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ビットコイン・イーサリアム・リップル反発|イラン情勢再燃、仮想通貨市場は6週ぶり安値圏

2026年6月1日 12:30  6月1日 12:50  Arai Yu

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5月31日から6月1日にかけての暗号資産市場は、米・イラン情勢の再燃を背景にリスク回避の売りが先行しました。両国による攻撃の応酬で停戦の枠組みに不透明感が広がり、原油相場の上振れ観測とともに、株式をはじめとするリスク資産全般に重しがかかる地合いとなりました。

ビットコインは6週間ぶりの安値圏まで水準を切り下げ、イーサリアムやリップルもこれに連動して上値の重い展開となりました。

ビットコイン、7万4000ドルで上値重い展開、ETF連続流出と米金利高止まりが戻りを阻む

ビットコイン、6週ぶり安値の7万2500ドルまで下落

ビットコインは期間を通じて売りが先行し、6週間ぶりの安値となる7万2500ドル付近まで下落しました。停戦合意の実効性に対する疑念が強まったことで、リスク資産を手控える動きが広がり、節目の7万3000ドルを割り込む場面も意識されました。

その後は週末の薄商いのなかで下げ渋り、7万3000ドル台を回復する流れとなりました。直近では7万3711ドル前後で推移し、当日の値動きは7万3186ドルから7万3857ドルのレンジに収まっています。上値では7万5000ドルの回復が次の焦点となり、ここを明確に上抜けられるかが反発の本格化を見極めるうえでの分岐点として意識されています。

イーサリアム、一時2000ドル割れまで下落

イーサリアムもビットコインと歩調を合わせ、リスク回避の流れのなかで一時1992ドル付近まで水準を切り下げました。地政学リスクの高まりを受けて上値が重く、節目の2000ドルを下回る場面もみられました。

ただ、安値圏では買い戻しが入り、直近では2010ドル前後まで持ち直しています。当日のレンジは1992ドルから2014ドルと値幅は限定的で、2000ドル台を回復したことで下値の堅さも意識されつつあります。引き続きビットコインの値動きに連動しやすく、市場全体のリスクセンチメントの改善が上昇の前提となりそうです。

リップル、1.32ドルまで下落

リップルも同様に売りが先行し、期間中は一時1.3207ドルまで下落しました。米・イラン情勢を巡る警戒感が重しとなり、他の主要銘柄と連れ安となる展開でした。

その後は安値圏で下げ渋り、直近では1.3292ドル近辺まで戻しています。当日の値動きは1.3207ドルから1.3376ドルのレンジで推移しており、1.32ドル台での底堅さがうかがえます。リップルは独自材料に乏しいなかでも他銘柄との連動性が高く、当面は市場全体の地合い次第の展開が続くとみられます。

IAEAの兵器級ウラン報告と攻撃応酬で中東情勢が再燃

期間中の市場では、米・イラン間の停戦が維持されるかどうかが最大の関心事となっていました。両国は互いの攻撃を停戦の枠組み内と位置づける一方で、イラン側はこれを合意違反と非難し、革命防衛隊(IRGC)はいかなる違反に対しても報復する構えを示すなど、緊張がくすぶる状況が続いていました。

こうしたなか、5月31日には国際原子力機関(IAEA)が、イランが過去最大規模の兵器級に近い濃縮ウランを保有していると報告したと伝わりました。攻撃の応酬と相まって停戦の実効性への疑念が一段と強まり、ホルムズ海峡を巡る供給懸念から原油相場の上振れ観測も浮上。インフレ再燃への警戒とあわせて、暗号資産を含むリスク資産全般を手控える材料として意識されました。

焦点は米PCEと停戦協議、BTC7万5000ドル回復が試金石

今後は、FRBが重視するインフレ指標であるPCE(個人消費支出)をはじめとする米物価関連データが焦点となります。インフレ圧力の強弱は利下げ期待の行方を左右し、リスク資産の地合いに直結するため、市場の関心が集まりそうです。

あわせて、米・イラン間の停戦協議の進展と原油相場の動向も引き続き注視されます。価格面では、ビットコインが7万5000ドルを回復できるか、イーサリアムが2000ドル台を維持できるか、リップルが1.32ドル台を固められるかが、それぞれ次の節目として意識されます。

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