にへと普及させる計画を立てています。ラテンアメリカは6億人弱といいう破壊的な人口を抱えていますが、全人口の65%が口座を持っていないためお金を借りることもできません。また、ラテンアメリカにはちゃんとした政府が存在していない国も多く、強烈なインフレがおきることも少なくありません。そのため法定通貨に影響されない暗号資産(仮想通貨)は広い認知度と支持を受けています。Ripioがアルゼンチンの会社であることもあり、全く知らない土地でサービスを展開するほかのICOに比べ現実的かつ効果的なプロジェクトであるといえるでしょう!

 

法定通貨が暗号資産(仮想通貨)を使わずに借りられる!

Ripioでは金銭のやり取りに独自のRCNトークンを利用しますが、お金を借りる債務者はRCNトークンに接することなく、自国の通貨を受け取ることができます。RCNのやりとりは水面下で行われるため、お金を借りることは簡単にできるのです!この利便性は多くのユーザー流入につながるでしょう!

Ripio Credit Networkのデメリット

工程が多い

お金が債権者から債務者にわたる過程において共同署名者、ウォレットプロバイダーなど多くの工程で多くの人の貢献を必要とします。一定数のユーザーがRipioを使うようになり使い続けなければうまく貸し借りが成立しなくなる可能性があります。

 

法定通貨への交換が困難

新しい技術であり既存の法定通貨への依存がみられる多くの銀行は、いまだ暗号資産(仮想通貨)の取り扱いをしていないです。共同署名者の利益としては利子でもらえるRCNトークンですが、それを現地の法定通貨に換金できなければ共同署名者に利益はなくRipioのシステムは成り立たないのです。

 

Ripio Credit Networkの入手方法

取引所で買う

現在Bittrex、 Binance、EtherDelta、Huobiで取り扱っています。ビットコイン、イーサリアム、バイナンスコインで購入することができます。おすすめは手数料が格安のBinanceです!

また今後はウォレットプロバイダーになるなどしてトークンを得ることができるはずですが、現在はまだ不明です。

 

Binanceを使ってみる!

 

2017年7月の設立以降、驚異的なスピードで成長する暗号資産(仮想通貨)取引所Binance。どんな取引所?今後は大丈夫?メリットデメリットと登録方法、使い方は?この記事を読めばBinanceに関する知識はバッチリ!

 

Ripio Credit Networkまとめ

Ripio Credit Networkはブロックチェーンを利用して現金でのクレジット機能をもたらす画期的なサービスです!今後世の中に大きな影響を与える可能性もあります!楽しみですね!

Ripioのホームページを見る!