インドのコダック・マヒンドラ銀行がxCurrentの採用を発表!国際送金サービスの向上を目指して銀行が動く

コダック・マヒンドラ銀行がリップルのネットワークxCurrentを採用

ムンバイに本社をおく、インドの民間銀行であるコタック・マヒンドラ銀行​は、リップルのエンタープライズネットワークであるRippleNetとの提携を発表し、即時に国際送金を行えるようなシステムの構築を目指します。Kotak Mahindra​は公式のプレスリリースを行い、サンフランシスコに拠点を置くリップルのブロックチェーン技術の中でもxCurrentという決済ソリューションを活用して国際取引のスピードを早める計画を立てていることを明らかにしました。これまでは通常国際取引には数日間を要しましたが、xCurrentを導入することで送金時間がわずか数分しかかからないようになります。さらにはコストも従来と比べてかなりやすくなる予定で、銀行の同顧客にとってはかなり魅力的なアップグレードとなっています。

Kotak Mahindra銀行の最高デジタル責任者であるDeepak Sharma​氏は以下のようにコメントしました。

私たちは顧客のための銀行業務を簡素化し、より強化するために新技術を導入することを決定しました。xCurrentは全てのトランザクションをチェックし、ブロックチェーンを利用して顧客により透明かつ効率的な国際支払いサービスを提供できるようにします。さらに、リップルネットに加わることで銀行外のメンバーとも繋がり、決済ネットワークをよりグローバルに拡大していくことができるのです。

現状、国際的に資金を送入金する市場は新興市場に近いもので、依然として取引速度が非常に遅いという問題がありますが、リップルのxCurrentはこの問題を解決できる可能性を秘めています。

この問題に関してリップルの南アジアマネージングディレクターであるNavin Gupta​氏は次のように述べています。

支払い速度が遅いのは国際的な問題であり、特に定期的に海外へ低額の送金を行う人々にとっては深刻な問題です。そんな中、コタック・マヒンドラ​銀行はxCurrentを利用することで、ネットワーク内部での送金システムを徐々に改善することができます。そして同銀行がリップルネットワークの他のメンバーと繋がり、国際送金サービスをさらに拡大することを期待しています。

xCurrentはクロスボーダー取引の質を向上させようと試みる国際金融機関によって利用されており、その数は25を超えています。その中で有名な機関としては、イギリスのサンタンデール銀行が挙げられます。

また、今回リップルがインドでの事業を拡大しようとした理由としては、同国は2017年に約690億ドルもの資金を国内に流入し、近年では世界最大の送金受領先となっているからです。この背景を受けてリップルは国の金融中心地であるムンバイに支社を設立しました。さらに、このニュースが発表されるよりも前に、リップルは3つのインド大手銀行が国際取引のためにリップルネットワークの利用を計画していると発表しており、今後もインド国内でリップルが存在感を増していくのではないかと考えられます。

ポジティブなニュースが続いているリップルですが、その有用性については疑問の声が未だに残っているのも事実です。今年の6月初めにリップルは自社技術の大規模な導入にあたっていくつかの深刻な問題に直面しました。またウエスタンユニオン国際送金サービスはリップルの先進技術の1つであるxRapidと提携しましたが、テスト後に取引効率が悪化したということがありました。

ビットコイン、イーサリアムに続いて世界で3番目に時価総額の高い仮想通貨であるにも関わらず、XRPはセキュリティーの観点から大手取引所のCoinbaseには上場していません。リップルはCoinbaseに上場を直々に嘆願しており、CEOであるBrad Garlinghous​氏は今年6月にニューヨークで開催されたFuture of Fintechに置いてリップルの有用性に関するプレゼンテーションを行いました。今後も同社は自社の革新的ソリューションが世界的に利用されるように、さらなる開発を続けていくことでしょう。

コインオタクの見解

6月に入って価格が伸び悩んでいるリップルですが、コダック・マヒンドラをはじめとして世界各国で提携のニュースが出ていることから、リップルネットワークには信頼をおいている企業が多いと考えられます。

このことに関連して、Garlinghous​氏は​Future of Fintech​において「RippleはXRPとは異なる」という発言を行なっています。つまり、リップルにおいてネットワークと通貨の価値は全く別の尺度で測られることをCEOが直々に発言しています。そのためチャート上では不調に見えますが、利用例が多いことからも決して悪い状態にはないということが分かるでしょう。

XRPの方もCoinbaseに上場したならば復調する可能性も十分にあり、リップルの今後には目が離せません。